物販アフィリエイトとステルスマーケットって、切っても切れないくらいの関係と言えるのではないかと思います。
いつの時代も「自分で紹介する商品は、自分で買う必要があるのか」という部分が気になる初心者ブロガーさん、初心者アフィリエイターさんは多いようです。
個人的には、アフィリエイトなんて「やれるならやるに越したことはない」という結論になることばかりだと思っています。リンクを貰うにしても、ちゃんと運営している良質なブログサイトからのリンクの方がいいです。
文字数に関しては、まぁ1文字でも多い方がいいとは言い難いですが、ブログサイト全体の厚み(記事数など)はあった方がいいと思います。もちろん「高品質なレベルで」という条件は付きますが。
というわけで、あくまで弱小ブロガーである私の考えとしては「商品は実際に買って、実体験に基づいてレビューした方がいい」という考えです。
以下で、その理由について詳しく解説していきます。
ブログアフィリエイトで稼ぐにはリアリティを追求すべし
本人の体験は唯一無二のコンテンツ
あくまで私の場合ですが、そこまで高価な物じゃなければ「気になる物は買う」というスタンスです。
金額的に自分の中で「失敗したくない」という感情がある場合、あるいは「無駄にしたくない」という場合は、事前に評判や口コミを調べます。
具体的な金額を言うと、5000円以上する贅沢品あたりは悩みます。必需品は悩まないですが、無ければ無くても困らないという物が5000円以上する場合は評判をググりますね。
一方でカップ麺やお菓子なんかでも、斬新なアイディア商品だと気になります。
この場合は、別に失敗しても金額的な痛手はありませんが「食べ物を粗末にしてしまうかもしれない」という引け目が気になって、このような場合もレビュー記事を探したりします。
で、目的のレビュー記事に辿り着いたとして、こっちが求めているのは「リアルな体験」の記事です。
記事でリアルな体験を読者にイメージさせるには、筆者の文章スキルなども重要かとは思いますが、何よりも「筆者が実際にそれを体験していることのリアリティ」が重要だと思います。
体験をせずにリアルを語れるなら、それも才能
以前にも、初心者ブロガーや初心者アフィリエイターの方にありがちな疑問の解決記事ということで書きましたが、個人的にはステルスマーケットに対して「人を騙せるのも才能の1つ」という趣旨の記事を書きました。
▶「ブログで紹介する商品は実際に購入した方がいいの?」という質問
私がもし本当に買おうかどうかを悩んでいて、その商品に対する情報や評判をググっているのだとしたら、多分それを実際に体験していない人からは買わないと思います。
実際に答え合わせをしたことがないので何とも言えませんが、その人の文章が上手いか下手かは別にして、リアルが感じられないと私の心は動かないという自信があります。
今までの買い物はすべて「その商品を購入した人の体験談を通して購入してきた」と思っていますが、もしその中にステマの筆者がいたんだとしたら、それもまた才能です。
上位表示出来れば、売れることは売れるけど…
そもそもリアルな体験なしで上位表示させるのも結構難しいのですが、まぁ仮に上位表示出来たとすれば、そこそこ売れるのは事実です。
でもこれがリアリティ溢れる情熱の込もった記事であれば、アクセスが一緒でも成約率や売り上げは一気に伸びるでしょう。
すごい言い方が悪いですけど、それなりのキーワードの検索順位で1位が取れれば「小学生が書くような文章で、アフィリエイトリンクをポツンと置いておいて、ちょろっと嘘体験の感想を載せておいただけの記事」でも、全く売れないということはありません。
ただ、多くの人は次の順位の記事に行ってしまうと思います。読者はその商品を買おうかどうかを真剣に悩んでいる人が多いので、そこにリアリティが無いと刺さらないことが多いです。
たまにワケの分かんない人が買ってくれることはあっても、売り上げは少ないままだし、いずれは順位もライバルサイトに越されていくのが目に見えます。
商品画像の説得力は抜群!
もちろん「体験していないのに、あたかもリアルな体験を語れる」という才能があるのであれば、読者を欺くことも可能でしょう。
ただし、それでも体験談を他サイトからパクったりしない限りは厳しいんじゃないかと思いますし、どうしてもリアルな体験を語るうえで「商品の画像」って重要だと思います。
「ここが外れればもっと良かった!」とか「ここに埃が溜まりやすいけど掃除しにくい!」とか、そういう不満点って画像を掲載してあげることで一気に説得力がアップしますから。
そこまで丁寧でリアルな体験談を語れる人が、一切の商品画像を掲載していなければ、私なんかだと「この人は百聞は一見に如かずという言葉を知らないんだろうか」とか思ってしまいます。
コンプレックスを解消する商品だったら、外箱に商品を連想させる情報の記載がないかどうかは気になると思います。
大抵の案件では「商品が分からない状態で梱包します」と書かれていることが多いですが、それについても「こんな感じの梱包状態でした!」という画像を載せておくだけで、説得力は大幅にアップするでしょう。
サプリメントの錠剤なんかも、大きさは数字で書くよりも「形が分かる何かと横に並べた画像」の方がイメージしやすいはずです。
背中を押すのも重要だけど、デメリットの紹介も重要
例えば車を買う場面を想像してもらいたいんですけど、ディーラーに行ってその車の専門家から話を聞いて、色んな情報を耳にいれつつも、結局は家に持ち帰って色々調べたりすると思うんです。
この時、知りたい情報って「デメリット」じゃないかと思うんですよね。
商品を売りたい人、その商品の販売者やスペシャリストって、商品の性能とか性質とか「この商品にはこのようなメリットがあります!」という説明の話術には長けていますけど、デメリットってなかなか語ってくれないじゃないですか?
デメリットの話になると急にトーンダウンして、「価格がちょっと…」とか急にリアリティの無い話になるんです。
読者が知りたいのはまさにそこで、「そのデメリットが自分にとって許せるのか、そうじゃないのか」という部分が知りたいのではないかと思います。
私はここで「自分の感情を正直に語って、リアルさを伝える」ということは、どんなデメリットを語ったとしても、決してマイナスになるとは思っていません。
もちろん自分が「これを買って後悔した」という結論になっているんじゃなくて、「この商品にはこのようなデメリットがあるけど、これを買ってよかったです」という結論の方が読者を誘導できるとは思いますが、全部言っていいと思います。
読者の気持ちを動かすのは「熱意とリアリティ」です。それが揃っていれば、もし自分にとって譲れないデメリットが語られていたとしても、「この人もそれが不満だとは言いながらも満足しているみたいだし…」ってなりそうな気がしませんか?
そうやって読者に思わせるような情熱は、実際にその商品を体験した人しか発信できない要素だと私は思っています。
最後に
私も初心者の頃は、商品LPの情報を咀嚼しただけのサイトを作って、そこに口コミサイトからレビューだけを引っ張ってきたりして、ボリュームを増やしているだけの商標サイトを結構作りました。
その中でいくつか売れたものは、実際に商品を購入してリアルなレビュー記事を追記しましたが、全てのサイトで売り上げもクリック率もアップしたので、それ以来は商品を買って試すことが多いです。
あんまりおすすめすべき手法ではありませんが、実際に商品買わずにサイトを作ってみて、そこから1つでも売れたらその売り上げを使って商品を購入し、そこで体験談を書くと言うのもアリかと。
…まぁ、最初から自腹を切った覚悟を持って記事を書くのが理想ですけどね。