私がブログを始めて間もない頃、1番最初に挑戦したマネタイズ方法はグーグルアドセンスでした。
これはブログ記事の内容に合わせて、Googleが適切な広告を配信してくれるというものなので、難しいことを一切考えなくともクリックさえされれば、それなりの収益が発生するというシステムです。
この記事では「グーグルアドセンスで稼いでいきたいと考えている人に知っておいてもらいたいこと」についてまとめました。
アドセンスをブログ収益の柱にしたいという人は、ぜひ参考にしてみてください。
グーグルアドセンスの審査について
グーグルアドセンスに挑戦するには、まずはGoogleの審査に合格する必要があります。
これが一昔前と比べると、格段に難易度が上がったという印象です。
私がアドセンスの審査に合格したのは2015年の年末だったと記憶しています。この時で既に「最近はアドセンスの審査が厳しくなった」と言われていました。
しかし、2018年末に友人がアドセンスの審査を受ける際に協力する機会があったのですが、その時に感じた印象としては「私が合格した頃よりも遥かに厳しくなった」という印象です。
恐らく本記事を読んでいる人は「グーグルアドセンスは貼ってるんだけど、思ったように収益が増えていかない」という方がほとんどだと思うので、審査については割愛しますね。
※審査に合格できないという方は、こちらの記事を参考にしてください。
グーグルアドセンスで稼ぐための予備知識
アドセンスで稼ぐにはルールを守らなくてはならない
広告を貼る上では幾つかのルールがありますが、とりわけアドセンスはそのルールが厳しいという印象です。
例えば「お酒に関する記事に貼ってはダメ(一部のワインなどはOK)」などの部分は、お酒に関するブログを運営したいと考えている人にとっては、大きなマイナス要因となるでしょう。
あとは「過度な下ネタがダメ/肌が露出している画像が掲載されているとダメ」など、とにかく煩いというイメージです。
私の知り合いの男性ブロガーの方は、「肌荒れの自撮り画像を掲載し、その原因と自分が行った対策についてブログ記事にした」ということがあったのですが、その時の肌荒れ画像が「肌を露出しすぎている画像を掲載している」という部分に抵触し、警告がきたと言っていました。
エロはもちろんアウトですが、女性の水着もNGだったり、エロとは全然かけ離れた肌荒れ画像などでも、ルールに抵触するケースがあります。
「ビキニはダメだけどスクール水着ならセーフ」とか、明確に「ここまでやったらアウト」という線引きが行われておらず、Googleがダメと言ったらダメという部分にも何かを思わずにはいられません。
アドセンスはジャンルによってクリック単価が大きく違う
Googleで「アドセンス 単価」と入れて検索すると、大体どれくらいのクリック単価なのかということを発表してくれているブログやサイトが多数出てきますが、ハッキリ言ってこれは「その人がそうなだけであって、あなたにそれが当てはまる可能性は極めて低い」と言えます。
私もグーグルアドセンスをメインにマネタイズしているブログが10個ほどありますが、そのクリック単価は、ブログで取り扱っている内容によって大きく違うというのが現状です。
例えば、住宅設備・リフォームなどに関する特化ブログでは、クリック単価は30円~50円の間で推移しているのに対し、漫画の紹介ブログではクリック単価が10円以下となっています。
他にゲームの攻略情報を掲載しているブログも所有していますが、そのブログは月間PVが100万PV以上あるにも関わらず、アドセンス単価が10円以下だったり、そもそものクリック率が極端に低いせいで、PV数ほどの収益がありません。
このように「攻略情報を求めているだけで、購買意欲が低い読者層」を集めたところでクリック単価は上がらないので、グーグルアドセンスで稼いでいくには稼ぎやすいジャンルに挑戦することも重要です。
アドセンスで稼ぎやすいジャンルとは?
広告主が「どういう人に自社の広告を見て欲しいか」という部分を考えたらすぐに答えは出ると思いますが、お金を落としてくれそうな読者に向けた記事・ジャンルがアドセンスでは稼ぎやすいです。
具体例を挙げるなら…
- 金融系(クレジットカードなど)
- 美容系(脱毛など)
- コンプレックス系(ハゲ対策、美容整形など)
- 車系
- 不動産系
などは、比較的クリック単価が高いと言われています。
私が所有しているブログの例で言えば、ゲームの攻略記事を読みに来ている読者層というのは、既にそのゲームを所有していることが多いので、そのゲームそのものの広告を見たところで興味を示さないことが多いと言えます。
かと言って別のゲームの広告を表示したとしても、とりあえず今プレイしているゲームを攻略し終わるまでは、別のゲームに興味を示さない人の方が多いと思われるので、基本的にはクリック単価が低い(広告を見てもらったことで成果にならないため、広告主が自社の広告をそこまで見てもらいたいと考えていない)ことが多いわけです。
一方で、本気でリフォームを検討しているという人が「失敗しないリフォーム業者の選び方」をいう記事を読み、そこに貼られている広告からリフォーム業者に飛ぶという場合は、ゲームの攻略情報とは比較にならないくらい、広告主が「そういうお客さんに自社広告を見てもらいたい!」と考えているケースが多くなります。
そうするとリフォーム業者の広告主が「ぜひ自社の広告を!」ということで、アドセンスに広告を出しているリフォーム業者間で価格競争が起こり、クリック単価が上がるという仕組みです。
一概には言えませんが「子供や学生に向けた記事よりも、そんな子を持つ親や本気で商品の購入などを検討している層に向けたジャンルが稼ぎやすい」と言えるでしょう。
数の暴力で稼ぐのも有効
金融系ジャンルや美容系ジャンルに知識がないという人が、アドセンスで稼げないかと言ったら、そんなこともありません。
いわゆるトレンドアフィリエイトと呼ばれるジャンルで「その時、その瞬間に話題になっていることについて記事を書き、圧倒的な数の読者を集客する」という方法も有効な手段の1つです。
私の場合はゲームの攻略記事だったので、集まってくる読者の大半は若い男性層となります。
20代半ばくらいで社会人なら多少の購買意欲もあるかもしれませんが、小学生~中学生の男子を集客したところで、広告から物を買ってもらえるということは考えにくいですよね。
一方で「SMAP解散/嵐が活動停止」などのトレンドで集客した読者層というのは、老若男女問わずに集客できます。
特に大人の女性は美容ジャンルなどにも絡んできますし、比較的お金を落としやすい層だと言われていますから、圧倒的な数の読者を集めさえすればそれに比例してアドセンス収支も増えていくはずです。
芸能人の熱愛情報や不祥事なんかは注目レベルが桁違いですし、毎日なにかしらの話題は出ますからネタに困ることもありません。
それを利用してPV数を稼ぎ、アドセンス収支を増やすのも有効と言えるでしょう(個人的にはおすすめしていませんが)。
まとめ
グーグルアドセンスで稼ぎたいという場合は「広告をどこに貼るか」などの小手先テクニック以上に、取り扱うジャンルや集客力の方が遥かに重要だと思います。
それにもしアドセンスでクリック単価が高いジャンルが得意な人(例えば金融機関に勤めていて、その手の情報に詳しい人)であれば、アドセンスで稼ごうとするよりも資産運用のための口座開設などのアフィリエイトに繋げた方が遥かに稼げるはずです。
アドセンスは「ASP案件がしょぼいジャンルもマネタイズできる」というメリットがあるので、自分の趣味ブログを収益化するという用途としては最適ですが、アドセンスでガッポリ稼ごうと思ったらトレンド一択になるでしょう。