「ブログで紹介する商品は実際に購入した方がいいの?」という質問

ネット上には実に多くのアフィリエイトブログ&アフィリエイトサイトが蔓延していますが、その中の狙い目キーワードの1つとして「〇〇+おすすめ」というキーワードがあります。

 

例えば私の場合は、ガジェット関連の知識が全くありません。2019年現在、使っているスマホもiPhone5sです。

そんな私がプレゼント用に「スマートスピーカー」に興味を持ちました。1番最初にGoogleに入れたキーワードは「スマートスピーカー おすすめ」です。

 

こういうサイトを見ていると、ある1つの疑問が浮かんでくることも珍しくありません。

それは「この記事を書いた人は、本当にこのスピーカーを購入して使用感を試したことがあるのだろうか」という疑問です。

 

本記事ではブログ初心者の人が割と悩みやすい「ブログで紹介する商品は実際に購入した方がいいの?」という質問について、私なりの考えを書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

ステマは嫌われる行為である

ステルスマーケティング(略してステマ)という言葉を聞いたことがありますか?定義は以下の通りです。

ステルスマーケティング(英: Stealth Marketing)とは、消費者に宣伝と気づかれないように宣伝行為をすること。

 

1番大きな問題になったのは、確かオークションのやつだったと記憶しています。

「本来なら数万円くらいする物が、このオークションに参加したら数千円で買えたよ!」というブログ記事を書き、実際にはそのような事実は無く、実はこれが宣伝だったという事例です(詳しく知りたいという人はペニーオークション詐欺事件で検索してみてください)。

 

これに関与していたタレントの方は多くが干されてしまったのか、テレビで見かける機会はだいぶ減ったように思えます(一部、これを無かったものとしてご活躍されている方もいますが)。

個人的にはそれだけステマが一般の人に嫌われる行為で、イメージ低下を招くことなんだと感じました。みなさんはどうですか?ステマは悪だと思いますか?

 

ネット上はステマだらけ

ハッキリ言ってネット上はステマだらけです。見る人が見れば「あー、これはステマだな…」と分かりますが、人によってはそれに気付かないことも少なくないでしょう。

私もランキングサイトを幾つか所有していますが、甲乙つけがたいという場合は報酬額の高い順にランキングを作っています。これも人によっては「ステマ行為だ!」と言いたくなるのではないでしょうか。

 

なんでステマが蔓延しているかというと、それだけステマが稼ぎやすいってことです。

私はレビュー記事を書く際は「悪い部分は悪いとハッキリ書く」というモットーでレビュー記事を書いています。

でも、悪く言われた商品よりも良く言われた商品の方が、読んでいる人が欲しくなるという理屈は分かりますよね?

 

あまりにも褒めちぎっている場合は逆に怪しくなることもあるでしょうが、基本的には「買った方がいいよ」という後押しの方が収益は生みやすいと言えるでしょう。

 

モラルを考えだしたらキリがない

世の中にはルールが溢れています。

もちろんルールは守るべきで、もしそれを守らなければ罰が与えられることになるわけですが、この場合難しいのは「ルールを守りさえすればいいのか」という部分です。

 

分かりやすい例を出すと「借りた物は返しなさい」というのはモラルであり、ルールではありません。

この時に「ルールに定められてないから問題ない」と考えるのか「人から借りた物は返すべき」というモラルで行動するのかどうかという話です。

 

それを踏まえて書きますが…。

綺麗なモデルさんが「私が使っている化粧品はこれ!」と言って紹介をしたら、それはそれは儲かることが容易に想像できるわけですが、実際に使っていてその商品が本心から良いと思っている場合は問題ないとして、実際には使っていない物をおすすめとして紹介するのは悪だと思いますか?

 

私の考えとしては買っていない物を買ったようにみせかけるというのも1つのテクニックなので、それを見抜けない人に売りつけるという行為は褒められた行為じゃないにしろ、完全な悪とは言えないのではないか」と思っています。

そういうことをする人がいなくなる、あるいはそういう記事が検索結果から排除されれば、非常にクリーンな世界になるとも強く思っていますけどね。

 

どちらにしても万人に売るのは難しい

例えば商品を褒めちぎったとしても、中には「褒めすぎて逆に怪しく感じる」という人が出てきますし、安ければ安いほど魅力を感じるという人もいれば、安いよりもちょっとくらい高価な方が安心感があるという人もいます。

 

どちらにしても万人に売るのは難しいので、だったら「良いも悪いも正直に曝け出して、その上で判断してもらった方が双方にとって得だし楽じゃない?」というのが、現時点での私の考えです。

 

あとこれはあくまで私の考えですが、感想には個人差があるのでそこまで重視しておらず、結局は説得力の問題だと思っています。

サプリメントの記事を書く上で「非常に飲みやすかったです」と文章だけで書いてあるブログと「私には少しカプセルが大きくて飲みにくかったです」と画像付きで紹介している場合、後者の記事の方が断然説得力があると思いませんか?

 

物販アフィリエイトに取り組む場合、上位表示さえされれば写真がなくても売れます。

極端な話をすれば文章力もあまり必要じゃなくて、アフィリエイトリンクを置いておくだけでも成果は挙がるでしょう。

でも正攻法で取り組む場合は、ユーザーの満足度に直結する記事こそが上位表示されると言われているので、周りのライバルたちよりもいかに魅力的な記事を書くかが重要です。

 

私自身のスタイルを紹介

かつて取り組んでいたステマ風の記事

例えばAmazonで「スマートスピーカー」と入れると、色んなスマートスピーカーが出てきます。これをレビューの評価が高い順に並べて、ランキング形式にして紹介するということをしていた時期がありました。

紹介文は、色んな人のレビューを自分なりに咀嚼してまとめるというスタンスです。

実際に自分が購入している感じというよりは、一種のまとめサイトのようなイメージで書いていましたが、読む人にとってはステマと感じたのではないかと思います。

 

ちなみにこのスタイルで記事を書くと、簡単に記事ボリュームが増やせるので割と上位表示しやすく、結構売れました。

…が、頑張って売っても商品価格の数%という報酬額の低さもありますし、何よりもライバル企業サイトの存在が大きいです。

このような「〇〇+おすすめ」を量産するスタイルでアフィリエイト事業に参戦してきた企業サイトがいくつか存在するので、そこと正攻法で戦って勝つのは難しいと判断し、もうこのような感じの記事は書いていません。

 

たぶん今でも企業サイトのおこぼれを貰うようなカタチにはなると思いますが、全く稼げないと言うことはないと思います。

ただ「その熱量を他に向けた方がもっと稼げるのでは?」とも思いますね。

 

今の記事作成スタイル

私の現在の記事作成スタイルのメインは「ASPを利用した物販アフィリエイト」です。これは実際に商品を購入して、それをレビューしています。

理由としては、画像を掲載した方が訴求力が高くなると思っていますし、そういう部分の説得力がないと私の文章力ではライバルたちに太刀打ちできないと判断したからです。

 

今の私はもう完全にアフィエイトに毒されてしまったので、人のおすすめを素直に聞き入れることができなくなってしまいましたが、やはり実物の写真が見れるのと見れないのとでは説得力が大幅に変わってくると思います。

 

今のところは「思っていたよりも早く案件が終了してしまった」というケースを除き、高確率で元は取れているので(1つか2つ売れれば元が取れるというパターンがほとんどですし)、2019年もこのスタンスで取り組んでいく予定です。

もちろん実際に購入しなくても物販アフィリエイトを成立させている人は山ほどいますので、これこそがテクニックと言えるのではないでしょうか。

 

まとめ

これまで「ステマは悪か否か」というテーマで話を進めてきましたが、なくなればいいなぁという思いはあるものの、無くならないだろうなぁというのが本音です(だって稼げるから)

ただ、少しでも読者に対して後ろめたさを感じるのであれば、最初からやらないのが得策ではないでしょうか。

 

ステマしている人に対してズルいと思う気持ちがあるなら、それを熱量にして正攻法で取り組んで行けば、気付いた頃には「そんなのどうでも良い」と思えるくらい稼げるようになっているかもしれませんよ。