初心者が知っておくべきホワイトハットSEOとブラックハットSEO

 

私はブログを始めてから約1年半後に、ブラックハットSEOというものの存在を知りました。

やる・やらないは別として、SEOを意識し始めた段階で「SEOにはホワイトハットSEOと呼ばれているものと、ブラックハットSEOと呼ばれているものがある」という部分を知っておいて損はありません。

 

この記事では、初心者ブロガーや初心者アフィリエイターにこそ知っておいて欲しい「ホワイトハットSEOとブラックハットSEO」について簡単に分かりやすくご説明します。

 

何を持ってブラックSEOとするかはGoogleの判断による部分が大きいので、本記事ではあくまで私が思う基準で話を進めさせていただきます。

 

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SEO(検索エンジン最適化)とは?

SEO=上位表示させるためのテクニック

 

物凄く端的に言うと、SEOとは「Google検索で上位表示されるためのテクニック」です。

例えばサプリメントのサイトブログを作るとして、そのサプリメントについて詳しい色々な情報を載せた記事を書くとしましょう。

 

効果や成分の細かい情報、使用者の口コミ、自分自身の体験談、最安値で買う方法など様々な情報を網羅した記事です。

それを「(商品名)の詳しい色々な情報」というタイトルにしたのではセンスが悪いので、タイトルは「(商品名)の効果と実際に3ヶ月間飲んでみた感想」にしました。これも立派なSEOと言えます。

 

効果という言葉には、類義語として「効果/効能/機能/成果/効き目/効力」など色々な言葉があります。感想にしても「感想/口コミ/レビュー/印象/所感」など様々です。

これを「少しでも多く検索されるようなタイトルにするには?」ということを少しでも意識すれば、それはSEO対策していると言ってもいいでしょう。

 

SEOはGoogleと行なう面接に似ている

 

Google検索で上位表示されるためには、幾つかの重要な要素があります。

最もGoogleそのものは、「ユーザーのために良質なコンテンツを生み出すことが最大のSEO対策」だと言っているわけですが…。

 

よく言われているのは「網羅性/滞在時間/被リンク」などでしょうか。

「〇〇の効果」というタイトルの記事でも、効果だけじゃなくそれ以外の情報も載せている記事が上位表示されていることが多いのは、その記事の網羅性が優れているからではないかと言われています。

滞在時間や被リンクなどにもそれぞれそれっぽい理由があり、一般的に滞在時間は長い方が好ましく、被リンクは良質なリンクが多いの方が望ましいようです。

 

そう考えるとSEO対策は「Googleが面接官を務める面接試験に似ているのでは?」と思いました。

どれが正解ということは分からなくても、少しでもGoogleに気に入られるような努力をするとか、一般的に良いと言われている手段を取るとか…。

 

少しでも自分が仕上げたコンテンツをGoogleに評価してもらうために、ピシッとしたスーツを着たり、受け答えがしっかりできるような準備をしたり、個性をアピールしたりするということが、アフィリエイトにおけるSEOに近いと言えるのではないでしょうか。

 

ホワイトハットSEOとブラックハットSEO

そのSEOがGoogleにバレでも構わないと思えるかどうか

 

これまでに「SEOとはGoogle検索で少しでも上位表示されるための工夫」であると書いてきました。

では、それにホワイトとブラックがあるということは、一体どういう意味なのでしょうか。

ここでも物凄く端的に言うと、ホワイトハットSEOとは後ろめたさの無い正攻法のSEOで、ブラックハットSEOとは後ろめたさがある裏技的なSEOというイメージに近いです。

 

上位表示に関係していると言われている要素の中に「被リンク」があります。

正しい使い方としては、他のサイトに書かれている情報を引用する際などに「詳しくはこちらのサイトで」というカタチでリンクを張ることが多いのですが、それを素直に受け取ると「リンクが貼られているサイトは人気がある(詳しく書かれている)」という見方もできますよね?

 

それを逆手にとって、自分で何個もサイトを作って「あたかも他人がリンクを貼ったかのように見せかけて、自分で自分のサイトにリンクを送りGoogleを欺く」という手法があるのですが、これはブラックハットSEOの代表例と言われているものです。

このように「Googleにバレたら都合が悪い/コソコソ行うテクニック」はブラックハットSEOと呼んでもいいのではないでしょうか。

 

「ブラックSEOは悪か?」という問題について

 

以前に「買ってない商品を買ったように見せかけて記事を書くのは悪か?」というような内容で記事を書きました。

「ブログで紹介する商品は実際に購入した方がいいの?」という質問

 

その時にも軽く触れたのですが、個人的には「それもテクニックの1つだと思う」という考えを示しています(もちろんみんながやらなければクリーンな世界になるとは思いますが)。

実際には買っていないものを、読者に対して「この人は実際に買って体験してるんだな」と思わせることは、読者を欺く行為ではあっても、テクニックがなければ出来ない事ではないでしょうか。

 

一般的にブラックSEOには「卑怯/ズルい/いつかはバレる」などのネガティヴな意見が散見されますし、真面目に取り組んでいる人からすれば気に入らないのも分かります。

でも実際にやってみれば分かりますが、そこまで簡単に上位表示が取れるほどの万能な裏技というわけではありませんし、元々10しかないパワーを100にすることはできないでしょう。

 

私はよくラーメン屋さんに例えるのですが、美味しいラーメンを作り続ければいつかは人気店になれるという考えがホワイトSEOで、自分で食べログに満点を付けたり、広告に無料クーポンを掲載するなどの行為を行うことが、ブラックSEOに近いのかなぁと思っています。

 

最終的に白黒判断するのはGoogle

 

ちなみに過剰にリンクを送ったりしたのがGoogleにバレると、ペナルティというカタチで順位を大幅に下げられることがあります。

しかしこれを聞くと「自分でリンクを付けたか、他人にリンクを付けられたかなんて分からないんじゃないの?」と思う人もいるでしょう。

 

例えば、友達同士で大量のリンクを付け合うとなると「大量に双方が繋がっている状況」になるので、これは見抜きやすいような気もします。

では、自分であたかも不特定多数の人からリンクを付けられていることを装って、適当なサイトから自分のメインサイトに片思いのようなカタチで送れば見抜かれないような気がしませんか?

 

ちなみに、これでもバレるときはバレます。

これを踏まえて「じゃあ自分より順位が上のライバルのサイトにそれっぽく大量のリンクを送って、ペナルティを喰らわせてやろう」と考える人もいるのですが、この場合でもライバルがペナルティを受ける可能性はあります。

 

私の考えでは、Googleには「このパターンは自演リンクの可能性が高い」と判断する基準があって、それにハマればペナルティを与えるという仕組みなんじゃないかという考えです。

Googleにとっては、そのサイトがホワイトかブラックかというのはどうでも良くて、疑わしきは罰するというスタンスなのではないでしょうか。

 

ちなみに私は、一切逃げも隠れもせず「これは私が運営している別のブログです」という形であからさまにリンクを貼ったりもしていますが、それが原因でペナルティを貰ったことはありません。

「自演リンク=いつかはバレてペナルティ」というのも短絡的な考えで、バレても問題ない自演リンクも山ほど存在するというのは覚えておくといいです。

 

最後に

私はホワイトもブラックも経験していますし、現在も6:4くらいの割合でブログアフィリエイトに取り組んでいます。

「ブラックで飛ぶのが怖いからホワイトしかやらない」という人の気持ちも分かりますし、逆に「ホワイトでも飛ぶときは飛ぶんだからブラックで」という人の気持ちも分かります。

 

ただ、自分がしっかり作ったサイトから自分がしっかり作ったサイトにリンクを貼るのは、自演リンクではあってもプラスの評価を受けるケースが多いので、ホワイトなのかブラックなのかの判断は難しいと言えるでしょう。

そして私たちが「ホワイトだ」と言っても、Googleが「ブラックだ」と言えばそれまでです。

 

「ホワイトだから大丈夫」と考えるのではなく、ブラックSEOの中身に触れることで「そういうテクニックもあるのか」と気付きを得ることは重要だと思いますよ。

決してブラックハットSEOを推奨する意図はありません。