最近はブログやアフィリエイトで稼いでいるという情報を発信する人も増えてきましたが、それを聞いても中には「ちょっと怪しい気がする/自分には文章力が無いから無理」と考える人がまだまだ多いです。
怪しいと感じる部分についてはさて置き、私は「ブログで稼いでいくのに文章力は不要」という考えを持っています。
もちろんあればあったに越したことはありませんが、どちらかというと「継続力、作業料、熱量(やる気)」の方が遥かに大事だと思うんですよね。
この記事では、私が考えるところの「人の心に刺さる文章の書き方」について、簡単に説明したいと思います。
ブログ記事=字のようなイメージ
私にとって、ブログ記事は「字」に似ているんじゃないかと思います。
綺麗な字と汚い字なら、当然綺麗な字の方が人を惹きつけやすいと思いますが、字にはもう1つ「丁寧さ」という味があると思うんですよね。
汚い字の人が雑に書いた字には、何の魅力もありません。
しかし字が汚い人でも、丁寧に書かれた字というのは「丁寧に書いたんだろうなぁ」というのが伝わってきませんか?
もちろん字が綺麗な人が丁寧に書くのが、万人受けはすると思います。
でも丁寧に書いたという部分が相手に伝われば、元の綺麗さはそこまで重要性を持たないのではないでしょうか。
好きな話題を喋る人は生き生きしている
あなたの周りに「普段は無口だけど、〇〇の話題になると急に饒舌になる」という人がいませんか?多分1人くらいはいると思いますが…。
私の友人にも「普段は喋らないのにゲームの話になると積極的に話すし、よく笑う」という人物がいます。
彼の場合は、もしゲームの話をしている部分だけを切り取っていれば、ものすごく明るい人物だという印象しか持たれないでしょう。
多くの人は「自分の好きな物、得意な物」を相手に話す時は生き生きするものです。
「じゃあそれをブログの題材にすればいいのでは?」というのが、私の考えとなります。
自分の好きなことを丁寧に発信する
例えばゲームの例で言えば、自分じゃできないようなスーパープレイを連発する人というのは憧れますし、その人のプレイを見ていて面白いと感じる部分は多いです。
しかし、いざ自分がマネをしようと思ってもできないので参考になりません。そうやって考えると、下手な人でもできる攻略法というのも需要があると思いませんか?
私はYouTubeでゲーム実況を見たりするのが好きなのですが、圧倒的にプレイスキルの高い人よりも「下手でも楽しんでプレイをしている人の実況」が大好きです。
こういう考えを持った人は、私以外にも非常に多いと思います。
ブログも同じだと思うんです。
食レポのような食べ歩きブログを運営しようとしたとして、グルメレポーターのような表現ができなくても、「また行きたいという感情が溢れている記事」というのは、すごく魅力的な記事だと言えるでしょう。
逆に言えば、変にこなれた人よりもリアル感や生々しさが残るので「自分は文章を書くのが得意だ!」と自負している人よりも「私は文章力が無いから、少しでも丁寧に書くことを心掛けたい」という人の方が、人を惹きつける文章を書くことが多いんじゃないかと思いますね。
セールスも「その商品をどう思っているか」が重要
商品をセールスするうえで、もし「自分が良いと思っていない物を、良い物だとして人に売りつける場合」であれば、セールス術やトーク術などが必要になります。
しかし「本心では良い物だと思っていない、トーク術に長けている人間」と「本心から良い物だと思っている、トーク術がそこそこの人間」が同時に同じ商品をセールスをしたら、後者になびくという人は多いと思うんですよ。
ブログで稼いでいくためのオーソドックスな方法の1つに「自分のブログで紹介した商品を読者に購入してもらうことで、一定の報酬が得られる」という仕組みがあります。
世の中には「別にこの商品が良い物だとは1ミリも思ってないけど、これが1本売れれば5000円貰えるから、あたかも良い物として紹介している」というブロガー・アフィリエイターが山ほどいます。
もちろん色んな人がこの商品を紹介していく中で、最終的には読者に対する説得力が高い方が勝つわけですけど、もし文章力が低かったとしても「私は本気でその商品が良い物だと思っている」という人しか書けない文章が、読者を惹きつけるパターンは物凄く多いです。
こういう部分で勝負していくのであれば、文章力の有る無しはさほど重要な項目ではないと言えるのではないでしょうか。
まとめ
最初から真面目な人がボランティアをしているよりも、ちょっとした不良がボランティアをした方が、世間的な評価が高くなる風潮が強い世の中です。
文章力が高い人が丁寧に書いた文章よりも、文章力が低い人が丁寧に書いた文章の方が、読者の心に刺さりやすいという理屈も分かるような気がしませんか?
「私には文章力が無いから…」と卑屈になるのではなく、むしろ開き直って「私には文章力が無いけど、誰よりも丁寧に情報発信してやる!」という気持ちで取り組みましょう。
私もそういう気持ちで頑張ります。