ワードプレス有料テーマ「SANGO」のメリット・デメリットを語る

 

遂に憧れの有料テーマ「SANGO」と子テーマ「PORIPU tears」を購入しました。

SANGOと言えば柔らかい印象を与える居心地の良さが強みですが、私にとってもずっと前から気になっていた有料テーマです。

今回は念願叶ってやっと手に入れることができたSANGOのメリット・デメリットについて、私が思うところを忖度なしで書き綴っていこうと思います。

 

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SANGOのメリット

 

柔らかい印象を与えるデザイン

 

こちらがSANGOのデフォルトページです。この淡いブルーの柔らかさといい、清潔感といい…居心地が良すぎて思わず関連記事を探してしまうような感じが、何とも言えません。

原型を留めないほどゴリゴリにカスタマイズしている場合はさて置き、ある程度のブログ歴になってくると「このブログは〇〇のテーマを使ってるのか」と分かるようになってきます。

 

そんな中、私にとってはSANGOに対する憧れがありました。「SANGO、めっちゃオシャレやん!素敵やん!」って思ってました。

私にとってのSANGOとは、センスのない人がデフォルトにちょっと手を加えただけでも、オシャレ&シンプルで居心地の良いブログサイトを作れるというイメージです。

他のテーマを使ってSANGOっぽくカスタマイズすることは可能なんでしょうけど、そこそこ知識のある人が時間を投下してようやく叶うというレベルだと思うので、時間をかけずにSANGOの魅力を手に入れたいという人にはおすすめします。

 

豊富なカスタマイズ情報がそこら中にある

SANGOは非常に人気のある有料テーマの1つです。そのため、カスタマイズ情報に困ることはありません。かの先人たちが「これをCSSに追記するだけでOK」というコードを山のように公開してくださっています。

分からないことがあっても、それらの情報に詳しいSANGOユーザーも多く、助けてくれる人が多いのもメリットの1つと言えるでしょう。

 

一応、後述しているデメリット部分にも書いたのですが、「SANGOを使って個性を出すのには、最低限のカスタマイズが必須」です。

読者の人に「このブログも同じような雰囲気だな…」と感じられてしまうことは、一概にマイナスイメージに繋がるということはないでしょうが、全く同じとなってしまうと寂しいような気がします。

そのために手を加えるべき情報は、ネット検索するだけで大量に手に入るので、自分なりのカスタマイズが可能なのは大きなメリットです。

 

私の体感的な部分ですが、アフィンガーなどアフィリエイターに人気のテーマの場合は、カスタマイズがどうこうよりも『いかにユーザービリティを高めるか』を重視しているユーザーが多いせいか、好きにカスタマイズできるような情報があまり転がっていないというイメージがあります。

 

SANGOのデメリット

 

子テーマ「PORIPU」ありきで考えた方がいい

よくSANGOのメリットとして「JINやアフィンガーなどの有料テーマと比べて、価格が少し安い」という部分を挙げている人がいます。確かにSANGOは、その他の人気有料テーマと比べると約5000円くらい安いです。

ただし、私のような「CSSの知識がない初心者が、それなりにSANGOを使いこなそうと思ったら、別売りの子テーマ『PORIPU』は必須」だと思います。

このPORIPU、ノーマル版と上位版のtearsというものがあり、tearsの価格が2019年9月現在で約5000円なので、値段的な優位は相殺されると思った方がいいです。

 

 

こちらはSANGOのノーマル版のカスタマイズ画面です。

ある程度ブログをかじって来たという人であれば問題ないかも分かりませんが、アドセンスで収益を得ようと思っている場合は、有料の子テーマが必須だと思います。

ノーマル版だと、アドセンス広告を貼る場所も追記してやらなければなりません。

 

 

こちらは「PORIPU tears」導入後のカスタマイズ画面です。緑の下線を引いた部分に「PORIPUの設定」と書かれた項目が追加されました。

  • アドセンス広告を挿入する部分の細かい設定
  • トップページの「おすすめ記事」のカスタマイズ
  • 吹き出しのカスタマイズ
  • アイテムランキングの導入

PORIPU tearsでは、これらのことが誰でも簡単にカスタマイズ可能です(もちろんこれ以外にもたくさんあります)。

 

完全なる趣味ブログという場合は、親テーマだけの購入で問題ないとは思いますが、ちょっとでも効率良く収益化したいという場合であれば、この子テーマは優秀過ぎるので必須だと思います。

(というか、「一緒にして最初から15000円くらいで売り出してくれよ」という感情が芽生えるくらい必須)

 

それなりに個性を出したければ、最低限のカスタマイズは必須

私の場合は、何も弄っていない状態のSANGOのイメージが好きなので問題ないのですが、もし「SANGOの雰囲気を自分なりに崩したい」という目論見がある場合は、それなりに自分で勉強する必要があります。

軽く調べてみても、初心者ブロガーの方がSANGOを導入しているパターンって、せいぜい「見出しを変える/カラーテーマを変える」くらいのことしか、していないというケースも少なくありません。

 

そういう意味では豊富にスキンが用意されていて、1クリックでブログサイト全体のイメージをガラッと変えることが可能な、JINやCocoonに対して魅力を感じる人も多いんじゃないかと思いました。

私も面倒くさがりなので、「SANGOに着せ替え用のスキンが数パターンあれば最高だったなぁ」と感じています。

 

カスタマイズがやや難しいか(2020/10/21追記)

SANGOを購入してから約1年が経ちました。多分SANGOは使いこなせればメチャクチャ素敵なブログサイトが作れるんでしょう。ただ、私にはやや難しいです。

いくつかSANGOで作ったブログサイトもありますが、基本的にはデフォルトのまま使ってます。だから見た人が「あ、SANGOだ」って一発で気付く感じです。

 

ちょっとあれこれやろうと思えば、すぐに「サルワカさん(製作者)のページを見れば一発です!」みたいに言われて、見に行くとまぁ膨大なコードの量なんですよ。

確かに目当ての物が見つかれば楽勝なんだろうけど、探すのも一苦労という感じで、個人的にはあれこれやろうとして頑張ってはみるんだけど、途中で投げ出しちゃうということが多かったです。

 

例えばSANGOに限らず、個別記事の1番下に「前の記事/次の記事」って表示されるじゃないですか?これ、消そうと思ったんですよ。

で、やり方調べてたら「小テーマ内にフォルダーを作って、その中にまた別のフォルダーを作って、その中にファイルを作れ」みたいに言われて、もう嫌になりました。

 

「前の記事へ」「次の記事へ」を非表示にしたい

 

一応「小テーマ フォルダー 作り方」みたいなキーワードで検索したり色々やってみたんですけど、私にはちょっとハードルが高かったです。SANGO使ってる人のアドバイス記事に辿り着いても「サルワカさんの記事を見れば一発です!」としか書かれてないですし…。

だから色んな方法を探すというよりは、やりたかったことを諦める方が早いって考えちゃうようになり、どうしても諦めきれないならCocoonに変えるって感じでやってます。確か「前の記事/次の記事」を消すやつは、Cocoonなら簡単に出来たはずなので。

 

表示速度に関しては、そこまで敏感になる必要も無さそう

個人的には「ブログで稼ぐのに有料テーマなんか必要ない」と考えています。その理由は「最近は無料テーマでも表示速度が速いものが沢山ある」からです。

あまりデザインのセンスが無い私にとって、デザインが良くて丁寧に作り込まれたブログサイトというのは憧れの対象ですが、こと「ネットビジネスで稼ぐ」という観点から見れば、デザインの良し悪しは「あればあるに越したことはない」程度の要素だと思っています。

 

重要なのは「読者の問題を解決してあげられる良質なコンテンツ」で、あとは「ブログサイトの表示スピードくらい」かなぁと(あとユーザビリティも)。

重たいページだと明らかに離脱率が上がりますし、Googleも「表示速度は評価対象にしている」と明言しています。じゃあSANGOはどのくらい表示速度が速いのかって話です。

 

 

ワードプレス立ち上げ当初のまっさらな状態のブログに、SANGOを突っ込んだ時の表示速度(モバイル)は「95」でした。

  • SANGO:95
  • Godios:95
  • Cocoon:96
  • Affinger4:97

 

私が良く利用するテーマと比較してみても、あんまり変わらないです。

「あんまり変わらないのは、まっさらな状態だからでは?」とも思ったので、ある程度作り込んだブログに適用させてみたりもしましたが、良くなるケースもあれば悪くなるケースもあり、こればかりは「ブログサイトの環境によって左右される」としか言えません

 

いずれにしてもSANGO自体の表示速度どうこうではなく、「いかに表示速度を早くしようと心掛けているか」の方が、ずっと重要な要素であることは間違いないです。

だから「SANGOは速度が速いらしい」という理由で購入に踏み切るのは、ナンセンスじゃないかと思います。

 

載せ替えは面倒なので、なるだけ早めの変更がおすすめ

 

私はCocoonを好んで利用しているのですが、そのうちの幾つかをSANGOに載せ替えようと思って断念しました。理由は「ショートコードを多用していたせいで、そのコードの書き替えが面倒で心が折れた」という感じです。

ワードプレスには「Search Regex」という、指定した語句を別の語句に置き換えることが可能な便利なプラグインがあります。

これを使えばある程度は楽になるはずなんですけど、私のスキルではCocoonの吹き出しをSANGOの吹き出しに変更するのは、結構な骨が折れる作業でした。

 

知識のある人ならサクッとできるでしょうし、私のように知識がない人でもショートコードを多用していなければ問題ないはずです。…が、Cocoonユーザーで吹き出しを使いまくっているという場合は、結構面倒な気がします。

あ、あとCocoonの吹き出しの使いやすさを体感していると、SANGOの吹き出しはちょっと不便に感じました。

 

有志の方が「SANGOのショートコードが使いやすくなるプラグイン」を公開してくれており、それを使用すると劇的に使いやすさがUPしますが、色んなキャラで吹き出しの表情を使い分けたいという場合は「AddQuicktag」などのプラグインと併用する必要があり、個人的にはCocoonに慣れていると不便に感じるのではないかと思います。

 

最後に

これからSANGOを使い倒して、気付いたことがあったら少しずつ本記事に追記していこうと思っています。いずれにしても、独特の雰囲気が最高のテーマであることは変わりありません。

「SANGOの雰囲気が好き/SANGOの要素を取り込んだ愛着のあるブログサイトを作りたい」というなら、文句無しにおすすめします。

ただ、単純に「有料テーマが欲しいなぁ」くらいの感じなら、あんまりおすすめはしないですね。黙ってCocoon使ってた方が幸せになれるはずです。