発リンクに対する考え|リンク先にパワーを取られるというのは迷信!?

 

私がブログアフィリエイト初心者の頃「発リンク=自サイトが持つパワーを取られる行動」というような声が多く聞こえてきました。

しかし、個人的にはこれは間違っていると思っていて、正しくは「ユーザーにとって有益な発リンクなら、然るべき評価を貰えるんじゃないか」と思っています。

 

そして私自身、元々は毛嫌いをしていた発リンクというものを積極的に行った結果、発リンク先のブログサイトを順位で抜くというケースも多々経験しました。

この経験からも、一概に「発リンク=パワーを奪われる」と考えるのは危険じゃないかというのが現時点での考えです。

 

このページでは、現時点で私が考える「発リンクの有効性」について持っている1つの仮定についてご紹介したいと思います。

 

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評価される発リンクなら自分にも相手にもプラスになるのでは?

 

まず最初に、2019年現在のSEOにおいても「被リンク=重要」という考えを持っているブロガー・アフィリエイターの方は非常に多いと思います。

しかしその力は一時期よりも下がり、いや、下がったというよりは「被リンクにも質を求められるようになった」と言われており、これについては私も同感です。

 

ゴミみたいなブログサイトからの100本の被リンクよりも、1本の神リンクの方が有効であるということは言うまでもありません。

被リンクも効果のある被リンクと効果のない被リンク(下手をすると無い方がマシというレベルのもの)があることについては、ほぼ間違いないと言っていいでしょう。

 

一方で発リンクについてですが、被リンクに「効果があるものと無いもの」があるのに対し、発リンクと言うだけで「全部がマイナスになる」というのって短絡すぎる考えのような気がしませんか?

それを言うなら「被リンクはどんなものでも正義」となって、初めてバランスが取れるような気がします。

被リンクに良し悪しの基準がある以上、相手にとって効果のある被リンクは自分にとって効果のある発リンクになるのではないかというのが私の考えです。

 

評価される発リンクとは?

根拠を示すための発リンク

 

健康アップデート以降、健康ジャンルに関して信憑性の有無を重視されるようになってからというもの、ある一定の法則のようなものが見えてきたような気がします。

それは「リンクの有無」です。

例えば、私たちが健康に関する情報をネットで見ていて、これまでであれば「肩こりは霊の仕業だ!」というようなサイトでも、ドメインパワーでゴリ押しということが可能でした。

しかし、そのせいで「ガンでも〇〇を飲めば治る」という行き過ぎたアフィリエイトサイトが、ネット上に蔓延したのも1つの事実と言えるでしょう。

 

これを淘汰するうえで、Googleが1つ1つのサイトを見ているとは考えにくく、詰まるところ「ちゃんと権威のあるサイトだということがハッキリしているサイト」とか、あるいはそのようなサイトから被リンクを受けているサイトが評価されているのではないかと思うんです。

(まぁ権威のあるサイトが評価を高めたのか、それ以外のサイトが評価を下げたのかは分かりませんが)

 

じゃあ一般の人がどうやって健康ジャンルで戦うかというと、根拠を示すために信頼性のあるページに発リンクをするという行動は、極めて有効なのではないかと思います。

例えば「風邪には〇〇が有効です」という情報を素人が書こうとすると、どうしても「~のようです、~と言われています」という表現になりがちです。

 

そのようなケースにおいて、そのままで終わってしまうのか、それとも読者に対して信頼のできる根拠を示すのかどうかによって、その記事の信頼性はだいぶ変わってくるというのが現時点での私の考えです。

 

踏まれる発リンク=評価対象なのでは?

 

被リンクだろうが発リンクだろうが、読者にとって活用されるリンクはGoogleも一定の評価をしているんじゃないかと私は思っています。

例えば人のブログを参考にしていて「ここの文章、ちょっと使わせてほしいな」と思ったら、引用条件を満たせば誰でも勝手に引用できるじゃないですか?

その時の発リンクはマナーと言うかルールなので、この場合は別に踏まれようが何だろうが大差ないと思うんです。

 

一方で、極端な例を出すと「肩こりは幽霊による仕業という可能性があるから、除霊してもらった方が良い」ということを書いたうえで、厚生労働省あたりがそんな感じの発表をしているページがあったら、それを根拠として示すことで、読者はリンク先で真偽を判断したがるんじゃないかと思います。

 

この場合、踏まれたという事実と移動先のページの滞在時間などを総合的に判断して、「それが読者にとって有益なのかどうなのか」という判断を下され、有益ならばそれなりに評価されてもおかしくないというような気がするのですが…。

 

私がよく使用する発リンクの仕方

 

私が主に発リンクを使用する時は「自分の書いたことに信頼性(根拠)を示したい時」や「検索ユーザーが便利に感じるんじゃないかと思う場面」で発リンクを使用します。

極端に言うと、発リンク先に飛んでしまったユーザーが仮に戻ってこなかったとしても問題ないという考えです(もちろん戻ってきてもらえるのが望ましいですが…)。

 

例えば、筋トレをしていて「自分はこうやって筋トレをしている、そして実際に効果も出ている」とは言っても、世の中には「それって科学的な根拠はあるの?」と考える人も大勢います。

タンパク質を積極的に摂るのが良いという事実にしてみても「大量に摂りすぎて内臓に負担が掛かるって言うのは、具体的にどれくらいからやばいのか」という部分などで、素人が説明するのには限界があります。

それこそ詳しいサイトから情報を仕入れて、自分なりに咀嚼して分かりやすく書き直すという程度では?(コピペはダメだよ)

 

そういう時に医学的な見解で「〇〇と言われています(外部リンク)」というカタチにすれば、本当に気になっている人は見に行ってくるでしょう。

そしてそれまでに私の文章に興味を持って貰えていれば、きっと戻ってきてくれるでしょう(たぶん)。

メインの使い方は、自分の書いてあることの補足と言うか「私は専門的なことは分からんけど実際にそうだと感じているし、一応専門家の人もこう言ってるよ?」という感じで添えておくという感じです。

 

他には、コンプレックスを解消するお悩みグッズなんかは、実際に店舗で買うよりも通販で手に入れることの方がハードルは低いです。

しかし「どういう品名で商品が届くのか?」という部分だったり、あるいは女性の1人暮らしだと「夜に配達員の人に来てほしくない」とか、家族と住んでいても「家族に何を買ったかを詮索されたくない」という人がいると思います。

そんな時に、宅配業者の営業所に引き取りに行けるのかどうかなどを調べたうえで、必要に応じて宅配業者の公式ページを外部リンクとして用意したりもしています。

 

用意した意図としては「自分の家の最寄りの営業所の場所、営業時間の確認用」という意味があるのですが、こういう外部リンクの使用の仕方で自サイトのパワーが取られていると感じたことは1度もありません

 

健康ジャンルで戦うことはおすすめしません

 

これまでに「有効な発リンク等を駆使することで、例え権威のあるサイトから被リンクを貰えなかったとしても、そこそこ戦えるんじゃないか?」ということを書いてきましたが、私自身はブロガー・アフィリエイターの方々に対して健康ジャンルで戦うことはおすすめしません。

 

理由としてガセ情報は淘汰されるようになっていくでしょうし、やはりこれまでの医療デマなどの拡散によって、ネット利用者の多くも「ネットには嘘も大量に転がっている」ということを改めて認識したのではないかと思います。

 

まぁ病気に関する悩みを病院に行かずにネット検索で済まそうとする人も、それはそれで問題があったようにも思いますが、今後はますます「嘘っぽい内容の情報は上位表示しない」という流れは加速していくのではないでしょうか。

 

個人的には本当に健康系で悩んでいる人が「自分と同じような境遇で悩んでいる人のために情報発信したい」という想いで発信している体験談などの情報は、上位表示されてもいい(上位表示される価値のあるコンテンツが多い)と思っています。

ダイエットとか不妊治療とかが良い例ですね。

 

ただし、ここは同時に儲かるジャンルでもあるので、悪いことを考える奴がたくさんいるのも事実です。

そして、それらをGoogleが判断したうえで差別化をしていくというのは、まだまだ難しいのではないかと思っています。

 

これまではグレーゾーンとして見逃されていた薬事ルールに関しても、広告主から徐々にメスが入るようになってきていますし、読者からしたら良い兆候と言えるのでは?

いずれにしてもライバルは激減しているので、考え方によっては上手くやれるのかも分かりませんが、医者などの専門家でもない限りは、これらの情報を発信するのはおすすめしません

 

私自身も健康食品などを取り扱っている商標サイトやジャンル型特化サイトの幾つかを持っていますが、健康アップデートで順位を下げたものは上位を取り戻すつもりはありませんし、今後も新規で作るサイト数や健康ジャンルに割く時間は大幅に減らしていきます。

「アフィリエイトリンクは順位を下げる」に対する私の見解

 

よく「アフィリエイトリンク=検索順位を下げる要因だ」というように言われることもありますが、私はそのように感じたことがありません。

そしてそのような情報発信をする人がどうかは定かではないものの、とりあえず「こういうアフィリエイトリンクの使い方は評価を下げるんじゃないかな」と感じる例があります。

それは「公式サイトであるという明言をしていないアフィリエイトリンク」です。言い方を変えれば、なんとかして読者に踏ませようとしたリンクという感じですね。

 

具体例を挙げると、とある商品の効果について自サイト(商標サイト)で簡単に説明をし、そこで「詳しくはこちら」と書いたアフィリエイトリンクを貼るというパターンなんかがそうです。

そりゃ詳しく知りたい人は踏みます。そこで公式サイトに飛ばされたときのガッカリ感って分かりますか?

 

商標サイトの場合は、多くの読者が「公式サイトじゃ分からなかった(あるいは嘘くさいと感じた)情報を探しにやってくる」というケースが非常に多く、詳しく知ろうと思って開いた先が公式サイトだとがっかりするという人も多いのではないでしょうか。

ここで「詳しく見る」という感じのリンクを貼るなら、内部リンクで詳細記事に誘導し、そこで「最安値の公式サイトはこちら」という感じで公式サイトに誘導した方が成約率は高くなることが多いです(あくまで私の経験上によるものですが)。

 

個人的には公式サイトに飛んだ後のユーザーの情報までもGoogleは追っているという考えで、公式サイトでどういう行動をしているかという部分で、その発リンクの評価が変わってくるのではないかと考えています。

つまり「なんだ、詳しく書いてるのって公式サイトのことか」と思われてしまうようなアフィリエイトリンクは、低評価に繋がっているのではないかという考えです。…知らんけど。

 

最後に

あくまで私が感じていることなので、正しいかどうかと言うのは分かりませんが、少なくとも「発リンクが必ずしもマイナス要因になる」ということはなく、ちゃんとそれが発リンクとして機能しているのであれば、いたずらに評価を下げると言うことはないのではないかと思っています。

 

ゲームの例で言うと「新作ゲームの映像が超綺麗!」と書いておきながら、その新作ゲームの映像が確認できる公式サイトのリンクなんかを用意することが、そのブログサイトにとってマイナス評価になるとしたら、それってちょっとおかしい理屈だと思いませんか?

 

以上の理由から、私は必要だと判断した発リンクは、これからもガンガン貼っていきます。