あなたは独自ドメインをどこで取得していますか?
私はバリュードメインで取得することが多いのですが、割と高頻度でお名前.comも利用しています。理由は「独自ドメインが安く買えるケースが非常に多いから」です。
そんなお名前.com、個人的には初心者の方にちょっとおすすめしにくいというか、初心者に限らずおすすめしにくいというか…。ちょっと複雑な感じなんです。
そこで今回は、私がお名前.comを初心者殺しだと思っている理由と「お名前.comでドメインを取得する際の注意点」についてご説明したいと思います。
お名前.comを利用する理由
私がお名前.comを利用する理由は、圧倒的な安さ以外の何物でもありません。
定期的にキャンペーンをやっていてドメインが安く手に入ることが多いので、個人的には気に入らない部分が多いものの、背に腹は代えられないという気持ちで、ありがたく利用しているという意味合いが強いです。
例えばこの記事を書いているの2019/03/06時点では、.comが260円で買えます。.jpも1160円で激安ですし、この金額でこのドメインを購入できるのはお名前.comだけです。
お名前.comだからと言って毎日がこの値段というわけではありませんが、かなりの高頻度でキャンペーンをやっていますし、キャンペーンをしている時の猛アピールがすごいので、嫌でも目に付くという感じでしょうか。
お名前.comの残念なポイント
猛アピールがスパム級
個人的には「何か買っただけで、そのショップからメールが来るようになる楽天市場」も軽く迷惑な制度を導入しているなと感じることがあります。
「必要だったらこっちで『メールを受け取る』にチェックを入れるから、最初からメールを受け取るという欄にチェックを入れておかないで欲しい」と思うのですが…。
世の中にはこのような「小さな親切、大きなお世話」と言えるような、軽い押し売りが非常に多いです。とある通販ショップは、1度利用しただけでそのあと普通に個人情報を利用してダイレクトメールを定期的に送ってきたりすることも珍しくありません。
しかしそれらが可愛いと感じてしまうほど、お名前.comのやり方は目に余るものがあります。
例えばTOPページに行くだけで、以前に検索してみただけの独自ドメインを「お忘れのドメイン」として押し売りしてきます。
あとはお名前.comを検索しただけでも、その後のアドセンス広告は酷いことになるケースが多いですし、定期的に送られてくるメールが本当にスパム級で迷惑です。
「物は言いよう」とよく聞きますが、意図的に自動更新設定をしていない独自ドメインに対して「自動更新設定を忘れてます!これを忘れてしまうと大事なドメインが失効してしまう恐れがありますよ!」というように、定期的に煽りメールを送ってくるあたりもさすがだと思いました。
あとは「ブログ生活.com」を取得したら「ブログ生活.netはどうですか?ブログ生活.jpもありますよ!」などのアピールも好きになれません。
Who is 情報 公開代行が有料
個人的に許せないポイントがこれです。独自ドメインには「取得者の情報を公開しなくてはならない」というルールがあり、ドメイン名から運営者の名前や住所などを知ることができます。
しかしこのご時世にそれだと不安に感じてしまうという人が多いため、ドメイン取得業者の方で「なんかあったら情報は公開するけど、基本的にはウチの情報を載せておきますね」というサービスをしてくれているんです。
そしてこれは取得タイミングに関わらず、多くのドメイン業者が「いつ申し込んでも無料で利用OK」としてくれているのに対し、お名前.comだけは「ドメイン取得時の申し込みなら無料だけど、それ以降の申請は有料」という特殊ルールになっています。
これが言葉を選ばずに言うと「ゲスの極み、もしくは地獄の鬼すら反吐吐く所業」です。
これはお名前.comのドメイン取得画面ですが、ここでチェックを忘れてしまうとWho is 情報 公開代行をお願いするのに料金が発生してしまうというシステムです。
何が嫌かと言うと、そもそもこれを不要とする人の方が少ないはずですから「最初からチェックを入れておいて、不要だったらチェックを外してください」というのが本来の良心的なサービスであるのに対し、そういう気配を微塵も感じさせないという部分が、どうも好きになれません。
そして初回登録時にWho is 情報 公開代行の申請を忘れてしまうと、その後は毎年課金が発生するというシステムになっているので、引っ越しやむなしという感じです。
個人的にはこういう部分が好きじゃないのであまり人にはおすすめしたくないのですが、実際は自分でも使用しているという部分もあって、それを紹介しないのもフェアじゃないような気もするんですよね。
しかし、自分で設定を忘れてしまった独自ドメインに対し、毎日のように「Whois情報公開代行を設定しませんか?まぁお金は掛かりますけどね、がはははは」という内容のメールが来るのは、かなり意地悪なサービスと思われても仕方がないのでは?
このメールを見るたびに「もう二度と利用しない」と誓うものの、また安さに釣られて購入してしまい、そのうちチェックを入れ忘れて大損をするという繰り返しです。
ご自身の個人情報が漏れていないかチェックしてみてください
当ブログのwho is 情報を検索すると、上記のような画面になります。エックスサーバーを利用しているという情報は筒抜けですが、それ以外の個人情報は守られているという感じです。
下の方には住所や電話番号などの個人情報が公開されていますが、Who is 情報 公開代行に申し込んでいれば、それが独自ドメイン取得業者のものに書き換えられているので安心できるでしょう。
私がブログ初心者だった頃は、個人情報を垂れ流しにしているということに気付くまで少しだけ時間があったので、今思うと何もなくて良かったと強く思っています。
人によってはピンポンダッシュ、嫌がらせでピザやお寿司のデリバリーが大量に届いたりするかもしれませんので、くれぐれも注意してください。
<<Whois検索
お名前ハラスメントについて
お名前.comの嫌がらせを「お名前ハラスメント」と命名し、鬼畜の所業の数々をまとめてみました。
お名前.comユーザーは「あるある」と楽しめるんじゃないかと思うので、合わせて読んでいただけると嬉しいです。
最後に
個人的にはあまりおすすめしたくない事情がありますが、キャンペーン中は非常に安く独自ドメインが手に入るので、初心者から上級者まで多くのユーザーがいる「お名前.com」は、付き合い方次第によっては非常に有用だと思います。
初めての独自ドメインの場合はWho is 情報、2つ目以降の独自ドメインの場合はスパム級のメールや押売り戦法などの罠に十分注意し、うまく付き合ってみてください。