リアルの世界でブロガーやアフィリエイターと繋がっていない私のような人間にとっては、Twitterなどを通じて手に入る情報には非常に助けられることが多いです。
…が、当然ながら役立つ情報ばかりではありません。広告目的のツイートもあれば、単なる自慢なんかも少なくないので、この辺りは上手く取捨選択する必要があると言えるでしょう。
しかしながら、自分がまだ稼げていなくて余裕のない時期に「今月は7桁余裕でしたー」とか、こっちがGoogleのアルゴリズム変更でヒーヒー言ってる時に「アプデ無風でしたー」とか言う人が出てくると、ちょっと嫌な気持ちになるというか消耗してしまうという人も多いはず。
そんな人に向けて(というか私自身に言い聞かせる意味でも)、今回は「他人の収益、検索順位の上下に惑わされるな!前提条件の違いを知ろう」というテーマで進めていきたいと思います。
他人の収益、検索順位の上下に惑わされるな
研究して勉強することは重要
例えば「ブログで月に100万円稼げるようになりたい」という人は、実際に月に100万円以上稼いでいる人のブログサイトを見て勉強することは、非常に有意義だと思います。
ですが、ブログアフィリエイトに関して言うと「収益や稼いでいるキーワードを公表する」ということは、それだけで結構なリスクを伴います。
アドセンスを貼っているのであれば「同じアドセンスコードがどのブログサイトで使用されているか」を調べれば、その人のアドセンスサイトが全部分かるようになりますし、稼ぎ頭のアフィリエイト案件やキーワードが1つバレるだけでも、結構な痛手に繋がるケースも少なくありません。
ということで、自分が運営しているサイトなどを明確にせずに「今月も7桁稼ぎました」という人が結構多いです。…が、こんなのは私もあなたも言おうと思ったら言えることです。
実際にサイトを公開している人がいれば、そこから何かを学び取ることは重要ですが、そうでもなければ収益報告なんて「単なる自慢/自虐ネタ」なので、気にしないのが賢明だと思います。
▶ブログ初心者のうちのTwitterとの向き合い方|便利な反面、良い事ばかりでもない
検索順位が上がる人がいれば、下がる人もいる
検索順位が上がった人がいるなら、その裏に下がった人もいます。
Googleによって「下げられるべくして下げられたパターン」があるのも事実ですが、基本的には「身に覚えがないけど、なぜか大幅に順位を下げられた」と感じる人の方が多いのではないかと思います。
その裏でなぜか順位が上がった場合だと、なぜか「自分の努力が認められた」と感じる人が多いです。
全員が全員そうではないものの、「落ちた時→なぜか分からない、上がった時→自分の努力のおかげ」は都合が良すぎるなぁと思ったり、思わなかったり。
例えば自分の渾身の記事があるキーワードで5位だったとして、それよりも上位にいる4記事に負けを認めることってありますか?そして自分より下の記事に勝っていると断言できますか?
個人的にはFIFAランクみたいに「ランクが下でも強い国はあるし、勝敗はランキングでは計れない」みたいに考えているので、簡単に入れ替わることが多いと思っています。
特に大きい変動があったりすると、何にも手を加えていないのにしばらく経って気付いたら順位が復活していたなんてことも普通にあるので、あんまり気にしないことです。
▶Googleアップデートの影響で大きく順位変動した時の正しい対処法|果報は寝て待てとはまさにこのこと
他人と比べても前提条件が違うから意味がない(ことが多い)
ブログアフィリエイトを始めて〇ヶ月で△△万円はアテにならない
前項でも軽く触れたように、そもそも「自分が何のキーワードで、どのブログサイトで稼いでいるか」を公表していない時点で、この発言には全く意味がないことが多いわけですが、実際にこれが本当だったとしても、この発言者と私とあなたでは前提条件が違うことが多いです。
例えばアフィリエイトには広告を出す手法もあるので、広告費で100万円使って120万円の売り上げを出せば「アフィリエイトで120万稼ぎました!」と言っても嘘じゃないじゃないですか?
これはちょっと極端な例ですが、それ以外にも「取り組んでいるジャンル、バズやラッキーパンチの有無」などにも大きく左右されるでしょう。
狙って記事をバズらせるというスキルがあるなら別ですが、たまたま書いた記事をTwitterで呟いたらシェアされて伸びたというケースもありますし、たまたま扱った新規案件がライバルがいなかったおかげで上位表示され、それがたまたまテレビかなんかで取り扱われて一気に売り上げが伸びたなんてケースも無くはないです。
ただでさえラッキーパンチが多い世界で、売り上げを出すことも難しいですが、それを維持することはもっと難しいです。
パチンコと一緒で「勝ってる時は饒舌になるけど、負けたことは言わない」なんて人は五万といますから、全部を全部真に受ける必要はありません。
アドセンスに一発合格が優秀?
アドセンスの審査に合格できない人からすれば、「アドセンスに一発合格しました!」という人が多ければ多いほど、「自分には向いていないんじゃないか」と不安になってしまうと思います。
…が、こんなものは全く関係ないです。なぜかというと、アドセンスに一発合格している当ブログが、まったく優秀でも何でもないからです。
というのは冗談で、全くの初心者から始めた場合もありますし、ある程度パソコンに詳しい人間がやっている場合もありますし…。もっと言うと「本当の意味で初めてのアドセンス審査かどうかも分からない」じゃないですか?
今はアドセンスを掲載したいブログサイト全てで事前審査が必要になったので、人によっては「〇個目のサイトの審査」とかそういうケースもあるわけです。
それに私の場合、なんでアドセンスに落ちたか全く理解できないというブログサイトで、単に数ヶ月放置しただけなのに再申請をしたら通ったという不可解なパターンも経験しました。
このことからも「審査基準は意外と曖昧で、それをチェックしたGoogle担当者の間でも評価基準が違うんじゃないの?」くらいに思っています。
「ウチは無風でした」と言ってみたいだけ
ちなみに2019年9月のアップデート、Twitter界隈を見ていると尋常じゃないくらい検索順位に変動があったようですが、私の場合は3月に既に壊滅的な被害を受けていることもあり、ほぼ無風でした。
そして当ブログ「ブログ生活.com」に関しても全くの無風です。
というのも、当ブログのように「1日のアクセスが10PV未満で無風も何もないだろ」という話なんですけどね。Twitter界隈では「前提条件なしで呟く」ということが結構あるので、言葉の額面通りに受け取ると語弊を生んでいることが相当あると思います。
「アクセスが20%減です」って言われて、すごいと思うかどうかって「元々のアクセスがいくらか分からないと判断できない」と思うんです。
月間100万PVのブログサイトで20%のアクセス減っていうなら、それは結構な大打撃じゃないかなとも思うわけですが、月間1万PVくらいなら20%減だと2000PVじゃないですか?1日に換算したら70PV前後なワケです。
取り扱っているジャンルによっては「土日にアクセスが増える」とかも珍しくないので、ハッキリ言ってこのくらいは誤差のレベルであることも少なくありません。
こういう人はたぶん「ウチは無風でした」と言いたいだけ。あるいは「今回のアプデで無風だった当ブログのSEOノウハウはコチラ→有料note」とかやりたいだけ。
最後に
あくまで私の場合ですが、Googleアップデートの煽りを受けなかったとしても「明日は我が身」の精神で、「落ちた人はなぜ落ちているのか、自分のブログサイトはなぜ落ちなかったのか」を冷静に判断しようと思っています。
少なくとも「ユーザー目線で、しっかりとしたコンテンツ作りしてたからだ!やったぜい☆」とは死んでも思わないです。
今回は運が良かっただけ。そして、いつも自慢しているあの人がおとなしいのであれば、その人は恐らく被害を受けてます、はい。