普段からお名前.comのスパム級メールに悩まされている人にとっては、「安いから利用しているだけで、更新なんか絶対にしてやらないからな!ばーかばーか!」と思っている、私のような人もいるのではないでしょうか。
私は普段からバリュードメインを贔屓にしているのですが、お名前.comの値引きキャンペーンに惹かれてドメインを取得することが多く、「取得はお名前ドットコム、ただし更新はバリュードメイン」ということを結構しています。
ただ、私の場合は大半の中古ドメインを更新せずに捨てることも多いので、更新したいドメインが出てくるたびに「あれ?お名前ドットコムからバリュードメインにドメイン移管ってどうやるんだっけ?」と悩んでいるため、ここらで備忘録の意味を兼ねて正しいドメイン移管の手順を残しておこうと思います。
同様のお悩みを持つ人は、ぜひ参考にしてください。
お名前ドットコムからバリュードメインにドメイン移管する前の注意点
- ドメインの有効期限に15日以上の猶予があること
- ドメインの新規登録・移管から60日以上経過していない
- 移管元ドメイン管理会社で、有効期限超過後のドメイン更新手続きやドメイン復旧手続きから45日以上経過している
- ドメイン移管を拒否する設定(ドメインロック・トランスファーロックなど)などは解除する(who is 情報代行も?)
まずドメイン移管をするには、ドメインの残り有効日数などに左右されます。取得後すぐに移管するのも無理だし、期限切れが迫りすぎた時期の移管も無理です。
これによって「安いからお名前.comで取得したけど、ここでは更新したくないから速攻でバリュードメインに移管してやるぜ!」ってことができなくなっています。
具体的には「残り15日以上のドメイン期間があること、取得(あるいは前回の移管)から60日以上経過していること」が条件です。
あまり無い事例かとは思いますが、期限を切らしてしまって復旧させた等の事情がある場合は、その手続きから45日以上が経過している必要があります。
ちなみにバリュードメインの注意書きを見たり、別の人のブログ記事を読んでいると「who is 情報公開代行に登録されている情報が正しいものであるかどうかは重要だけど、それが正しいならわざわざ解除しなくても移行できる」みたいに書かれていました。
…が、私の場合は何度やっても上手くいかず、試しにwho is 情報公開代行を解除したらすんなりOKだったので、もし何回やっても上手くいかないという人はwho is 情報公開代行を一旦キャンセルしてみることをおすすめします。
お名前ドットコムからバリュードメインにドメイン移管する方法・手順
- お名前.comでAuthCodeの入手と必要手続きを済ませる
- バリュードメインで移管したいドメインの入力とAuthCodeの登録、移管代金の用意をして申し込む
- お名前.comから送られてくるトランスファー承認手続きに関するメールから、URLへアクセスして承認作業を進める
- 承認作業が完了したら、必要に応じて「DNSの登録、Who is 情報公開代行への申し込み」などを済ませ、実際にサイトが表示されることを確認して完了
お名前ドットコムからAuthCodeを入手(併せて必要手続きも)
まずはお名前.comのドメイン一覧画面から、ドメイン移管したい対象のドメインを選択します。
詳細画面に進むと上記画像の赤枠部分にAuthCodeという欄があるので、これをメモするなりコピーしておくなりしましょう。このコードはバリュードメインで再入力を求められます。
この段階でドメインプロテクションが設定される場合はそれを解除し、必要に応じてWho is 情報公開代行も一時的にキャンセルしておくといいでしょう。
バリュードメインにて移管したいドメインの手続き
続いてバリュードメイン側にて手続きを進めます。
画面上部の「更新・移管」からスライドメニューにてドメインの移管を選択してもいいですし、サイドバーの「ドメイン」からドメインの移管を選択しても、どちらでもOKです。
すると進んだ先の画面で、移管したいドメインの入力を求められます。
そして認証鍵(AuthCode)の入力とドメイン移管費用を用意して進めると、これまでの手続きに問題がなければ「お申し込みが完了しました」となるので、ここで第一段階が終了です。
一定時間経過後にメールが来るのを待って完了
- トランスファー申請に関する確認のご連絡(お名前.comから)
- トランスファー申請承認処理完了のご連絡(お名前.comから)
- ドメインの移管申請結果のお知らせ(バリュードメインから)
あとはお名前.comとバリュードメインがあれこれ手続きしてくれるので、それの完了を待つだけです。最終的にバリュードメインから「ドメインの移管申請結果のお知らせ」が来たら、忘れずにWho is 情報公開代行を設定しましょう。
ちなみに今回の場合は「.comドメイン」の移管でしたが、深夜の時間帯にドメイン移管作業(手続き)を行い、トランスファー申請商人処理完了のメールが来たのが翌朝、ドメイン移管が完了したのが翌日でした。
ケースバイケースでしょうが、注意事項部分には「ちょっとお時間をもらいます」みたいに書いてあるものの、早く終わる場合は丸1日もあれば十分終わる感じと思っていて良さそうです。
最後に
以上が「お名前.comからバリュードメインにドメイン移管する方法、手順」となります。
多くの人は一度取得したドメインをわざわざ他のレジストラに移したりということはしないでしょうが、お名前.comのスパム級のお知らせに辟易している人は少なくないと思うので、そういう人は移管してストレスフリーになりましょう。