最近は商標アフィリエイトも思うような成果が挙げられず、Googleのアップデートが多いことからも「このままではいけない」と思っている次第です。
さて、この記事を書いている2020/02/14現在は、中国で蔓延しているコロナウイルスの危機感であったり、江頭2:50分さんのYouTube登録者数がどうのこうの、更には沢尻エリカさんの初公判や槇原敬之さんの逮捕などで世間が騒いでいます。
特に芸能人のニュースなんかは、私のようなブロガーからすると非常に食いつきやすい話題ですから、Yahooニュースで速報が報じられた5分~10分後には、いわゆるトレンドニュースがGoogle検索のTOPに乱立しているという状態でした。
その状況を見て、いちブロガーとしてちょっと思ったこと・感じたことがあったので、ここらで残しておきたいと思います。今回のテーマは「狭く・深く」の戦略の有効性についてです。
トレンドブログってまだ稼げるの?
トレンドブログは稼げるかもしれないけど、楽ではない
私自身、過去に新商品などをテーマにブログ運営をしたことがあり、その際のトレンド熱に関する凄まじさは身をもって体感しています。
一方で「芸能人の熱愛/不倫/破局/薬物問題」などの芸能トレンドには参入した経験がなく、知り合いのブロガーの人からあれこれ聞いた程度しかありません。
まぁ聞こえてくるのは「一昔前に比べると、作業の割に儲からなくなって旨味がない」という意見が大多数のような気がします。
もちろん今でも稼げることは稼げるんでしょうけど、「コンスタントに上位表示させるために使う熱量や神経を、別の所に向けたらもっと稼げるんじゃね?」みたいな部分はあるのではないかと。
少なくとも「トレンドブログはまだ稼げる!」という餌で初心者を釣って、情報商材やらコンサル等で稼ぎたいと考えている人も少なくないでしょうから、その辺も注意が必要です。
上位を取るにはトレンドを網羅することが必要!?
この記事を書いているのが、ちょうど2020年のバレンタインデーです。昨日、歌手の槇原敬之さんが覚せい剤の所持かなんかで逮捕されました。
若い人だと槇原氏が2回目の逮捕だということが分からないくらい、彼が逮捕されたのは過去の話のようです。
薬物からのイメージ脱却に成功していたような気がしていたので、非常に残念であるのと同時に、私としては「前回の逮捕からもう20年経ってんの!?」という衝撃に驚いています。
さて私の場合、普段はトレンドニュースをほとんど見ないのですが、今回はあえて「検索上位にくる人たちがどんな内容の記事を書いているのか」をチェックしてみました。
ちなみに「槇原敬之 逮捕」で検索すると、トップにYouTube動画、次点にTwitter、そして3位以降はビッグサイト(NHK、朝日、文春、読売など)で占められています。
というわけで「マッキー 逮捕」で検索してみると、YouTubeやTwitterが強いのは変わりないものの、Naverまとめが1ページ目に入っている他、個人のトレンドブログも1つだけですが、ギリギリ1ページ目に入っていました。
しかしながらこのトレンドブログは、ちょっと前に話題になった「東出不倫/松潤とニノの不仲説/浜崎あゆみの出産前・産後」など、もうブログ自体が常にアップデートされていく週刊誌のごとく、かなりの情報が網羅されています。
テンプレートはJINを使用し、タイトルの付け方などには一定に規則性が見えましたが、情報の網羅性で文章のボリュームを稼いで上位表示するようなスタイルでした。
槇原氏の記事についても、以前に逮捕された時の情報、Twitter民の声などもアップしていて、新聞やテレビニュースのキャプチャー画像なども使用しており、著作権的にもかなり危ない橋を渡っている感があります。
情報自体に目新しいものはなく、「恐らくこれより上位に表示されている新聞社のニュース記事をまとめれば、これくらいにはなるだろう」というレベルに感じましたが、「じゃあお前やるか?」って言われたらやらないです。
確かに稼げるのかもしれないけど、他にもトレンド記事をあれこれ書いて「これじゃ割に合わないのでは?」と感じました。
芸能人のYouTube参入がメチャクチャ増えてきた
タレントパワーの凄さを痛感
エガちゃんねるが設立9日目にチャンネル登録者数が100万人突破ということで…。私自身も登録して、楽しませてもらっています。
実はこの9日目に100万人突破というのは異例中の異例で、日本人としては最速2番目の快挙なんだとか。ちなみに1位は嵐で、まぁ国民的なアイドルグループだし、ジャニーズだし…ということで、実質1位みたいなもんじゃないかなって思ってます。
※しかも3位が本田翼さんだっていうんだから、そりゃすごいよね。
昨年、反社からお金を貰ったとか貰ってないとかで活動を自粛していた宮迫博之さんもYouTubeチャンネルを設立し、今ではもう50万人の登録者がいるそうです(知らんけど)。
これまで自分が知らなかっただけで、よくよく調べてみたら結構なタレントさんがYouTubeやってるんですよね(特に私の観測範囲では、芸人さんや元プロ野球選手が多いイメージ)。
ご意見番みたいなことをやられたら勝ち目ないのでは?
槇原氏の逮捕の件もそうですが、今は元プロ野球選手の野村克也さんが死去したことも話題になっており、恐らくそれに関するトレンドブログも乱立したことと思われます。
…が、Google検索の上位にはYouTubeが出るケースが非常に多く、野村氏の訃報についてはダルビッシュ有選手や新庄剛志さんが自身のYouTubeチャンネルでこの件について発信していました。
基本的にワイドショーなどで流される内容って、どれも似たり寄ったりになると思います。野村氏が若かりし頃に苦労人であったこと、現役時代の通算記録が軒並み上位であること、監督としてもヤクルト・阪神・楽天を率いて一流であったこと…等々。
こんなのは通常のニュースで十分に仕入れられる情報であり、ダルビッシュ氏や新庄氏の発信する情報は、ニュースでは語られることのないオリジナルの情報(野村氏との思い出話など)です。
ブログも一緒で、野村氏と会ったこともなければ喋ったことがない、一般ブロガーが書ける情報なんて金太郎飴のようなもので、そこにオリジナリティなど存在しません(存在しないケースがほとんど)。
私の観測範囲では、まだ日頃のニュースについてあれこれ情報を発信している守備範囲の広いタレントYouTuberは堀江貴文さんくらいですが、それこそワイドショーの司会をやっててもおかしくないような人がYouTuberになり、ご意見番的なことをやりだしてしまったら…。
トレンドブログの役割ってもう終わりじゃない?終わらなかったとしても、今より旨味にありつける人の数はだいぶ減ると思いませんか?
これからは「狭く、深く」の戦略
実は私もYouTubeチャンネルをいくつか立ち上げました。恥ずかしながらまだ登録者数が少なく、どれも収益化のスタートにすら立てていませんが。
ブログアフィリにしても、YouTubeにしても「Googleのさじ加減次第」みたいなところはあるものの、収入の柱は増やしておくに越したことはありません。
そして、これからは今以上に「狭く、深く」の戦略が重要になってくると思います。芸能人は、内容が深くなくても簡単に集客できる人が多いんですから、私たち一般人は別の土俵で勝負しましょう。
例えば、芸能人は案件を取り扱うことはあっても、さすがに比較はしにくいじゃないですか?「この商品いいですよー」なら角が立たないから良くても、「SONYとPanasonicを徹底的に比較してみた」という分野は、たぶん芸能人が参入してくることはないんじゃないかと思います。
さすがにスマホとかスピーカーとかパソコン等で比較記事を書くのは難しいかもしれませんが、そこまで高価な物でもなければ最終的に迷った2個を購入して比較記事を書くというのもアリだと思います。
同じ悩みを抱えている人にはモロに刺さるし、最悪、気に入らなかった方の1個はメルカリで売ってもいいし、TwitterやYouTubeでプレゼントキャンペーンをしても面白いのではないでしょうか。
とりあえずジャンルを絞らない雑記だと、YMYLのような特定ジャンルにフィルターが掛かった場合の、ブログ全体の順位が気になるところなので、これからは「狭く、深く」が有効ではないかと。
最後に
久々の更新で、書きたいことがあれこれありすぎて、うまくまとめられませんでした。申し訳ありません。
とりあえず言いたかったのは「芸能人がやたらYouTubeに流れてきてるから、誰にでも出来るような市場は、タレントパワーに持って行かれるぞー」ってことが言いたかったです。
もちろん「自分が誰にも負けないと思える分野」なら、今後もブログだろうがYouTubeだろうが勝負できるでしょうし、そういう強みがないのであれば「狭く、深く」の精神で頑張っていきましょう。