アドセンス単価の激減はGoogleのスマートプライシングってやつか!?

 

先日「アドセンスの単価が1桁になっててマジやべえ」みたいな記事を書きました。

Googleアドセンスのクリック単価やばくね?|コロナの影響なのか1桁代へ

 

個人的には稼ぎたい稼ぎたいと言いながらもデータの検証を怠ったり、「そもそもどこの広告配置がベストか」みたいな検証を一切したことがありません。リンクユニットがいいと聞けばそれを導入し、ダブルレクタングルがいいと聞けばそれを導入してきました。

で、周りで「うちには合わなかったから戻した」というブロガーさんの横で「2~3日で何が分かんねん」と。「もうちょい長いスパンで見ないと!」と言いながら既に2年くらい経過したような気がします。

というわけでちょっとアドセンスやらアナリティクスの画面と睨めっこした結果、ちょっと気になる部分が出てきたので、今回は「アドセンス単価の激減はGoogleのスマートプライシングってやつか!?」というテーマで進めていきたいと思います。

 

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私自身のGoogleアドセンスとの向き合い方

基本的には自動広告任せ

3枚ルールが撤廃されてからは「最初のH2見出し前、記事下のダブルレクタングル」が基本で、あとは文字数に応じて記事中に広告を入れていくという感じでした。1ページあたりに貼るアドセンス広告の枚数の目安は「トータルの文字数÷1000-1」くらいの感じ。

その後で「リンクユニット」が流行りだしたのと、ファーストビューに広告を入れてもいいってなったので、タイトル下にリンクユニットを置くようになりました。

 

ですが基本的にはGoogleの自動広告任せです。だって面倒だから。

しかも「自動広告にしたら収益上がりましたー」って人がわんさか出たんです。その一方で「デザインが崩れることがあるし、記事をぶった切るような感じで割り込んでくる広告がウザい」みたいな意見も増えだして、自動広告をやめる人も出てきたのかな。

個人的には「デザインが崩れようが何だろうが踏まれるならいい」くらいに思っていたので、ASP案件に流したいような記事ではアドセンス非表示にしていたものの、あとはもうGoogle神に委ねるという感じでした。

 

クリック単価が激減したのにクリック数は悪くない

アドセンスに関しては確定した金額を言っちゃいけないとか、管理画面のスクショを公開しちゃいけないみたいなルールがあって、あんまり情報を赤裸々に公開してくれる人がいません。

でもネット上でアドセンスのノウハウを語っている記事なんかを見ると、やれクリック単価の平均は30円だとか、クリック数は1%くらいが目安だとか書かれています。

 

 

私のデータはこんな感じですけどね。てかPVの割に「実はそこまでクリック率が悪くないんじゃないか」っていうサイトが結構あって、単に広告を貼り過ぎている感もあったんです。まぁ広告を貼っているのは私じゃなくてGoogleですが。

ですが1000PVで20クリックとか上等じゃないですか?これが1ページに5枚も6枚も広告を貼ってたらクリック率は下がるんでしょうし、1クリックの単価が2円とかなら1000PVで40円なんですけどね。

で、色々調べていたら「クリック単価が1桁代+PVに対してクリック数が多い=Googleアドセンスのスマートプライシングってやつでは?」という疑惑が出てきたんです。

 

スマートプライシングって何ですか?

 

広告を望んで踏んだ人以外の送客は価値が低い

私なりに分かりやすくまとめたところ、Googleアドセンスにおけるスマートプライシングというのは「広告主のメリットにならない集客ばかりだと1クリック当たりの評価を下げます」的な感じのやつです。

誤クリックとか冷やかしとか誤クリックとか誤クリックとか。昔から「幼児ならまだしも子供向けのコンテンツは稼ぎにくい」と言われていました。理由は「子供が広告を見てもそれにお金を出さないから」です。

 

以前に「YouTubeのコメント欄を見ていると『広告収入が入って欲しいから、広告は飛ばさずにその間にコメント欄を読んでます!』みたいなコメントしてる人いるけど、それって的外れじゃね?」という感じの記事を書きました。

私もGoogleの自動広告に頼りっきりで、これと全く同じことをしていたのかもしれません。スマホユーザーが多いことを逆手にとって、文章中に広告を張り巡らし、誤タップを誘う…。そんな人が広告を見て商品を買ってくれるはずもなく、質の低い送客を繰り返していたんじゃないかと。

YouTubeのコメント「広告を飛ばさずに見よう」が気持ち悪い件

 

自分では偉そうに「ゲーム攻略のブログは攻略情報を求めてきている人が大半で、そこで別のゲームを紹介したって売れない」みたいに言っておきながら、そういう人たちに無理やり広告を踏ませていたわけです。…そりゃクリック単価が落ちてもおかしくないですね。

もちろん新発売後の大人気ゲームなんかは、それだけで爆発的なPVが狙えるので、薄利多売にはもってこいなんですが…。まぁPVが少ないブログサイトでそれをやってしまうと、私のように悲惨な感じになってしまうのではないかと思われます。

 

アドセンスのヘルプでは「気にするな」という回答

スマートプライシングというものは、日本では特に注目されて、(勝手な)解釈が行われたり、拡大解釈気味な傾向が見られる解釈もネット上で見受けられることもありますが、基本的に広告主向けの機能であって、サイト運営者が気にするようなものではありません。

入札単価を2円程度の低めに設定している広告は沢山あります。広告枠に競争がない場合は、それらの低い単価の広告が表示されることは、一般的に起こります。

アドセンスヘルプ – クリック単価の問い合わせ

 

クリック単価が3円とか6円になったという迷える子羊に対し、「いや全然普通にありえるし、っていうか10000PV以下の少ないサンプル数でギャーギャー騒がないでくれる?」くらいの感じでした。

確かに誤クリックって私の中ではノーカンだったように記憶していますし、誤クリックかどうかはその人間のクリック後の行動から判断されるのでしょうから、広告を踏ませるだけではダメだっていう至極真っ当な意見ですよね。

 

しかし、こういう人たちって「無駄な被リンク政策は自分の身を滅ぼすことになるぞ!」みたいなことを言いながら、どっかで「こうやって言っときゃみんなやめてくれないかな」という思惑が滲み出ているというか、少なくとも「今の検索上位に出てくるiPhoneが当たるというスパムサイトを駆逐してから言ってくれ」以外の何物でもないので、やや説得力に欠ける感じがします。

 

最後に

具体的にはこれから少しずつ検証していきますが、とりあえず踏まれていない広告はガッツリ削っていきます。特にエンタメ系のサイト、もうアドセンス外そうかなくらいに思っています。結局同じアカウントでやってると、他のアカウントにも影響が出そうな気がしますし。

そもそも「広告をクリックされなきゃいけない」っていうのが実はハードルが高くて、ただアドセンスを貼ってるだけでそれなりの収益がもらえていた数年前が異常だったんじゃないかと思い始めてきたくらいです。

私はその時にゴリゴリの長文SEOをやっていたので、「長文なのに広告数が少ないのはそんな気がする」と思っていた部分もありましたし…。今は長文を書いても順位が付くようなSEOじゃなくなったので、これを機会に記事の書き方も見直していこうかなと思っています。