記事のリード文における挨拶の有効性|挨拶する派?それともしない派?

 

あなたはブログ記事を書く時、一番最初の定型文(「おっす!オラ悟空」的なやつ)を用意していますか?

人によっては「挨拶が基本」と考えて行っている人もいるでしょうし、中には「そんなの読者は気にしてないから、さっさと問題を解決してあげた方がいい」という人もいるでしょう。

 

私の場合、これまでにずっと「冒頭に何か決まった文言を持ってくる」ということは、ほとんどしたことがありませんでした。

確かに商標アフィリエイトなどでは必要性が感じられませんが、個人のカラーを出しているブログなら「定型文の挨拶が有効なのでは?」とも思ったんですよね。

 

そこで今回は「記事のリード文における挨拶の有効性」について書いていきたいと思います。

 

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記事のリード文における挨拶の有効性

 

挨拶は有効!ただし、使い方を考えるべし

本題に入る前に、誰でもいいので人気YouTuberの動画を何本か見ていただければ分かるのですが、大半の人が最初に何かしらの挨拶をしていることと思います。

もちろん視聴者がどの時間に動画を見ているかは分からないので、基本的には軽い挨拶で済ませることが多く、「おはようございます/こんにちわ/こんばんわ」という時間帯によって変わる挨拶はしていないことが多いです。

 

ブログもそれと一緒で、別に「時間的な挨拶」をしようと言っているわけではありません。「ども、〇〇です」でもいいですし、「やっほー!〇〇です」でもいいでしょう。

重要なのは「〇〇の部分で少しでもSEOの面で有利になれないか?」ということです。

 

2つの特化ブログで定型文の有効性について検証

ちょっとブログそのものを公開することはできないのですが、とある2つの特化ブログで、記事の冒頭に決まった挨拶文を入れるということをしました。

もちろん自分の名前やハンドルネームで単純に挨拶をするということはせず、あくまで恩恵を受けたいキーワードを盛り込んだ上で…です。

 

具体的な話をすると、例えば「ずぼら飯」というキーワードで上位表示を目指したい、家庭料理の特化ブログを運営していたとします。

ブログタイトルは「悟空のずぼら飯生活」とか何でもいいんですけど、このブログ自体が少しずつパワーを持つに連れて、ブログタイトルにある「ずぼら飯」というキーワードでも上位表示される可能性って、少しずつ高くなっていくじゃないですか?

 

これをじゃあ「料理人悟空のブログ」というタイトルで、ずぼら飯というキーワードを記事タイトルに一切入れることなく、「ずぼら飯」で上位表示できないだろうかという考えです。

それをするために、必ず記事の1行目に「どうも!ずぼら飯研究家の悟空です!」というような挨拶文を入れてみました。

ブログタイトルにも記事タイトルにも「ずぼら飯」を使わず、果たしてGoogleで「ずぼら飯」を検索した時に、それが引っ掛かってくるかどうかという検証ですね。

 

検証結果:定型文はSEO的にも有効だと思われる

まずは1つめの特化ブログのデータを公表します。

この特化ブログは、とある会社の社員が運営しているブログという設定で「〇〇株式会社社員、悟空です!」という感じの挨拶をしています。

 

ちなみに会社の名前は非常にありきたりな物なので、簡単には上位表示できないだろうと思われるキーワードとなっています。

その結果が以下の通りです。赤枠の3つの順位にご注目ください。

 

 

【運営歴2年、トータル記事数110記事】

  • 1番上:〇〇株式会社→1桁と圏外を行ったり来たり
  • 真ん中:〇〇株式会社社員→20位~30位前後をウロウロ
  • 1番下:〇〇株式会社社員悟空→1位で安定

 

このケースでは「〇〇株式会社」というキーワードはタイトルにも含んでしまっていますが、役職や書いている人物の名前については、記事以外の部分には一切掲載していません。

サイドバーにプロフィール欄を設けているということもなければ、SNS連動も一切なしです。

 

さすがに〇〇株式会社だと、タイトルに含んでいるとは言っても検索ボリュームがそこそこあるため、上がったり下がったりで1番良い時でも4位ですが、肩書きや名前まで入れて絞っていくと、ブログタイトルや記事タイトルに一切含んでいないキーワードでも順位が付いています

 

 

【運営歴半年、トータル記事数60記事】

  • 上:元ボクサー(例です)
  • 下:桜庭タイソン(こちらも例です)

 

一方でこちらの特化ブログは、元ボクサーがボクシングを習いたいという人に向けたアドバイスをするという趣旨のブログとなっています。

1番上の赤枠は「元ボクサー(元〇〇という肩書き)」という、そこそこ難しそうなキーワードで大体50位、1番下はちょっと特殊なリングネームを付けており、ここでは「桜庭タイソン」という例にしましたが、この名前でも30位後半の順位が付いていました。

 

ちなみにブログタイトルは「明日の翔」という感じで、ボクサーや桜庭タイソンを連想させるようなタイトルは付けていません。

運営期間が短い事、それからブログ全体のボリュームがまだまだであるという点を差し引いてみると、ブログタイトルにもプロフィールにも載せていないキーワードで順位が付くって、結構夢があると思いませんか?

 

転職系ブログをやるのには有効なのでは?

 

これをどうやって応用していくかについてですが、例えば「元警察官の佐藤です」という挨拶から始まる記事を量産して、元警察官というキーワードで1位を狙ったりするのが面白いと思います。

あるいは「元パティシエのケーキです」という挨拶をしまくって、「元パティシエ、ケーキ」という2つのキーワードで上位表示を狙うというのも面白そうです。

 

どちらも自分の経験を生かして書けば、インプットが不要、かつ「これから警察官になりたい、あるいはパティシエになりたい」という人にとって、非常に興味深い特化ブログになるでしょう。

元SEとか元看護士という肩書きがあれば、転職アフィリエイトとの相性も抜群です。

 

スパム扱いになる可能性もあるので注意

ここで1点だけ注意です。

私は純粋な挨拶としてこの方法を使っていましたが、これが有効だということになると、どこかのタイミングで「これは不正じゃないか?」とGoogleに判断されてしまう恐れがあります

 

狙っているキーワードを見出しに入れることで、何もやらないのと比べると上位表示しやすくなるというテクニックは有名ですが、やりすぎるとマイナス効果になると言われているのと一緒です。

 

個人的にはそこそこ使えるテクニックじゃないかと思っていますが、いかんせんサンプル数も少なければ、500記事とかを入れたブログでどうなるのかなども検証してみないと、何とも言い難い部分があります。

 

もしこの方法に興味を持ったという場合は、あまり派手にやりすぎないように、自分なりに色々試行錯誤して挑戦してみてもらえたら幸いです。

※自己責任でお願いします。

 

最後に

リード文は「この記事を読んでもらえるかどうかの命綱」とも呼べるべき存在です。

そんな重要な部分で「おっす!オラ悟空」なんて挨拶は不要だという言い分も、十分に理解できます。

 

しかしながら、特化ブログの場合は関連記事に興味を持ってもらえることが多いですし、状況によっては挨拶が無駄とも限らないのでは?

いずれにしても、もし意味のない挨拶をしている人がいたとしたら、そこに狙いたいキーワードを絡めたりすると、ちょっとだけライバルよりも優位に立てるかもしれませんよ。