2019年3月のコアアップデートに被弾し、多くの商標サイトが吹っ飛びました。
そこで、GRCなどによる順位チェックを一切せず、とにかく手を動かすことに集中してたんですね。
そして最近になって、ようやく検索順位を見たわけなんですが…。
とある商標サイトが商標単体で1位を取ってまして、それだけじゃなく「思い当たるキーワードでほとんど1位、悪くても3位」という非常に高位置に付けてたサイトがあったんです。…1件も発生してないけど。
というわけで今回は「商標単体で1位を取れても、成果が出ない案件もあるから注意しましょう」って記事を書きます。
あらゆるキーワードで1位~3位を網羅
こちらが商標単体の検索順位の推移です。
フロリダアップデート2が来る前までは商標単体で20位くらいでした。
でも同じ案件で5サイトくらい作っていて、他で5位以内があったので、特にこのサイトには力を入れてなかったという感じですね(もちろんそれなりに作ってるけど)。
一方でこちらは「商標名+口コミ」です。
商標名単体よりちょっと早く上がった程度で、上がり方に関しては似たような感じですね。
たぶんこっちは4月からずっとトップにいたと思われるので、もう半年近く検索上位にいたと言ってもいいのではないでしょうか。…1件も売れてないけど。
お悩み系サプリメントの案件
実はこの商標、お悩み系のサプリメントです。YMYLの範疇と言えばそうだし、ギリギリ引っ掛かっていないような気もします。まぁ微妙なところです。
2018年の秋頃に新規案件として登場し、個人的に興味があったのと「これは売れるんじゃないかな?」と思う部分があったので参入しました。
売れるんじゃないかと思った理由は、主に3点です。
- そのジャンルで悩んでいる人の興味を刺激する
- お試し価格が安い
- 定期コースが1回で解約可能
お悩み系サプリメントなので、悩んでいる人からすれば「これって本当に効果があるのかな?」と気になる案件です。
そこで「公式サイト限定の定期コースなら80%オフで試せる!」という誘い文句と、畳みかけるようにして「定期コースは1回で解約OK!」と添えてあげれば、ガンガン売れるんじゃないかと思いました。
悩みが深い人にとっては、どうしても「商品が気になる」という感情と「騙されたくない」という感情の狭間で揺れ動きます。
そんな時に通常価格だったら、それなりの根拠を示して背中を押してあげないと成約しないんですけど「今ならワンコインで買えるよ」って言ってあげれば、簡単に落ちると思ったんですよね。
…甘かったです。
本案件が検索上位を取っても売れない理由
単純に検索されていない
なんのツールを使っても、検索ボリュームが出てきません。月に100件以下とかかな?
でも月に100件もあれば1件くらいは売れても良さそうなので、実際は本当に検索されていないんだと思います。
せめてジャンル型特化サイトなどで軽くおすすめしてくれていれば、もっと詳しい情報を知りたいという層が検索してくるはずなので、それも無いってことは「アフィリエイターにも人気がない案件」なんでしょう。
ちょこちょこアクセスはあるんですが、ブラックSEOのためサーチコンソールに登録しておらず、かつ中古ドメインで作ったサイトなので、純粋な検索アクセスじゃない可能性が高いです。
商品のキャンペーンが終わっていた
販売当初は80%オフで売り出していたのですが、いつからかキャンペーンが終了していて、せいぜい20%オフくらいの初回価格に変更になっていました。
前までは「ワンコインで買える!」というのがキラーフレーズだったのに、今はもうそれが使えず…。
私は実際に商品を購入してレビューしましたし、20%オフでもそこまで悪くない商品だと思っているんですけどね。
ただ、色んなサイトで元々は80%オフで手に入った商品という跡が見え隠れしているので、そうなってくると誰も買わないような気もします。
商標アフィリに取り組むなら…
新商品に挑戦する場合は、色んな商標に並行して参入しよう
新商品のアフィリエイトに挑戦する場合のメリットは「ライバルが弱い/ヨーイドンで戦える」という部分です。
今更「脱毛/クレジットカード/FX」とかで参入するのも吐き気しかしませんから。
ただし、案件が終了してしまうリスクが付きまといますし、案件が終了しなかったとしても「商品の人気が出ない」という可能性があります。
商品の人気が出なければ、今回ご紹介した私の案件のように「検索順位で1位を取っても一切発生しない」ということになってしまうでしょう。
新商品の商標アフィリエイトに参戦する時のおすすめポイント
新商品に参入するなら闇雲に挑戦するんじゃなく、少しでも「売れそうな案件」に挑戦するのがおすすめです。
具体例を挙げると…、
- 商品の宣伝にタレント・有名人を使っている
- 販売元の企業がその商品の他に看板商品を持っている
- 商品LPのデザインを見て「この商品が欲しい!」と感じる
- Amazonや楽天、一般のお店で取り扱っていない
などに当てはまっていれば、割とチャンスではないかと思います。
人気タレントを宣伝に採用している場合は、かなり鉄板だと思います。色んな雑誌に広告とか出してくれそうですからね。
それから単価ばかり見ていると、実際に公式LPを見た時にがっかりすることって結構ありますし、やっぱ「公式LPのデザインが綺麗で、公式LPにさえ誘導できれば売れそうな雰囲気」ってかなり重要だと思います。
あと忘れちゃいけないのが「公式サイトから買う理由付け」です。
Amazonや楽天に無いというのが理想ですが、仮にAmazonや楽天で買えるとしても「公式サイトで買った時の恩恵」があるものじゃないと厳しいはず。
定期コースの際のオマケ程度だと弱くて、やっぱ初回価格の大幅値引きくらいのメリットは欲しいですね。
古株商品の穴場狙い
新商品に挑戦して案件が終了してしまうリスクが嫌なら、案件が終了しなさそうな商品に挑戦するというのも1つです。
例えば当ブログで何度も取り上げている「すっぽん小町」なんかは、商品のネームバリューは問題ありませんし、単価も悪くないですし、確定率も上々ではないかと思います。
これもYMYLに引っ掛かってるような気もしますけど、個人的には大勢のアフィリエイターが別方向に散ってくれれば、ライバルが減って戦いようも出てくるんじゃないかという考えです。
私もすっぽん小町で2サイト作っていますが、どちらも商標単体で3ページ目くらいをウロチョロしてます。あ、ちなみに3ヶ月に1個売れるくらいですね。
個人的には健康ジャンルに引っ掛かってきそうなのでおすすめはしませんが、商品のネームバリューと照らし合わせながら、これまでにどれくらいの期間生き残っているかを見ておくことは重要です。
あとはEPCと確定率を見ておくこともお忘れなく。
最後に
発生してくれればモチベーションにも繋がるんですけど、普通は「どうやって順位を上げよう…」って悩むのに、順位が上がるとこまで上がってて売れないんだから、もうどうしようもないです。
公式サイトも結構やる気がないみたいで、未だに広告のテキストが「今なら80%オフ!」だったりするので、このサイトはもう更新しないと思います。とほほ。