私がアフィリエイトでそこそこ稼げるんじゃないかと思い始めたきっかけは「商標アフィリエイト」でした。
案件終了などのリスクがありながらも、特に文章が上手である必要もなく、そこまで深い戦略性を練っていなくても、上位表示が出来れば売れるというのが強みです。
ただし、最近は健康アップデートなどがあり、商標に関してもジャンルを選ばないと難しいのかなと思い始めてきました。
一方で、やはり健康食品や美容商品の案件は非常に豊富なので「ここで戦えれば数撃ちゃ当たる戦法有効なのに…」と考える人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、あくまで推測の域を出ませんが「副作用とか成分などの専門性の高いキーワードは、書かない方がサイトにとってプラスだったりしない?」というテーマで進めていきたいと思います。
商標アフィリエイトの具体的なやり方
全ては上記の記事に書いていますが、基本的には「取り扱いたい商品を決め、その商品の情報や疑問点をありとあらゆる二語キーワードにして、そこから大量の記事を生み出す」というのがセオリーです。
キーワード系のツールを使ってもいいですし、実際にGoogleやヤフーに商標名を入れて、虫眼鏡キーワードとして出てきたサジェストを使ってもいいでしょう。
※サジェスト(虫眼鏡キーワード)というのは、上記画像みたいなやつのことです。
アフィリエイトの手法には正解がない
アクセスの無いゴミ記事は無い方がいい?
本当かどうかは分かりませんが、過去に「アクセスを生まないゴミ記事は削除した方が、ブログ全体のパワーアップに繋がる」という手法を囁く人がいました(今も定期的に出現)。
まぁブログを始めて1年~2年くらいになると、ブログを開始した当初に書いた記事を読んで「こんな恥ずかしい記事を書いていたのか!」となってしまうケースは少なくないので、自分の中でクオリティの低い記事は丸々リライトしたり、人によっては削除してしまったりするようです。
Googleでは、E-A-Tを重要視していると発表しています。
EATというのは「Expertise(専門性)/Authoritativeness(権威性)/Trustworthiness(信頼性)」の3つの略称です。
日本語もろくに読めないGoogleが、何をもってこれらを判断しているかという話ですが、第一に言われているのは「被リンク」です。
日本医師会(そんなものがあるかどうかは分かりませんが)からリンクがあれば、似たようなサイトからの被リンクを貰っているということで、もしかすると専門性の担保になるかもしれません。
また、公的な機関からリンクを貰っていれば権威性に繋がっているんじゃないかというのも想像に容易いでしょう。
この時、アクセスの無いゴミ記事を削除するという行為は、いわば専門性を高めているのではないかという推測ができます。
表現は悪いですが「ゴミ記事=お荷物」というようにも考えられますが、「このお荷物を切り捨てれば身軽になるのでは?」という話ですね。
どこまで本当かは分かりませんが、これでブログ全体のアクセスや検索順位がアップしたという人は一定数存在します。
健康食品で「成分/副作用」への言及をスルーしたらどうなる?
私は医療に関する知識が全くありませんが、健康食品の商標アフィリエイトをする際は、ネット上の情報を集めて「この成分は何なのか、どんなメリットがあって、危険性は全くないのか」などを掲載していました。
というのは、健康食品の商標名でググると必ずと言っていいほど「成分/副作用」というサジェストが出てくるからです。
個人的には、効果というキーワードでググる人の気持ちは分かっても、成分を知りたがる人ってあまりいないんじゃないかというイメージがありました。
どちらかというと「世の中のアフィリエイターがみんな上位サイトからパクろうと思って検索してるだけじゃない?」くらいに思っていた時期もあります。
で、この成分という分野は特に「専門性」が求められる分野なので、Googleの判断基準が一気に厳しくなったと言われています。
確かに健康食品を語るうえで「副作用の有無」は気になる所ですが、それが「専門性や権威性のない記事は上位表示しない」というフィルターに引っ掛かっているんだとすれば、そういうサジェストは最初から書かない方がいいのではないかと思いました。
健康食品で情報を網羅しているサイトとそうでないサイトの比較
例えばこちらは、案件報酬が1件2000円で、商標名で新規ドメインを作ったとある健康食品の商標サイトです。
1番上が商標名です。他が商標に関する二語キーワードですが、大体順位が悪いのは「視力/便秘/高血圧」のような医療系キーワードだというのは、私の気のせいでしょうか。
このサイトはサイトを作ってから約1年かけてトップに到達し、そこから1年間リライトも被リンクもなしで不動のトップを守っていましたが、ちょこちょこしたアップデートで公式に抜かれ、楽天に抜かれ…。
ずっと5位くらいをウロウロしていたところに、3月のアップデートで一気にふっ飛ばされたというサイトになります。
今ではもうほとんど成果が上がらず、ピーク時で10万弱くらい稼げていたのが今では月に2件ペースにまで落ちてしまいました。
一方でコチラ、3月のアップデートを受けて急遽立ち上げた「同じ商標サイト」を中古ドメインで作ったものです。こっちが今や商標名で5位にいます。被リンクは当てていません。
「中古ドメインだから被リンクいらないだろ!」って思う方がいらっしゃるかもしれませんが、最初に紹介したサイトは「〇〇.net」です。
当時は取れなかった「〇〇.com」が空いていて、その人がブラックな手法でサイトを作っていなかったぽかったので、あえてこのドメインを取りました。
シリウスで作ったペラサイトだったため、たぶん報酬が上がらなくて手放したんでしょう。被リンクはゼロです。
前項でご紹介したサイトと何が違うかと言うと…。
- 被リンク等のドブラックな手法がない
- 医療系の二語キーワードは無視
- 吹き出しなどを使った分かりやすいサイト作りの徹底
これらに大きな違いがあります。
私はサジェストを網羅するという手法の商標アフィリエイトで、そこそこの成果を上げてきました。しかしこのサイトでは「成分、副作用」などの医療系キーワードはガン無視しています。理由は「面倒くさいから」です。
そもそも素人から見ても副作用がありそうなものなんて売ってます?効果あっての副作用じゃないですか?…健康食品なんてほとんどが効果ないんだから!←おいおい。
全体の記事数も、最初のサイトが50記事くらい入っていて、2つ目のサイトは10記事以下です。1記事あたりの文字数もたぶん同じくらいだと思います。
ただ、最初のサイトは無機質に「見出しの下に画像を入れながら、基本的にはマーカーを適度に使った文章のみ」で構成されているのに対し、2つ目のサイトでは吹き出しを使ったり、ちょっとバラエティーに富んだ表現をしたりして、「退屈せずに読んでもらえるように」ということを意識して作りました。
個人的には「1つ目のサイトはサジェストを網羅したせいで、ゴミ記事がたくさん入っているのでは?」という気がしないでもないです。
どうせ売り上げなんかほとんどないので、ゴミ記事を削除してどうなるかを検討してみたいところですが、同時の私が一生懸命書いた記事ですし、なによりこれまでの貢献度のことを考えたら、簡単には切れないという…。
Googleの順位はひどいけど、Bingは2位ですからね。簡単には割り切れないです(月に2件ペースで売れてるし)。
自分なりの分析は非常に重要
私はこのようにして「なんで順位が下がったんだろう…」と考えることが好きです。
実際にGoogleが答え合わせしてくれることは無いので、それが正しいのか間違っているのかは分かりませんし、大体が間違っているということも否定はしませんけど、自分なりに分析したり考えたりってことは非常に重要だと思っています。
サイト作りは熱量や読者に対する配慮が重要なのは当たり前としても、ただただ手を動かして作るよりも、自分なりの仮説を持って試行錯誤してみるということが大切です。
私が知っている人で、アフィリエイトですごい成績を残している人たちは、長文SEOが流行っている時も「分かりやすさ」を追求する人だったり、仮説が思い浮かんだら「従来のやり方と仮説の両方でサイトを作る」ということを、息をするように当たり前の行動として考えている人が多いですし…。
すごい人だと、この両方で1位2位を取ったりしてるからね。すごいよね。
#でも具体的なやり方は教えてくれない。
最後に
私は男なので女性が化粧品に懸ける情熱みたいなものは分からないんですが、「〇〇という成分が肌のターンオーバーを活性化して…」とかそういうのって、公式LPに任せとけばいいんじゃないかなって思ったり思わなかったり。
網羅性を重要視するあまり、お荷物記事を量産していたら、それってサイト全体のプラスになっていないんじゃないかなと不安になる部分があったので、今回はこのような記事を書きました。
ワードプレスやシリウスを使ったペラサイトが戦いにくいという意見は変わりませんが、情報もただ網羅するのではなく、取捨選択したうえで構成された少数精鋭サイトが強いような気がします。…知らんけど。