ちょっとした工夫で売り上げアップ!ライバルを出し抜くブログ術

 

ブログに限らず、誰かに物を売り込みたいという時は、ターゲットを明確にする必要があります。

文章の良し悪しも全く関係ないとは言いませんが、「誰に対して、どうやって売るか」の方が100倍重要です。そこさえ押さえておけば、文章が下手でも売れます。

 

じゃあ具体的にどうやって売るか、あまりにも王道な手段を取ったのでは「大型企業サイトに根こそぎ持って行かれ、おこぼれすらも厳しい」という状況に陥ってしまうでしょう。

今回は、そんな悲劇を生まないための「弱者でも戦える基本戦略」についての話をします。

 

スポンサーリンク

狙う商品、客層などの事前準備を怠るなかれ

 

季節ごとの売れる商品は、ちょっと考えればすぐわかる

ブログを書こうと考える人の多くは、これまでに10年あるいは20年以上「1年間」を経験してきた人ばかりだと思います。

どの季節に何が売れるか、どの時期に何の需要が高まるか、ある程度は想像できるのではないでしょうか。

 

具体例を挙げるのであれば、春は多くの人が新生活を始める時期です。

1人暮らしを始める人が多いと想像できるので、引っ越し業者、インターネット回線の契約などのアフィリエイト案件を紹介するのが、王道中の王道と言えるでしょう。

祖父母が孫に送るランドセルや学生服なんかは、割と出費を惜しまない傾向も強く、文章が下手でも上位表示さえ取れればウハウハです(上位表示が取れればね)。

 

こんな感じで夏には夏の、秋には秋の、年末には年末の特需案件が溢れているので、それぞれの時期で複数の種を撒いておけば、1つ1つは季節のトレンドだったとしても、年間を通して商品が売れ続けるシステムが作れると思います。

 

種を撒くのは少なくとも3ヶ月以上前から

では、記事を書く時期についてですが、これも「デパートで『もう冬物の販売が開始したのかぁ…』と気付いてからでは遅い」です。

狙った記事で上位表示を取るためには時間が掛かります。すごく良い記事を書いたとして、それが一気に検索上位に表示されるかと言ったら、そんなことはほとんどありません。

 

ドメインパワーやキーワードの強さなどの要素にも左右されるので、上位表示に必要な期間は一概には言えないものの、少なくとも3ヶ月は見るべきだと思っています。

それも理想を言えば「デパートなどで季節の変わり目商品が出始める3ヶ月以上前」です。

未来を見据えたブログ戦略|3ヶ月先に向けたネタの仕込みが重要な理由

 

私は東北地方に住んでいますが、甲子園が終わってまだ暑い日が続いている状態でも、ホームセンターでは「これまでは冷涼グッズが置かれていた場所に、ストーブなどが置かれ始める」という光景を多々見てきました。

これを見て多くの人は「もう冬が来るなぁ…」と実感し、ある人は「暖房/ストーブ/コート」などをインターネット検索することが予想されます。

この時には、既に上位表示を取っていることが理想です。ですから、個人的には「冬が終わったら、来年の冬に向けた記事を仕込んでおく」くらいの熱量がちょうどいいと思っています。

 

季節ごとのトレンドを調べる具体的な方法

例えば「夏前にはダイエットや脱毛の需要が高まる」とか、「冬は保湿ケアの美容グッズが狙い目」など、言われれば気付くけど自分では思いつかないという人もいるのではないでしょうか。

そういう人に向けて、誰でも簡単に季節のトレンドが思い付く、便利なツールを1つご紹介します。

 

 

これはYahooの公式ランニングポータルです。

リアルタイムで情報が公開されるわけでは無く、大体3ヶ月程度遅れて公表されるのがネックですが、何の需要が高まったかをpdfで無料配布しています。

上記画像は2019年の4月~6月のデータで、一部は2019年だからこそという要素もありますが、基本的には2020年の4月~6月の検索需要として、置き換えて考えることが可能です。

 

こういう部分が見えてくると、オリンピックやワールドカップ、世界水泳などのスポーツ行事は「事前にいつ開催されるか」がハッキリしているので、ブロガーなら記事を仕込んでおいて損はないでしょう。

オリンピックにおいても「誰々が金メダルを獲った!」と、リアルタイムで記事を書くことが全てではありません。

事前にオリンピックの関連記事を増やしておけば、その後の速報記事でも上位表示されやすかったりもするのではないかと思います。

 

弱者こそやるべき工夫、ブログ術

 

同じ土俵で勝負しても勝てない相手を知るべき

世の中には「負けると分かっていても引けない意地」があると言われていますが、ことブログに関しては、そんなものは捨てましょう。

もちろん趣味でやっていて、お金に捕らわれないブログ運営をしているのなら話は別ですが、もし「少しでも早く、1円でも多く稼げるようになりたい」という願望があるのであれば、勝てない相手と同じ土俵で戦うのは避けるべきです。

 

例えば、本記事ではこれまでに散々「この季節には〇〇が売れるから、それを見越して先に販売用の記事を書け!」みたいなことを書いてきました。

しかし、これを真に受けるだけではナンセンスです。理由としては「そんなことは大手の企業サイトが物量作戦でやっているから」という理由の他なりません。

 

冬に風邪予防のマスクが売れるとして、検索ユーザーは「マスクにも色々あるし、どんなマスクがおすすめなんだろう?」と思って検索した上位には、大型の企業サイトが並ぶことでしょう。

自信があるならやってもいいですけど、そこと争うことの労力とか可能性を考えていくと、たぶん旨みはそんなにないです。

 

弱者ほど「逆転の発想」でライバルを出し抜け!

じゃあどうするかというと、ここで重要なのが「発想の逆転」です。

あなたは「真冬の寒い日に暖房の前で温まりながらアイスを食べる」という行動をしたことがありますか?これ、めちゃくちゃ幸せなことなんです。

 

実は冬に売れるものランキングには、アイスも名を連ねています。普通に考えたら、夏こそ売れそうなものですが、意外と冬に売れているんですよね。

で、夏は氷系のアイス(アイスボックスとかシャビィとか?)が売れるのに対し、冬はまったり系のアイスが売れると言われています。これ、ブログに応用できると思いませんか?

 

分かりやすい具体例を1つ挙げると、冬に水着を売るのは非常に有効です。

理由としては「普通のお店では手に入らないから、通販に頼らざるを得ない」とか「年末の旅行で海外に行く層が買い求める」という理由があります。

 

検索ユーザーは「冬でも水着を売ってる所ってないの?」という疑問を持ってネット検索することが予想されるので、一見すると関連性が無さそうな「水着 冬」というキーワードにも、一定の需要が生まれてくるんです。

 

「商品名+デメリット」も非常に有効

同じ理由で、何か商品を売る時に「〇〇+デメリット」というキーワードも、結構成約することが多いです(まぁ物によるとは思いますけど)。

 

人に物を売る時って、「この商品はこんなに素晴らしい面がありますよ!」というメリットをアピールするのが通常です。

ブロガーやアフィリエイターの場合は、ここから更に踏み込んで、商品そのものの魅力ではなく「この商品を手にしたあなたには、このような明るい未来が待っています」という部分に言及するのが有効だと言われています。

 

確かにこれって有効なんですけど、私を含めてそこそこの割合の人は「良い事ばかり言われると信憑性に欠ける」と思うのではないでしょうか。

私は完全無欠な商品は無いという考えで、魅力あふれる商品というよりも「欠陥の少ない商品」に魅力を感じることが少なくありません。

 

ある人のデメリットは、自分にとってデメリットでも何でもないということも多いので、私の場合は「デメリットの内容で問題なければ商品を買おう」と思うことが多々あります。

スマホを買おうと思った時に「片手で操作するには大きすぎるし重い」というデメリットは、私にとって「画面が見やすい、失くしにくい」というメリットになることも十分にあり得るというわけです。

 

「押してダメなら引いてみろ」ではありませんが、大手企業がサイトを作るにあたって「商品のデメリットに訴求する」ということは非常にやりにくい行為なので、こういう部分で戦っていくと、ライバルも減って稼ぎやすくなるのではないかと思います。

 

最後に

色んな具体例を出しながら進行してきましたが、1番重要なのは「物事の裏側にある本質を捉えること」です。

金脈のある所には人が群がりますが、そこに群がるよりも効率の良い手段は沢山転がっています。この辺に気付けるかどうか、気付こうとするかどうかが重要です。

 

Googleも再三に渡って「独自性のあるコンテンツを評価する」と言っているわけですから、少しでも周りのライバルと違う切り口を作るのは、必須事項と言えるのではないでしょうか。

ぜひ発想の逆転を身に付けて、少数ながらも読者の心に刺さる記事の執筆を心掛けていきましょう。