ブログやアフィリエイトで稼いでいこうと思ったら、絶対に利用するべきサービスの1つが「Search Console(サーチコンソール)」です。
アフィリエイターの中では「サチコ」なんて略して呼ばれたりもしていますね。
Googleに対してやましい部分があるSEOの手法においては、Googleにわざわざ「これが自分のサイトです!」とバラすこともないということで、ブラックハットSEOの場合は使っていないという人も多いのですが、自称ホワイトハットSEOなら絶対に使った方がいいです。
そして2018年頃からは「新しいサーチコンソールと古いサーチコンソールの両方体制」だったのですが、2019年も4月を迎えるにあたって遂に古い方のサーチコンソールが無くなってしまいました。
そこで今回は、古いサーチコンソールに慣れてしまった人や今から新たにブログアフィリエイトに参入したという方に向けて「新しいサーチコンソールの使い方」について簡単にご説明したいと思います。
検索パフォーマンス
検索パフォーマンス画面の見方
こちらが検索パフォーマンス画面です。最初はサマリーが表示されるので、左側のメニューから「検索パフォーマンス」をクリックしましょう。
初期状態では「合計クリック数と合計表示回数」しかグラフ化されていないので、必要に応じて「平均CTRと平均検索順位」をクリックすれば、それらの項目もグラフ化されます。
合計表示回数:検索結果に表示された回数
平均CTR:平均のクリック率(合計表示回数のうち、合計クリックされた回数の割合を数値化したもの)。
平均検索順位:自分のサイトが検索結果で何位に表示されているかの平均
サーチコンソールのメインの使い方の1つが、この検索パフォーマンスではないかと思います。
自分のサイトがどういう検索キーワードで表示されているか、あるいは表示された結果からどれくらいの人が実際に見に来てくれているかを考察することで、自分のブログサイトをより検索ユーザーの為になる記事に方向修正することが可能です。
チェックポイント①「クリック率」
私が所有している別サイトのデータを拾ってきました。
合計の表示回数などに関しては、サイトに記事数を入れていって運営期間が長くなっていけば勝手に増えていくかと思いますが、クリック率を意識するかどうかで伸び率は大きく変わってくると思います。
具体的な方法は後述している「検索クエリと検索順位を考慮した推敲」が有効です。
ただしこれに関しては、ある程度のデータが揃ってから出ないと動くに動けないという部分がありますし、何より上位表示されるまでにある程度の運営期間が必要なので、初心者の方の場合はとにかく上位表示される記事を増やすことに注力しましょう。
まずは上位表示されること。上位表示させてデーターを集めるためには、一気にビッグキーワードを狙うのではなく、小さいキーワードを集める方が有効です。
データが揃ってきたら「検索結果に表示されているのにクリック率が低い記事」に注目し、これをどうやってクリックしてもらうかという部分に注目してみると、より一層ブログサイトが素晴らしいものになっていくと思います。
チェックポイント②「検索クエリ&検索順位」
折れ線グラフから更に下の方にスクロールしていくと、実際に検索されているキーワードに関する情報が出てきます。
ここで見るべきポイントは「実際に自分の狙っているキーワードでちゃんと上位表示されているか」という部分や「思いがけない検索ワードで上位表示されていないか」などです。
もし自分が全く狙っていないキーワードで検索表示されているという場合は、タイトルにもそのキーワードを含んでいないことが多いと思うので、結果的にクリック率が下がってしまっていることが多いのではないかと思います。
そこで新たにそのキーワードでも新記事を書き、内部リンクで補強してあげることで、その検索キーワードでも上位表示が可能になる可能性が高くなり、結果的に検索ユーザーを満足させられる方向に軌道修正できるというわけです。
あとは表示回数が多いのにまったくクリックされていないという場合は、タイトルを変更してやるだけで多くの検索ユーザーにクリックされるケースも少なくありません。
検索ボリュームにもよりますが、個人的には検索結果がかなり上位なのにも関わらず5%以下のクリック率ならテコ入れすることが多いですね。
その際は、他の上位表示されているサイト群との検索結果を実際に見てみて「なるべく客観的に自分の記事タイトルに足りないものは何か」を探したりしています。
分かりやすい部分で言えば、タイトルの目立つところに【最新版】とか【完全版】などと書かれている記事が下にあるとクリック率が低くなっていることが多かったりするので、そういう時はインパクト重視の記事タイトルに書き換えたりするのも有効です。
<<クリックされやすい記事タイトルの考え方|煽りタイトルはダメ、絶対!
チェックポイント③「自分が狙っているキーワードの動き」
前項では既に検索されている結果からの情報でしたが、自分が現在進行形で狙っているキーワードに関する情報も確認することが可能です。
その場合は「検索パフォーマンス<+新規<検索キーワード」から先へと進み、自分が調べたいと思う検索キーワードを入力すれば、そのキーワードにおける現在の自サイトの結果を表示してくれます。
これを利用することで、サイト全体の検索結果ではなく「特定のキーワードのみに絞った検索結果」に注目することができるので、自分が狙ったキーワードで思った通りの成果に近付いているかどうかを確認してみるのもいいでしょう。
サイトマップの追加
ワードプレスでブログサイトを運営しているという方の中には、プラグイン「Google XML Sitemaps」を利用している方も多いと思います。
そういう人は、サーチコンソールの左側のメニューにある「サイトマップ」から進み、新しいサイトマップの追加の所にプラグインの設定画面に記載されているアドレス(sitemap.xmlなど)を記入して送信してあげればOK。
もしサイトマップを利用していないという人がいれば、これは絶対に使用するべきです。
メリットとしては「Googleが『このサイトにはどのようなページがあるのかを判断する』のに必要な指標になっている」とも言われているので、サーチコンソールを使用する場合はぜひとも使用しましょう。
特定ページのインデックス促進(Fetch as Google)
新しく書いた記事を一刻も早くインデックスさせたい、検索結果に反映させたいという場合に使用していたFetch as Googleですが、新しいサーチコンソールにはFetch as Googleの項目がなくなってしまいました。
しかしインデックスできなくなったというわけではなく、新たなページをインデックスさせたい場合は手順が変わっただけのようです。
「URL検査>画面上部の空欄にインデックスさせたいURLを入力」することで、そのURLがインデックスされているのか、まだ未登録なのかが表示されます。
まだ未登録の場合や、既に登録されているURLだけど内容をリライトした場合などは、インデックス登録をリクエストするといいでしょう。
厳密に言うと「これまでのサーチコンソールにおけるFetch as Googleとは内容が微妙に変わっている」とのことですが、URL検査ツールとしての役割はこのような手順で行えるようなので、新規記事を投稿した場合や記事をリライトした場合はインデックス登録のリクエストをするよう心掛けてください。
最後に
以上が新しいサーチコンソールの主たる使い方になります。
私の場合はブラックSEOを使っている場合はサーチコンソールを使用していません。理由としては後ろめたさがあるからです。
しかしそれ以外のホワイトなサイトに関しては、サーチコンソールは非常にメリットの大きいツールだと思いますので、クリーンなブログサイトを運営している人は絶対に使用しましょう。