健康ジャンルは「○○+ブログ」っていうキーワードが狙い目!?

 

健康アップデートが猛威を振るった後のGoogle検索ですが、ものの見事に専門家の記事しか出なくなりましたね。

あからさまなアフィリエイト報酬目的とか、明らかに間違った情報というのは腹が立つものの、ここまで病院のサイトやお医者さんのサイトばかりしか出てこないとなると、闘病生活のような個人のブログが完全に埋もれてしまったなぁと感じました。

 

私は正しいか正しくないかは自分で判断するとして、謎の病気やケガなどに対して「どうやって対処したか、どうやって克服したかの経験が書かれている個人ブログ」が見たいんです。

そして「もしかして私と似たような人がいるのでは?」と思ったので、今回は『健康ジャンルは「○○+ブログ」っていうキーワードが狙い目!?』というテーマで進めていきたいと思います。

 

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「専門医の診断を受け…」って誰得?

 

「この命の水を飲めば、ガンが治りますよ!」みたいなことを言われて、それを本気にする方も本気にする方だよなぁとは思いながらも、まぁ騙されてしまった人のことを悪く言うのは気が引けるわけですが、多くの人は「怪しいものに対しては自分の中で咀嚼して、自分で判断する」というのが普通だと思っています。

 

最近はどのサプリメントにも「効果の感じ方は人それぞれです」とか「個人差があります」とか注意書きをしていますが、こんなもんは当たり前じゃないですか?

「うま煮」が本当に美味いかどうかは、こっちのさじ加減みたいな所があるじゃないですか?「うま煮っていうから買ったのに、全然美味くない!」みたいなクレーム付ける人なんかいないでしょう(最近はあるのかもしれないけど)。

 

例えば「手がしびれる」みたいなことになった時に、そりゃちゃんとした病院に行って、ちゃんとしたお医者さんに診てもらうのがベストだってことは私にも分かります。

でも、もし大したことがないんだったら、わざわざお医者さんに「肥満ですね、運動してください」みたいなことを言われるために病院に行くのは気が引けるわけです。

そして、もし大したことがあるんだったら、誰かの「私はこれで病院に行きましたが、早期発見できたので何とか助かりました!」的な記事を読んで、焦りたいんですよね。

 

仮に「手のしびれ」で検索して、個人のブログが上位表示されたとして、その人の記事に信憑性があるかどうかは私が判断します。

「もし酷いケースだと命に別条が無いとは言い切れない」ってのは重々承知で、それでも「医者に行く前にあれこれ試したい」みたいな気持ちってあると思うんです。

で、お医者さんはやっぱ専門家だから、そんなに無責任で踏み込んだことは言えないじゃないですか?だから「専門医に実際に診てもらってください」ってなります。…これって誰得?

 

病名+ブログで探すと、求めていた記事が出てくる

 

私自身、厳密にブログとサイトの違いが分かっていませんが、「病名+ブログ」で検索すると、私が求めているような記事が出てきました。

例えば私は「手にブツブツが出来て、定期的に手が痒くなる」という病気に悩まされているのですが、皮膚科に行ってもステロイド剤を処方されて終わりなんです。

お医者さんも「こういう人は少なくないけど、ハッキリと原因が分かるケースは少ないんだよねー」という感じ。まぁ実際に何度もなって、時間が経てば勝手に治るんですけど…。

 

で、純粋な気持ちで検索すると、そこには専門家のサイトがズラーッと上位表示されて、言うに事を欠いて「専門医に診てもらってください」と言われます。

「いや、診てもらったんだよ!で、それと同じ経験をした人がいるかもしれないから、その人がステロイドだけ処方されてどうしたかを知りたいの!」と思っていたのですが、ようやく見つけました。

 

これが汗疱!?長年悩まされている手の痒み・痛みの体験談を書く

 

もうまさに自分が求めていた記事です。

  • 掲載されている患部の写真が、見た目では自分のものとそっくり
  • 症状の説明が、自分のものとそっくり
  • 自分と同じく、皮膚科に行ってもステロイドを出されて終わり

 

これを読んで、この人と同じことをして、自分に効果が無かったからって文句言う?信憑性があるから同じことを試したいと思っただけで、もし自分には効果が無かったとしても、そこは自己責任だと思うんです。

ちなみにこの記事、タイトルのどこにも「ブログ」というキーワードは含まれていませんが、「病名+ブログ」で出てきました。病名っていうか症状ですね。

 

個人の生々しい経験談はユーザーには求められている

 

上記画像は、Googleに「病気」と入力した時のサジェストですが、やはり「病気ブログ」というキーワードが出てきました。

健康アップデート前にこのようなサジェストがあったのかどうかは不明ですが、個人的には「健康アップデート後、毒にも薬にもならないような医療サイトばかりが表示されて、こういうキーワードの需要が高まっているのではないか?」と思ったんです。

 

私のように「その人の症状が自分と同じかどうか、そしてその対処法を真似るかどうかはこっちが決めるから、とりあえず体験談が読みたい!」という人は、もしかすると「病名+ブログ、症状+ブログ」で検索してくるかもしれません。

二語キーワードで「体験談、経験談」とかも良さそうですね。いずれにしてもGoogleは「一次情報を重要視する」ということを発表しているので、自分が体験したコンテンツは有利になると思います。

わざわざ健康ジャンルでそれをやるのは茨の道だとは思いますが、こういうジャンルはGoogleにとっては排除したい対象であっても、意外と読者には求められていると言えるのではないでしょうか。

 

最後に

別に「がん+ブログ」で命の水を売れって意味ではないです。

テンプレート化されたSEO対策だと、「ブログの記事タイトルにブログという文字を入れる」というのは、3文字損するだけって捉えるんじゃないかと思います。

 

いずれにしてもあの手この手で自分の意図する記事を発見した検索ユーザーは、例え文章が拙いブログ記事だったとしても、すごい熱量で読んでくれる優良な読者であることが多いです。

もちろん「信憑性はこっちで判断する」という感じの私のような読者が多いはずなので、それなりのコンテンツを用意しないと物を売るのは難しいでしょうが、本当のお悩み系コンテンツなら一次情報も作りやすいし、戦い方によってはまだまだやれるのかなぁと思った話でした。