クリックされやすい記事タイトルの考え方|煽りタイトルはダメ、絶対!

 

あなたは記事を書く時、どのような記事タイトルで書いていますか?

私はブログ記事のタイトルの付け方と、サムネを作るのが上手な人を心から尊敬しているのですが、記事タイトルの付け方に関しては「ある程度上位表示しやすい(上位表示が狙いやすい)記事タイトル」というのが存在します。

 

あとはそのルールの中で、いかに読者の気を引いてクリックしてもらうかという戦いになっているように思うのですが、今回は記事タイトルに関する内容です。

これまで私が実践してきた記事タイトルの付け方の中で、特に「これは効果があるんじゃないかな?」と感じ、今でもなるべく実践しているものについて簡単にご紹介したいと思います。

 

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タイトル(H1タグ)に対する考え方

上位表示を狙いたいキーワードを入れる

 

まずSEOの基本中の基本ですが、上位表示を狙いたいキーワードを入れるのは必須事項です。ここで言うキーワードというのは、読者が「何という言葉で検索してくるか」にあたります。

この記事は厳密にいうと「検索で引っ掛からなくても全然良くて、内部リンクを張り巡らすために書いた記事」なのですが「狙っているキーワードは?」と聞かれたら「記事タイトル クリックされやすい」とかになるでしょう。

 

ライバルが弱かったり、その記事の網羅性がすごいなどの条件が重なれば、タイトルには無い部分でも上位表示されたりすることもあります。

例えば「走行距離 限界」などのキーワードで記事を書くとしましょう。このキーワードで検索する人というのは、単純に考えたら「車の走行距離の限界ってどれくらいなのかな?」という疑問を持っているユーザーです。

 

ただし、人によってはもっと詳しい条件を追加して絞り込んでくることも考えられます。例えば「軽自動車」とか「軽トラ」とか…。なんなら「20万km」などの距離を入れてくるかもしれません。

「見た目が綺麗で欲しい車種の中古車があったけど、もう13万km走ってて、あとどれくらい走れるのかが知りたい」という検索ユーザーなんかだと「車種 走行距離 限界」というキーワードで検索したりもしそうですよね。

 

そんな時は「相手がピンポイントで検索してくるであろう記事タイトルを、先回りで用意している」というのがベストです。

ただし、その記事の網羅性やドメインパワーによっては「自動車の走行距離の限界は?」というような記事でも、それに関する検索クエリを軒並み拾えたりもします。

 

「スズキのジムニーの走行距離の限界が知りたい!」という検索ユーザーのためには、車全体の走行距離の限界についてまとめた記事よりも、ジムニーに関して特化した記事の方が上位表示は狙いやすいです。

私たちがやるべきことは「細かいクエリを拾いながらもビッグキーワードで上位表示を目指す」という極めてシンプルな方法と言えるでしょう。

 

重要な語句は左に入れるのが正解!?

 

私がブログ初心者の頃は、重要なキーワードほど左に入れろと言われていました(もしかすると今もそうかも)。しかし個人的には、これは半分正解でも半分は不正解だと思っています。

少なくとも私がこれまでに書いてきた記事で、左側にキーワードを入れているから上位表示しやすくなったんじゃないかと体感的に思ったことは一度もありません。

 

私の見解としては「いかに検索ユーザーの目を引くか」という意味で、左側にキーワードがあった方が検索ユーザーの目に止まりやすいというだけのような気がしています。

逆に言えば「そうやって重要キーワードをみんなが左側に押し込んでいるのが目立つページで、唯一別の方法を取っていれば、それはそれで目立つのでは?」という考えです。

 

具体例を挙げると「車の走行距離の限界|現役整備士が分かりやすく解説!」というタイトルは、キーワードを左側に詰め込んでいて検索ユーザーの心を掴んだうえで「現役整備士」という専門性の高さをアピールしているので、個人的には非常に良い記事タイトルだと思っています。

ただ、同じニュアンスで書くなら「現役整備士が教える【車の走行距離の限界】」もそんなに悪くないと思うんです。個人的には、この両者の上位表示のしやすさってそんなに変わらないんじゃないかと思っています。

まして他の検索結果で「車 走行距離 限界」が表示されていれば、その中で「現役整備士」の字が見やすい左側で確認できるというのは、大きなアドバンテージになるような気もしませんか?

 

文字数は32文字以内?それとも28文字以内?

 

これも頻繁に取り沙汰される内容ですが、いわゆる「記事タイトルの文字数ってどれくらいがベストなの?」というものです。個人的には別に何文字でも良いと思っています。

ただ、重要キーワードを突っ込みすぎると1つあたりのキーワードに対する重みが無くなるんじゃないかというのは、割と強い実感があるので注意して欲しいです。

 

商標サイトでありがちなのは「〇〇の最安値情報|Amazon、楽天、ドラッグストアを徹底調査!」などでしょうか。

これだと「商標+Amazon」とか「商標+楽天」などの複数のキーワードで上位表示が狙えるような気もしますが、私の経験上はやや厳しいんじゃないかなという印象です。

 

ということもあって、文字数よりも重要なのは「限られた文字数(検索ユーザーの目に付く部分)で、いかに検索ユーザーの気を引くか」だと思います。

パソコンとスマホで表示される文字数が変わってきたりとか、スマホでも使用する端末によって文字数が変わったりということもあるのでは?

 

そんな時に「後半にアピールしても、それが検索ユーザーに伝わらなければ意味がない」ということで、なるべく簡潔に思いを伝えた方が良いという理屈なんだと思います。

ちなみに個人的には文字数はほとんど意識しておらず、あまりにも少ない文字数で仕上げることはありませんが、バカみたいに多い文字数の記事タイトルで書くことはよくありますし、それによって上位表示できないという実感はありません。

 

煽りタイトルについての賛否

 

私自身、ちょっと前まではクリックされることが重要だと考えていて、多少の煽りタイトルなら有効なんじゃないかと思っていたのですが、ここ1年~2年で「サムネとタイトルで視聴者を釣る」という手法のYouTubeアフィリエイトが蔓延してきました。

これによって一気に「煽りタイトルについて嫌悪感を示すユーザーが増えたんじゃないか?」と思っています。

 

YouTube動画をやり玉に挙げましたが、いわゆるトレンドブログなんかでもこの流れは顕著に見られ、よく言われているのは「いかがでしたか?」で締めるトレンドブログですね。

タイトルの付け方ばかりが上手で、完全に中身を伴っていないというパターンです。

 

「深田恭子に気になる彼氏の存在!卒業アルバム画像、年収、カップ数は?」などの記事で読者を煽っておいて、最終的な結論が「深田恭子さんに彼氏の存在は確認できませんでしたが、あんなに可愛らしい深田さんですから、もしかすると特定のイイ人が既にいるのかもしれませんね♪」的な。

「卒業アルバム画像は見つかりませんでした!」「年収は2000万円から億以上とも言われており…」的な。

 

私はそういうタイトル詐欺のブログサイトを発見したら、私のパソコンの検索結果からは消えるように設定していますが、世の中の人たちはそこまでしないのかもしれません。

でも、検索ユーザーだってバカじゃないですから「またこれか!」と感じて、最終的にはすぐに離脱するんじゃないかと思います。それにアドセンスだって誤クリックされることが続けば、単価報酬も下がったりするのでは?

ということで、自信があって内容が伴っているのであれば煽りタイトルも有効かと思いますが、少しでも「煽りタイトルじゃん!」と思われてしまうと逆効果になるので、使いどころが肝心だと言えるでしょう。

 

先日、ZOZOの前澤氏をサムネ画像にした「同棲解消!」という記事がヤフーの総合アクセスランキングのトップにあり、同棲を解消したのは絵画?美術品?で、剛力さんをにおわせてアクセスを稼ぐということをしていましたが、こういうのは多分トータル的にはマイナスです。

 

使える記事タイトルの実例

記号(【】や|)を使ったタイトルの2分割

私が良く使う手法は、重要なキーワードと検索ユーザーの目を引くための訴求を2つに分けるという方法です。

 

本記事で言えば「クリックされやすい記事タイトルの考え方煽りタイトルはダメ、絶対!」という2分割ですが、前半に狙うキーワード、後半にクリックさせるための一言のような感じでタイトルを選びました。

 

タイトルを分割する場合は、単純な句読点よりも【かっこ】で括ったり、|(バーティカルバー)を使った方がインパクトがあるんじゃないかと思っています。

 

自分の熱量をアピールする【最新版】【完全版】※閲覧注意※など

 

軽く煽りタイトルっぽくはありますが、定期更新を心掛けているのであれば【最新版】というのは結構強いアピールポイントじゃないかと思います。

ランキング記事などでは最新であるかどうかを重要視する人も多く、特にアプリ紹介のアフィリエイトなんかだと【最新版】の注目度は高いと言えるでしょう。

ただしこれを使う場合は、本当に最新版の情報を取り扱うことが重要です。

 

【完全版】についても結局は言ったもん勝ちみたいな部分があって、煽りタイトルっぽい部分はありますが「どこをどう判断すれば完全版なのか」という定義が曖昧な割には、割と読者に訴求する力は強いと思います。

記事タイトルを考えて、20文字ちょっとで終わった場合なんかは、これらを差し込むのもアリだと思います(個人的にこれらは記事タイトルの左側に突っ込んでいますが、重要事項は左重視という人は右側に差し込んでも問題ないです)。

 

※閲覧注意※なんかは完全な煽りタイトルですよね。

私は本気の批判をする時や虫の画像などを掲載する以外では使用しませんが、商標アフィリエイトなんかではこれを使っている記事が上位表示されているケースをよく見ます。

まぁ実際に注意すべき点が無いことがほとんどなので、成約に繋がっているかどうかは不明ですが、周りのサイトやブログよりもアピールできるという意味では有効です。

 

具体的な数字を使う

 

これも良く言われている手法ですが、具体的な数字を使うことで訴求力が高まるというのは本当にあると思います。

私の場合は、この数が少なければ少ないほどアピールできると考えていて、例えば「金持ちになるために今すぐやるべきたった1つのこと」という記事だったら、なんか読んでもらえそうな気がしませんか?

 

あくまで私の場合ですが「たった〇つのこと」という表現に弱く、3個以内だったら「読んでもそこまでダラダラ文章を読まされるということはないだろうし、軽く覗いてみようかな」くらいの感覚になることが多いです。

「ブログで稼ぐ」という漠然とした目標に対しても、具体的に「ブログで月に5万円稼げるようになる方法」などの方がグッときませんか?

 

「お得」よりも「損をしない」の方が訴求力は高い

 

前項の例に付随して言えることですが、人はお得になることよりも損をしないことに興味を持つ人が多いような気がします。

なので「金持ちになるために今すぐやるべきたった1つのこと」というよりも、どちらかと言えば「金持ちが損をしないためにやっているたった1つのこと」の方が、訴求力は高いかもしれません。

あとはここに「誰でも実践可能!」とか付け加えれば、より良くなるような気がします。

 

まぁ例に「金持ち」っていう少し特殊なケースを採用してしまったので伝わりにくいかもしれませんが、割と「安く買う方法」よりも「損をしない方法」の方に惹かれるという人は多いということが言いたかったです。

「少しでも車を安く買う方法」よりは「車を買う時に損をしない方法」の方が良いと思いませんか?あとは「たった1つの」という数字を入れてもいいでしょうし、煽りとして「知らない人は損をしている!」などの文言で煽ってみてもいいでしょう。

 

ギャンブルなんかでもそうですが「勝てる方法」よりも「負けない方法」を知りたがる人は結構いるので、ちょっと視点をずらすだけでも勝負できる市場を見つけることも大事だと思います。

 

上手な記事タイトルを考えるのに最適な書籍

 

よく本屋さんのPOPなんかを見て「へぇ~、なんだか面白そう!」と思わされたことってありませんか?

人間の心に訴えかけやすいキャッチコピー術というのはある程度の相場が決まっていて、誰でもやり方をマネするだけである程度の結果は残せます。

それはPOPもそうですし商品コンセプトなんかもそうで、もちろんブログやアフィリエイトの記事タイトル、各見出しにも応用が可能です。

 

この「バカ売れキーワード1000」はブログやアフィリエイトで稼いでいこうと思った時に、非常に使いやすいフレーズがたくさん学べます。

中には「あー、これ自然と使ってた」と思うものもありますが、なにしろ1000個もフレーズがあるので「あー、確かにこれは読者に刺さる!」という表現が間違いなく見つかるでしょう。

詳細レビュー記事も書いていますので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

「バカ売れキーワード1000」に学ぶブログタイトルの究極の極意!

 

最後に

どのタイトルに惹かれるかというのは個人差があると思いますが、実際にブログアフィリエイトで戦っていくことを考えると「1人でも多くの人に刺さる文章」を考えなければならない時が絶対にきます。

 

その時に「知っててやっていない」というのと「知らないからやっていなかった」というのでは、非常に大きな差が出てくると言えるでしょう。

 

今回の記事では私なりに思う部分を書きましたが、中には「それは違う」という人も大勢いると思います。あくまで1つのテクニック、ブログ術ですので、知らない人は実際に試してみて、そのうえで取捨選択してみてください。