Googleアップデートが起きるわけ|フロリダアップデート2の所感

2019年の3月12日頃から始まったと言われているGoogleのアップデートですが、巷ではどうやら「フロリダアップデート2」と命名されているようですね。

これまでにもパンダアップデートやらペンギンアップデートなどの様々なアップデートが行われており、ここにきてフロリダアップデート2ですか…(ちなみに軽く調べてみたらフロリダアップデート1もしっかりありました)。

 

一応、私が所有しているサイトブログ群の順位変動もようやく落ち着いたようなので、今回は私の実体験を踏まえて感じたフロリダアップデート2の所感と、初心者の方に向けて「Googleは、なぜ定期的なアップデートを起こすのか」について簡単にご説明したいと思います。

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Googleが定期的にアップデートを引き起こす理由

大型アップデート=シャッフルタイム

なぜGoogleが定期的にアップデートを引き起こすのかについてですが、個人的には「神経衰弱のシャッフルみたいなもの」だと思っています。

企業レベルでアフィリエイトに取り組んでいるアフィリエイターというのは、人海戦術にも似た方法でコンテンツを作ってくることも少なくないので、膨大な作業量の中から「もしかしてこれで上位表示できるんじゃね?」と気付くことがあります。

 

もちろん気付くまでには数ヶ月かかるわけですが、それに気付いた人間は同様の方法で検証も兼ねてコンテンツを量産してくるでしょう。

これがいわゆる「Google攻略法」に近いものだと思います。神経衰弱で言うところの「とりあえずカードを取らずに、全部の場所を把握しようとする」という作業ですね。

Googleはこれを嫌っていて、定期的にアルゴリズムを変えながらも「振り落としきれなかった裏技的なテクニックで上位表示させているコンテンツ」を、大型アップデートで一気にふっ飛ばしているんじゃないかというのが私の見解です。

 

大型アップデートで上がったサイトは評価されたサイト?

大型アップデートが来ると片方では歓喜の声が上がり、もう一方では落胆の渦が広がっているという光景がよく見られますが、喜んでいる人の中に「ユーザーファーストで取り組んできたことが報われた!」という人が出てきます。

もちろんこの方はユーザーファーストを念頭にアフィリエイトに取り組んできた方だと思うのですが、どう考えても「落ちたサイトがユーザーファーストじゃかったというわけじゃないし、今回上がったからと言ってコンテンツが評価されたとも言い難いんじゃないか」というのが私の考えです。

 

私は2018年夏の大型アップデートで、ほぼ被弾せずに健康食品系のサイトが残ってくれたので「上位表示されていたサイト群が沈む→自分のサイトが残って上位表示される」という状況になって一時的に美味しい思いもしました。

しかしコンテンツが良かったとは思わず、どちらかと言うと「コンテンツが悪いと判断されてしまったサイト群に巻き込まれる形で一部の良質なコンテンツも吹っ飛んでいった」と考え、私の所有するブログサイトの何が良かったかと聞かれれば「運」という身も蓋もない回答になってしまうような気がします。

 

コンテンツの良し悪しは二の次

健康アップデートに関しては、まぁYMYL(お金や健康に関するジャンル)で嘘や間違いが蔓延すると実質的な被害を受ける人が出てくるということで、コンテンツの良し悪しに限らず「誰が書いたか分からないようなものは一切評価しない!」という非常に分かりやすいものでした。

そして2019年3月のフロリダアップデート2ですが、本当にコンテンツの良し悪しで変動したように思えますか?

 

私が頻繁にチェックをしていた単一キーワードでも常に上位表示していたアフィリエイトサイトの幾つかも、残念ながら今回のアップデートで吹っ飛んで行きましたが、個人的には実際の写真や使用感なんかも細かくレビューしていて、どこのサイトよりも見やすくてユーザービリティも高いサイトだと思っていました。

それらのサイトたちが飛ばされたという事例を見ても、コンテンツの良し悪しなんてものは二の次で、Googleの真意としては「攻略されつつあったSEO要素をシャッフルした」のではないかと思っています。

 

フロリダアップデート2の所感

変動期間がとにかく長かった

自信に例えると分かりやすいですが、大型変動があった後の細かい動きも非常に多く、落ち着くまで時間的にも非常に長かったアップデートだという印象です。

なんなら2週間経った今でも「まだ変動するんじゃないか?」くらいの気持ちがあります。

いっそのこと一瞬で思い切り圏外に飛ばしてくれれば諦めも付くのですが、行ったり来たりを繰り返して1ページ目~2ページ目くらいから50位くらいに落ちたということも多く、正直言ってどうすれば良いか分からないということも少なくありません。

 

公式サイトに次いでAmazon、楽天が上位表示されるようになった

もともと公式サイトは権威性という面で評価されるようになったのか、一昔前と比べて随分強くなったというイメージがありましたが、今回のアップデートでAmazonと楽天が本当に強くなりましたね。

アフィリエイトを利用して知名度を上げようとしている商品はたくさんあるのですが、それらの商品の公式ページがどんなアフィリエイターたちの記事よりも上位表示されているというのが現状のような気がします。

 

個人的に思うのは「商品名でググっても公式サイトとAmazonや楽天しか表示されないのであれば、Googleは使わずに別の検索ツールを使う」という人が増えるんじゃないかと。

ちなみにBingの検索結果には2019年3月現在、Amazonとか楽天があまり表示されないので、これを機にBingが流行ってくれないかなぁと淡い期待をしています。

 

私自身のフロリダアップデート2の被害状況

順位は少しダウン、売り上げは大幅ダウンという感じ

私の場合は何でもない時に飛ばされるということが多くて、いわゆる「みんなが騒いでいるアップデートの前に既に飛ばされている」ということが多かったので、今回は良い悪いは別にして貴重な体験をしました。

アップデートが来たと言われてちょっと経ってから落ち、そのあと行ったり来たりを繰り返して幾つかのサイト群は少しダウン、多くのサイト群はかなりダウンという感じです。

今まで単一キーワードでトップにいたページが、Amazonや楽天の色んなページに抜かされてちょっと順位を下げたというパターンも多く、いずれにしても「この順位じゃ100位以下と比べても大して変わらないよなぁ」という位置に行ったパターンばかりですね。

<<Googleアップデートの影響で大きく順位変動した時の正しい対処法|果報は寝て待てとはまさにこのこと

 

今後やるべきこと

これまで上位表示していたのに、Amazonや楽天に抜かれて2ページ目に下がってしまったサイトについては、ちょっとコンテンツを入れ直したりリライトして様子見をする予定です。

50位前後まで落ちてしまった系のサイトは、もう飛ぶの覚悟で被リンクを当ててみようと思っています(1週間に1本くらいのペースで既に当てています)。

 

ここ1週間~2週間でリスティング広告も増えたような気がするので、やはり大きく被害を受けたアフィリエイターは本当に多いんだと思いました。…が、やることは一緒です。

どうせまた半年後か1年後にはまたアップデートがくるんですから、それまでに上位表示しやすい道を探して稼ぎきるというだけですね(まぁ稼げないかもしれませんが)。

 

最後に

私の場合はもともとの売り上げがそんなに高くなかったので被害額としてはそこまで高くはないのですが、収益の柱にしていた商標サイトが商標キーワードで軒並み下がりました。

そのせいで「順位こそ大幅にダウンはしていないけど、とにかく成約しないしクリックされない」という生殺しの状態になっています。

実際にその商品を使用してみた生の声を掲載しているオリジナルコンテンツなので、本当にその商品を購入しようかどうか悩んでいる人にとっては良質なコンテンツじゃないかと思っていたのですが…。

とりあえず今日もひらすら記事を書きます。現場からは以上です。