自分だけのブログを作る際、ブログで稼ぎたいと考える人の多くが最初に購入するのが独自ドメインです。
ブログ中級者ともなると「最初の安さに釣られて.xyzを買ってしまって、更新時期に痛い目に遭った」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
.xyzならまだしも、.shopとかは結構エグイ香辛料ですよね。
やはり価格的にもネームバリューとしても、1番使いやすいのは.comじゃないかと思います。しかし「希望の文字列.comは既に取得されている…」というケースは非常に多いです。
そんな時、日本語(漢字、ひらがな、カタカナ)+.comなら取得できるという場合に悩んだことはありませんか?
本記事では、これまでに日本語ドメインを3桁以上取得してきた私が考える「日本語(漢字、ひらがな、カタカナ)ドメインのメリットとデメリット」についてご紹介します。
日本語ドメインの例
例えば、有名な漫画で「ONE PIECE」ってあるじゃないですか?
この漫画が大好きな人がファンブログを立ち上げようとして、onepiece.comという独自ドメインを取得しようとしたら、既に誰かに取得されていました。
その時に「.comはダメだけど、.jpなら取れる」とか「onepieceはダメだけどone-pieceなら取れる」とか、その独自ドメインの人気度合いによって色々なパターンが出てくると思うのですが、割と日本語ならイケるというケースが少なくありません。
この場合で言うと「ワンピース.com」とか「ワンピース.net」などがそうですね。
ちなみに当ブログも「ブログを副業にして生活したい」というコンセプトで運営しようと思い、最初は「blog-life」などのドメインを探していたのですが、目ぼしいドメインが既に取得されていたりしたので、単刀直入に「ブログ生活.com」という日本語ドメインを取得しました。
日本語ドメインのメリット
ちょっとだけSEOに強くなる(気がする)
私がこれまで取得してきた日本語ドメインの中に「〇〇おすすめ.com」や「〇〇オススメ.com」というドメインが幾つかあります。
それらはもちろん「〇〇おすすめ/〇〇オススメ」というキーワード狙いで立ち上げたのですが、普通のドメインでやるよりも上位表示されやすいような気がしています(2019年8月現在)。
その根拠として、例えばワンピースおすすめ.comに例えてみましょうか。
「ワンピース おすすめ」なら検索結果が50位以内なのに「ワンピース オススメ」になると100位圏外ということが高頻度で起こります。
もちろん記事タイトルには「おすすめ/オススメ」のキーワードは使っていない状況です。
ワンピースという漫画は、背表紙にこそONE PIECEと書かれているものの、それをネット検索しようとする人の大半は「ワンピース」とカタカナで検索するはずです。ドラゴンボール然り、スラムダンク然り。
特に私のような学のない人間にとっては「SRAM?それともSLAM?」なんてことが多々あるので、少しでも上位表示に有利になりたいというのであれば、現時点では割と使える手法なのではないかと思っています。
検索結果にインパクトがある(気がする)
上記の検索結果は2019/02/13における「ブログ生活.com」というキーワードを検索した結果です。当然ながら当ブログが1番上に来ています。
この時、日本語ドメインが検索結果に並ぶとちょっとインパクトがありませんか?
まぁブログ術やSEOなどに興味を持っている私ですら「インパクトがあるような、ないような…」という微妙な感じなので、そんなことを意識して検索なんかしない一般ユーザーに良い効果があるかどうかはわかりませんが。
あくまで私の主観的な話をすると、とある商標(商品名)でググった時にその検索結果に「商品名+.com」があると、ガッツリ照準を合わせてきたアフィリエイターだなって思います。
そして、もし私がブログをやっていなかったとしたら「良い事ばかりしか書かない公式サイトではなく、一般の人が作った詳しいサイトなんじゃないかな?」と感じるんじゃないかと思いました。
自分のイメージに沿った妥協案が見つけやすい
「自分はこんなブログが作りたい!」というイメージが明確な人であれば、最初の段階で「こういうサイト名がいいなぁ」というビジョンを既に持っている場合が多いです。
そんな時に運良くそれに沿ったドメインが空いていればいいのですが、既に別の人が取得してしまっているというケースも少なくないでしょう。
そうなってしまうと「ドット以降のドメイン名を妥協するのか/最初から考え直すのか」などの案が出てきます。
そんな時に日本語ドメインの存在を上手く使えば、満足のいくドメインに仕上がる可能性はグンと高くなるはずです。
例えば当ブログ「ブログ生活.com」の場合、元々blog-life.comが取得できなかったのでコレにしたのですが、組み合わせによって「ブログライフ/blogライフ/ブログlife/blog生活」など色々候補が出てくるので、よほどの強いこだわりがないのであれば「これでもいいかな」と思えるドメイン名が作れると思います。
日本語ドメインのデメリット
日本語ドメインそのままで通用しない場面が多い
当ブログはワードプレス+エックスサーバーで運営しており、エックスサーバーなら問題はありませんが、あるサーバーに日本語ドメインを登録する場合、一旦アルファベットの羅列にしてから登録しなければならないという少し面倒な作業があります。
ブログ生活.comは「xn--qckyd1cw363atii.com」でもあり、日本語ドメインはxnから始まる意味不明な文字列に置き換えることがあるのですが、こうなってしまうともはや意味が分かりません。
それからバリュードメインであれば「xn--qckyd1cw363atii.com(ブログ生活.com)」と両方を表示してくれるのに対し、お名前.comでは「ブログ生活.com」としか表示してくれず、ネームサーバーを変更してサーバーに登録して…という作業を行う際に不親切だなぁと感じることが多いです。
これらの不満は、最初にアルファベット.comを取得していれば味わう必要のなかった手間なので、日本語ドメインの大きなデメリットと言えるのではないでしょうか。
ひらがなとカタカナ等で悩むことがある
上の方でも軽く触れたように「おすすめ」等のキーワードを使う時に、ひらがなにするかカタカナにするか等の微妙なニュアンスで悩むことも多いです。
これは通常の独自ドメインでも「ハイフンを入れるか入れないか」などの問題もありますし、結局は本人が優柔不断かそうでないかという部分にも関係してくるので、一概には日本語ドメインのデメリットとも言えませんが。
日本語ドメインのブログが増えてくると、アドセンスの管理画面が見にくい
ほとんどのドメイン管理会社やサーバー会社では、xnから始まるアルファベット表記の下に括弧付きで「日本語読み」を添えてくれています。
…が、2019年8月現在では、グーグルアドセンスがそのような配慮を一切してくれていません。
つまり、日本語ドメインのアドセンスサイトが5個以上もある状態だと「どのサイトがいくらのアドセンス収益を挙げたのか」が直感的に分かりにくいです。
3つくらいなら覚えれたんですけどね。今はかなり所有しているので、稼げているブログはともかく、これから日の目を見るであろうアドセンスサイト群は、どれがどれだか区別がまったく付かないという状況になっています。
というわけで、個人的にアフィリエイトメインで稼ぐ場合は日本語ドメインでも全く問題がない(むしろメリットがあるんじゃない?)と思っていますが、アドセンスサイトとして育てようとしている場合は、日本語ドメインは1個か2個に留めておくのがいいかなと痛感しました。
日本語ドメインと商標アフィリエイトの相性が抜群
アフィリエイターの中では取り組んでいるという人も多い「商標アフィリエイト」ですが、これと日本語ドメインの相性は抜群に高いです。
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どこかのアフィリエイト塾でそういう手法を教えているのかもしれませんが、検索上位にやたら日本語ドメインが出てくることがあります。
それこそ「〇〇おすすめ.com」「○○効果.com」「〇〇口コミ.com」等々。その数は商標の人気レベルに伴って増えていってるはずです。
パッと思い付くところで言えば『すっぽん小町』なんかは、色んなキーワードで日本語ドメインが取得されているイメージですね。
ブログアフィリエイトというものに精通していれば、そういうドメインのサイトを見るとマイナスに思う部分があると思います。
しかし、アフィリエイトを知らない人からすると「専門性の高いサイトに見える」と感じる人もいるでしょうし、私の体感上は上位表示されやすいというSEO効果もあると思っています。
そういう意味では、日本語ドメインを駆使してアフィリエイトに取り組んて行くというのも1つのカタチと言っていいでしょう。
最後に
私は最初は商標アフィリエイト以外で日本語ドメインを取得するのは、あまり好きではありませんでした。
それが最近では、ブログ生活.comのように「どんなサイトブログなのかを直感的に判断しやすい」という部分に少しメリットを感じてきています。
もし自分が欲しいと思っていた.comや.netが空いていないという場合、下手にあまり聞き慣れないドメインを取得するよりは、日本語.comや日本語.netを狙ってみてはいかがでしょうか?