「ブログを始めたいけど、何を書いたらいいのか分からない」という意見をよく耳にします。
今までは「何か書きたいことがあるからブログで発信する」という人が多かったように思いますが、最近は副業としてブログを選択する人も増えてきて、ブログジャンルの選択に悩んでいるという人も多いようです。
お金を稼ぎたいなら高単価のジャンルに挑戦してみるというのも1つですが、ライバルが強すぎて稼げずに折れてしまう人も多そうなので、高単価だからと言って自分が得意でもないジャンルに挑戦するのもナンセンスではないかと。
そこで私は「自分の経験発信ブログ/地域密着型ブログ/子育て・育児ブログ」の3つをおすすめします。
以下でその理由を書いていきますので、もし興味が出たら参考にしてもらえると嬉しいです。
自分の経験(自分コンテンツ)は唯一無二の武器
例えば私の例で言えば、最終学歴は「高専中退」です。
高専を中退して、何年かアルバイトをしながらパチンコ・パチスロで生計を立て、そこから陸上自衛隊に入隊し、職業訓練校に入校して、ビル管理会社に入社しました。
現在はビルメンの仕事をしながらブログ・アフィリエイトで生計を立てており、強めの体臭と太めの体型に悩んでいます。
彼女はいますが、お互いの年齢や交際年数を考えても、そろそろプロポーズしなきゃいけない空気を感じているものの、将来の不安で一歩を踏み出せずにいる30代男性です。
ハッキリ言って、人に誇れることなんか1つもないですし、誰もが「こんな人間にはなりたくない」と思う対象のような負け組ですが、これがブログでは武器になります。
これらの経験の1つ1つが、いわば「インプット無しでも発信できる情報」です。わざわざ調べる必要がなく、自分の身体1つで情報を発信できるコンテンツなんです。
- 高専中退→中退した理由
- アルバイト経験→楽しかったこと、キツかったこと
- パチンコ・パチスロ→勝つ為の方法
- 陸上自衛隊→寮生活や訓練について
- 職業訓練校→何が学べるか
- ビル管理会社→仕事内容、お給料
- 体臭、体型→悩みを解決するためにやっていること
- 彼女→プレゼント、ケンカの内容、恋愛の悩み
あなたにも、あなたしか持っていないコンテンツが必ずあります。特に「これまでの人生での失敗や後悔」とか「自分のコンプレックス」は、絶対に発信すべきです。
あなたの失敗や後悔は、誰かの参考になります。あなたのコンプレックスは、同じように悩んでいる誰かの共感を呼びます。
大したことじゃない人間ほど、強くなれる可能性を持っているのがブログ・アフィリエイトと言っても過言ではありません。
私は強めの体臭と太っちょ体型に悩んでますが、これを改善するためにやってきた努力や苦悩を発信すれば、ただお金を稼ぎたい人が書いた記事よりも読者の胸を打つ自信がありますから。
地域のラーメン屋さん、名所、おすすめスポットは鉄板
個人的に熱いと思っているのが地域ネタです。これ、出不精の人には向かないですけど、営業周りで外出の機会が多い人とかは絶対にやった方がいいです。
大きなお祭りとなると企業が検索上位を占めているケースも少なくないですが、まだまだ個人の情報の方が需要があるように思います。
例えばラーメン屋さんなんかは、もう絶対にやった方がいいです。大体上位に出てくるのは、食べログとか地元誌を持つ企業サイトでしょうから。
食べログって人気があるみたいですが、私はあまり見ません。見にくいし、不特定多数の人がそれぞれの基準で好き勝手に点数を付けているので、ノイズが多すぎるんですよね。
それに地元誌のサイトや企業サイトは、結局「そのお店の人が見ることを考えて、当たり障りのないことを書く」ので、忖度せずに自分の意見をズバッと書ける個人ブログは強いです。
私はラーメンが好きなので、地元のラーメン屋さんを巡って食レポのようなカタチで記事を書いており、似たような味の感覚を持っている読者が固定ユーザーになってくれています。
ラーメン屋さんでなくても、美味しい定食屋さんなんて見つけるのが難しいですし、ファミレスなどの情報でも「このお店のこのメニューが美味しい!」とか「このお店なら小さい子がいてもOK!」等の情報があれば、助かる読者は大勢いますよ。
あとは正月、ゴールデンウィーク、お盆などの長期休みにアクセスが増えそうな名所を特集してもいいでしょうし、地元民しかしらない名所を紹介するのもOKです。
私は別のブログで「地元の滝特集/虫取りに最適なスポット/花火が見える穴場」なんかの記事も書きましたが、恐らくあなたが思っているよりも収益が出ていると思います。
「滝なんて誰が見に行くねん!」って思うじゃないですか?毎年暑い時期になると一定のアクセスがあって、その読者がまた別の地元記事を読んだりもしてくれるので、実は非常に美味しいです。ぜひお試しあれ。
子育て・育児ブログは宝の山
もしあなたに子供がいるなら、子育て・育児で困ったことの解決策を発信すれば、それだけで有益なコンテンツとなるでしょう。
私には子供がいないので、残念ながらこのジャンルには参戦してないのですが、食べ物にしても虫よけスプレーにしても何にしても「小さい子供でも安心です」の一言には、相当な威力があると思っています。
よく「ブログは資産だ!」なんて言われていますが、実際にはメンテナンスが必要で、左団扇で暮らすとはいかない人が大半です。
それでも子育て・育児のジャンルは、間違いなくロングテール(廃れにくいジャンル)なので、子供がいるなら絶対に書きましょう。
いい大人が初めての経験を山ほどすることになるので、先輩お父さん・先輩お母さんの声を参考にしたがる人が多いと思います。
初めてのお風呂、イヤイヤ期、気を遣った食事、あやすためのアイテム…。
保育園や幼稚園に上がったら「お遊戯会を撮影するのに〇〇を買ったのでレビューします」でもいいですし、小学校までいったらもうネタの宝庫でしょう。
子供と一緒に見に行った映画やイベントを紹介するのもおすすめです。
ブログテーマは「狭く、深く」がおすすめ
1つのブログでも大きな軸は3つまで
あくまで私の体感と実経験に基づく考察ですが、もし「ブログを収益化したい/効率良く稼ぎたい」という気持ちが根底にあるなら、1つのブログのテーマは3つまでに絞った方がいいと思います。
浅く広くで多くの人に読まれるブログって、発信する人に興味を持たれている場合がほとんどのような気がするんですよね。
例えば芸能人やタレントさんなんかは、大した情報を出さなくたって「〇〇買って使ってみたら良かったよ~」と発信するだけで、バカ売れしたりします。
私たち一般人にはそこまでの発信力はないので、深く掘り下げた情報で勝負するのが得策と言えるでしょう。
ただでさえ最近は、権威性やら専門性が評価されるようになってきたと言われていますし、本当かどうかは分かりませんが「あんまり取り扱っているカテゴリーを増やしても、Googleから高い評価を得られない」なんて話も聞こえてくるので、1つのブログであまり手を広げ過ぎないことをおすすめします。
特化ブログは関連記事が読まれやすい
私がブログを始めた当初は「雑記」からスタートしました。ジャンルを選ばずに次々と書きたい記事を書いていくスタイルです。
1日2記事くらいのペースで500記事くらいになった時に、自分のブログを見つめ直してみたら「ゲーム関連の記事がたくさん読まれている」ということを知りました。
「このブログのアクセスを支えているのはゲーム関連の記事の読者なのに、ゲームの記事の前後に美容系の記事があるのっていかがなものだろう…」と思い、ゲーム関連の記事だけ別のブログに移したんですね。
そしたら記事を移しただけなのに、当初のアクセスよりも倍近くに増えて、その後に投稿する記事も高く評価されるようになったような気がしました。
恐らく「専門性が高くなったと判断されたんじゃないか」と思っており、その根拠については、Googleが日本語を判別できるとは到底思えないので「読者の人が関連記事を読んでくれることで離脱率が下がり、回遊率が高くなったことが良い方向に影響したのではないか」と思っています。
最後に
さすがに1つのテーマでブログを作るとなると、ネタ切れを起こしてしまったりして、ブログそのものの継続が難しくなってしまう可能性があるので、まず最初は「3つのテーマに絞ってのブログ運営」をおすすめします。
その際は「経験/地域/育児」の3本が特におすすめですが、ダイエット記事とグルメ記事を並べるのもどうかと思うので、そのあたりはちゃんと考えて運営しましょう。
また、ブログを書くということに自信が無く「3つなんかに絞ったら継続が難しい」という場合は、私のように好き勝手書いて伸びた記事だけ別ブログに移すという方法でもいいと思います。
最初から計画的にやるのとは違って、稼げるようになるまでちょっと回り道になる可能性はありますけど、失敗はブログのネタになりますから、失敗を恐れずに色々と挑戦してみてください。