ブログの滞在時間は長い方が良い?一辺倒になるのは危険かも

 

ブログを上位表示させるにはどうすれば良いか…。日々、研究を重ねている方も多いことと思います。

昔からよく言われているのは「コンテンツ、滞在時間、被リンク」です。

コンテンツの充実は当然として、滞在時間は長い方が良いと言われていますし、被リンクも無いよりはあった方が良いと考える人が大半ではないでしょうか?

 

ただし、個人的にちょっとスッキリしないのが滞在時間に対する考えです。果たして本当に滞在時間が長い方が有利だと思いますか?

そこで今回は、滞在時間を長くする工夫をするのは結構ですが「一辺倒になるのは危険かも」という意味で、私自身が考えるブログの滞在時間についての考えを書いていきたいと思います。

 

スポンサーリンク

有益なコンテンツ=じっくり読み込まれるという理屈

 

「為になる情報を書けば、それが読者によってじっくり読み込まれるので、滞在時間が長くなって良質なコンテンツと判断されやすいのでは?」という理屈は理解できます。

一般的に、文字数が詰め込まれている記事が評価されやすい傾向にあるというのも、突き詰めていけばこれが根拠になっていると言えるでしょう。

 

ただし、そういう傾向が強く見られるというだけであって、実際にはどうかなんて分からないものです。

例えば、滞在時間が1分のブログサイトと滞在時間が2分のブログサイト、どっちが良質なコンテンツかを判断するのって難しいと思いませんか?

滞在時間が10秒と1分を比べるのであれば前者は話にならないような気もしますが、30秒と1分を比べるのであれば、滞在時間が長い方が優良なコンテンツが多いという図式も当てはまらないのではないかと思うのですが…。

 

「ブログ=お店」として考えてみよう!

滞在時間が長いことって良い事?

 

例えばブログを1つのお店として見てみましょう。入口から入ってお店の中にいる時間を滞在時間と仮定します。

 

もちろん色んな商品があって目移りしてしまうとか、品揃えが豊富でどれにしようか悩んでしまった結果、長く滞在してしまったというのであれば良いお店かもしれません。

 

では目的の物が見つけられなかった場合、滞在時間としては長くなりますが、それが果たして良いお店と言えるでしょうか?

 

ユーザーの求める答えがすぐに見つかるのも優良コンテンツでは?

 

私はよくヴィレッジヴァンガードやドンキホーテに行くのですが、それは品揃えの面白さに惹かれているのであって、未だにあの「どこに何が置いてあるのか分からない空気感」は好きになれません

行くたびにいつも「私の求めている物が入口にあればなぁ…」と思っています。

 

これをブログに置き換えてみると、自分が知りたい答えが真っ先に書かれていたら最高だと思いませんか?例えば、「アイキララ 最安値」というキーワードで検索したとしましょう。

これはアイキララを買おうと考えている検索ユーザーが、公式サイトやAmazonや楽天を見て回るのが面倒だから、それを既に調べてまとめてくれているコンテンツを探そうという意味合いが強いと思います。

(なんなら「最安値のサイトをバシッと出してくれ」くらいに思っているかもしれませんね)

 

つまりユーザー視点に立って考えると「最安値は〇〇で△△円です。そのリンクはコチラです!」だけでOKなんです。

もちろんその情報が間違っていないという前提なので、その根拠を示すためにも比較データなどのある程度の説得材料はあった方が親切だと思います。

 

それが今では、最安値を知りたいのに「聞いてもいない口コミや副作用の有無などと抱き合わせ」になっている5000文字オーバーのアフィリエイト記事が並んでいるので、アフィリエイター側からすると「文字数がないと上位表示できない→滞在時間が重要」という考えに行き着いているのだと思います。

 

滞在時間を伸ばす方法

ブログ内容にマッチしているYouTube動画を貼ってみては?

 

これは私が今でもやっている手法なのですが、ブログ内容にマッチしているYouTube動画を貼るというのは、滞在時間を伸ばすうえで非常に有効な方法です。

例えば新作ゲームの紹介記事、レビュー記事を書いたりする際は、必ずトレーラー動画も一緒に掲載していますが、軒並み滞在時間が伸びています。

これは良い意味で、コンテンツ評価に繋がっていることが多いと言えるでしょう。

 

そのコンテンツ動画も自分で用意するのが最強だと思っていますが、公式サイトと呼ばれる場所がアップしている動画なら、恐らくマイナス評価にはならないんじゃないかというのが、現時点での私の見解です。

GoogleもYouTube動画にユーザーを流してもらえれば喜ぶでしょうから、これは積極的に使っていきたい手法の1つだと思います。

 

目次を無くしちゃえば?

 

私が度々疑問に思っているのは「滞在時間を伸ばそう」と言うのであれば、目次も消せばいいのではないかという点です。

目次を見てパッとしない見だしが並んでいれば、その段階で離脱されてしまうリスクがあるように思います。もしくは「結論/まとめ」だけ読まれて離脱されてしまうとかも多そうだと思いませんか?

 

しかし、多くの人がそれをしないのは「滞在時間は重要だとしながらも、それが全てではないということを理解しているから」と言えるでしょう。

当然、目次があって目的の位置に飛べた方がユーザビリティが高いと思いますし、そのせいで滞在時間が短くなる分については致し方なしというところなのでは?

 

そういう柔軟な考えの末、目次を採用したりしなかったりしているのであれば、滞在時間を追及するという一辺倒な姿勢も正しいとは言い難いという考えになると思います。

人によっては「結論から知っても離脱しない」という人もいますが、個人的には答えを探して辿り着いたその人の熱量に大きく左右されるという考えなので、結論を先に書いても離脱されないというよりは、滞在時間そのものにそこまでの意味はないという考えです。

 

滞在時間よりも大切な事とは?

 

私が思う「滞在時間よりも大切な事」は、記事を読んだ後にどのようなアクションをしてもらうかだと思っています。

上の方で例として出したお店の例で言えば、店を出る時にちゃんと商品を購入して貰えたかどうかという部分です。

 

散々お店の中を回った後で結局お目当ての物が見つけられず、他のお店(下位サイト)に行かれてしまうようであれば、長い滞在時間があっても意味が無いどころかむしろマイナス効果ではないかという考えです。

なので最強なのは「ユーザーが求めるドンピシャの答え→然るべきリンク先を提供するorユーザーがそこで検索をやめる」ではないかというのが私の考えになります。

 

ただ、多くの人は誰が書いたか分からないような記事を見て「アイキララの最安値は公式サイトです!公式サイトはコチラ」と言われても「それって本当かな?」と思って、情報の裏取りをするのではないかと思うんですよね。

そこで下位サイトでも同じことが書かれていたとしても、わざわざさっきのサイトに戻ったりはしませんから、そこで評価も横取りされているのではないかと思っています。

なので、私が考える最強形は「必要最小限の情報量で、検索ユーザーにアクションを取らせる」です。

ブログの文字数は何文字以上がベスト!?文字数は考えるな!感じろ!

 

FacebookやTwitterでシェアしてもらうというのは最高レベルの評価であり、もっと言えば設置した発リンクから他のサイトにユーザーを流すことすら自サイトにとってプラスだと思っています。

発リンクに対する考え|リンク先にパワーを取られるというのは迷信!?

 

最後に

私もブログの滞在時間はある程度必要なものだと思っていますが、それ以上に「どのようなアクションを起こしてもらえるか」を重要視しています。

これが自分でも上手く出来ていると感じる記事は、文字数が少なくてもちゃんと上位表示されていますし、1ページ目の中でも群を抜いて文字数が少ないのに検索順位は1位というケースも少なくありません。

 

滞在時間を追いかけるのも重要ですが、単に滞在時間を追いかけるのではなく、メリハリを付けて取り組んでみると更にステップアップできるのではないでしょうか?

もし自身のあるコンテンツが出来たら、加筆して肉付けするだけでなく、むしろ逆に添削して無駄をそり落とすというのも有効だと思いますよ。ぜひ、挑戦してみてください。