初心者ブロガーさんの場合は、まずは記事を書くことに慣れることが重要です。
そのうえで収益を生みだせるブログ作りを心掛けていけばいいと思うのですが、本格的に取り掛かる前にある程度の情報を頭に入れようと思うと、なにやら「雑記ブログがおすすめ!/特化型ブログがおすすめ!」という記事が出てきて右往左往してしまう方も多いのでは?
そこで今回は、私の経験談をもとにごちゃまぜ雑記ブログと特化型ブログのメリットとデメリットについて触れ、初心者ブロガーがどちらに挑戦するべきかについて考えていきたいと思います。
ごちゃまぜ雑記ブログでも特化型ブログでもどちらでもOK
最初に結論を言うと、ごちゃまぜ雑記ブログでも特化型ブログでもどちらでも稼げます。
どちらが稼ぎやすいかと聞かれたら断然特化型ブログだと思いますが、実際に着手して稼げるようになるまでのハードルが低いのは断然ごちゃまぜ雑記ブログです。
以下ではごちゃまぜ雑記ブログと特化型ブログ、それぞれのメリットとデメリットについて簡単に触れておこうと思います。
ごちゃまぜ雑記ブログの特徴
ごちゃまぜ雑記ブログの良いところは、とにかく継続するためのハードルが低いことです。
ブログ初心者のうちは、決まったテーマで記事を書き続けることを難しいと感じてしまう人が多いのではないでしょうか?
例えば当ブログは、「初心者ブロガーの方に向けたノウハウ、アドバイス特化型ブログ」ですが、毎日同じテーマに沿って記事を書くのには、ある程度のコツと知識が必要だと思います。
例えば、すごく野球が好きな人でも「野球に関する記事を毎日書け!」と言われたら、経験がないうちは一定のところまで行った後で、どうしても頭打ちになってしまうケースが少なくありません。
もちろん初心者ブロガーの中にも、センスがある人ならこれを難なくこなしてしまう人もいるのですが、私を始めとする多くの人は、途中から記事更新に行き詰ってしまう人も出てくることでしょう。
特化型ブログの特徴
特化型ブログとは、ある特定のテーマやジャンルに特化しているブログです。客層が絞られている分、思い通りのマネタイズ法が可能になっていると言えるでしょう。
例えば趣味ブログを作るにしても、自分の趣味カテゴリーを幾つか作ってブログを書くのではなく、もっと細かい部分まで落とし込んで「ゴルフ/釣り/サッカー」などの特定ジャンルのスペシャリストを目指します。
個人的には雑記ブログよりも断然収益化しやすいと思っているのですが、その理由として「説得力が増す/関連記事を読まれやすい」などの理由があり、アドセンスだけでなく物販などを絡めることで急激に伸びるパターンも珍しくありません。
ただしネタ切れも早く、ブログを書くための基本的なノウハウがしっかりしていないと継続も困難です。
私が考える王道パターンはごちゃまぜ雑記ブログから特化型ブログに移行すること
私のパターンがこれだったのですが、初心者ブロガーさんは「ごちゃまぜ雑記ブログで経験を積み、その中で収益化できたものを特化型ブログとして再リリースする」という方法がやりやすいような気がします。
というのも、初心者のうちはどれがマネタイズしやすいかなんて分かりませんし、自分の知識や気付きによって大きく左右される部分も非常に多いです。
特化型ブログは確かにマネタイズしやすいのですが、タイトルの付け方1つを取っても経験が物を言う部分が大きいので、最初から特化ブログを上手く運営していくのはやや難易度が高いと言わざるを得ません。
そこで、ごちゃまぜ雑記ブログでジャンルによってカテゴリー分けをしながら運営し、そのうち「やたらアドセンスがクリックされるジャンル/やたら物が売れるジャンル」が出てきたら、それをテーマに新規ブログを立ち上げるというのも面白いでしょう。
「餅は餅屋」という言葉があるように、本気でお金を落としてくれる読者には、専門性の高いブログサイトが好まれます。
あなたも何か買おうと思っている際、ただ漠然と「なんか良い商品はないかなー」と思う場合はドンキホーテに行っても、本気で「〇〇が欲しい!」という明確な目的を持っているなら、専門店に行きませんか?
最初から特化型ブログに挑戦するなら…
どうしても最短で稼げるようになりたいという場合は、自分がスペシャリストであるという自覚のある分野で、特化型ブログに挑戦してみるのもいいでしょう。
例えば、社会人の方なら自分の仕事に関するジャンル、学生の方で勉強が得意な人なら勉強法のノウハウでもいいでしょうし、スポーツが得意なら「その道の初心者さんに教えるような感じのブログ」にしても面白いと思います。
ただしジャンルによって「いくら上位表示できても稼げないジャンルだった」とか「とてもじゃないけど敵わないレベルの相手がひしめくジャンルだった」などの問題が出てくる可能性があるので、これがブログで稼ぐための最短の道であるとは限りません。
そういう意味では「自分が特に意識せずに書いたら需要があった記事、ジャンル」というのは、周りのライバルたちが気付いていないブルーオーシャンだったり、自分でも気付いていなかった自分自身の得意ジャンルである可能性も。
「趣味の延長で稼げるようになれれば良い」という熱量なら、どんな方法を取っても問題ないです。ただしブログで稼げるようになりたいという目標があるなら、明確な目標を見据えて取り組んだ方がいいです。
ここで自分のブログの行く末をイメージできる人は特化型ブログ、イメージできない人はとりあえずごちゃまぜ雑記ブログで始めて、その結果を見て進路変更をするのがいいでしょう。
私の経験談から初心者ブロガーの方へのアドバイス
特化型ブログの方が関連記事が読まれやすい
私はごちゃまぜブログから開始したところ、自分が好きな「マンガやゲームなどのエンタメ系」の記事の数が伸びていったので、まずはこれを独立させました。
するとブログそのものの別記事も読まれるようになり、専門性の高いブログの強さに気付かされたという感じです。
例えば、マンガが好きな人が「おすすめマンガ」を検索し、とあるランキング記事に到達したとしましょう。
この時、もし自分にとって気付きを得られるような良記事だった場合、誰しもが「他にどんな記事を書いているんだろう?」と思うのではないでしょうか。
そこに漕ぎつけるまでのハードルが、特化型ブログの方が低いような気がします。私なら自分が興味を持っているジャンルの特化型ブログは、ブックマークに入れてまた見に行くことも少なくありません。
でもおすすめマンガの記事の隣にクレジットカードのおすすめ記事があったり、日記のような記事があったりすると、説得力は大幅に減ってしまうと思いませんか?
私ならmy〇estのような個人ブログサイトを見つけたところで「おすすめっていうか、単にランキングにしてるだけじゃない?」と思ってしまいますが。
ごちゃまぜ雑記ブログから特化型ブログに移行する際の注意点
私の場合は運営していたごちゃまぜ雑記ブログから、ある程度の記事数を書くことに成功したジャンルは特化型ブログとしてリニューアルさせました。
例えば、私が運営しているごちゃまぜ雑記ブログでは、マンガジャンルだと100記事を軽く超えているのに対し、ちょっとした思い付きで書いたダイエットの記事は2~3記事のままだったりするわけです。
これは私にとって「マンガに関する記事は書きやすく、ダイエットに関する記事を書くにはインプットが必要かも」ということが言えます。
このような要領で20記事を超えているものの中で、「意識すれば今後も記事が書けそうなジャンル」や「上手くやればマネタイズできそうなジャンル」については、ガンガン特化ブログにしていったのですが…。
もし「マネタイズ方法がグーグルアドセンスメインになりそう」だという場合は注意が必要です。グーグルアドセンスは2018年の後半以降、新たに掲載したいブログサイトは別で審査が必要になりました。
私はここの審査に通れずに困っているブログが複数あるので、ASP案件メインで収益を挙げるなら問題ないですが、アドセンスをメインのマネタイズとして考えているなら特化型ブログの量産も悩むところです。
▶アドセンスのサイト追加審査に落ちたケース|価値の低い広告枠(コンテンツの量が不十分なサイト)って?
▶当ブログのアドセンス事情|アドセンスサイト追加申請に合格するまで
最後に
私はかつてごちゃまぜブログで運営していた際の「私の仕事に関するジャンル」の記事が、意外と高い需要を持っていることに気付き、それを特化型ブログとしてリメイクしたら、収益が爆発的に伸びたという経験があります。
アクセスはそこまで稼いでいなかったのですが、その記事に関するアドセンス報酬は割と多かったですし、特化ブログにしてからはASPの高額案件も決まるようになりました。
ブログでは記事を書く能力も重要ですが、それ以上に経験と目の付け所も重要だと思います。記事を書く能力は高くても、肝心のマネタイズが下手で稼げていないというブロガーさんも沢山いるはずです。
マネタイズのセンスがある人はごちゃまぜ雑記ブログでも特化型ブログでも上手くやれるでしょう。ただしマネタイズのセンスが無い人は、ごちゃまぜ雑記ブログで経験を積んでからの方が無難な気がします。