世の中は自粛を要請だの指示だの言っていますが、ぶっちゃけ私のような専業ブロガーのライフスタイルには全く関係ありません。しいて言えば「ちょっとした買い物でコンビニに行く」ということがなくなり、週に1回の外食をやめているという程度。
もちろん収益に関しては、ただでさえ少ないブログ収支が更に削られているような状況なので、「一刻も早く新型コロナウイルスが落ち着いて欲しい」という思いです。
それでも、ブログをやっていたおかげで収益がゼロじゃなくて済んでいるという一種の安心感というか、いわば「ひとりベーシックインカム」みたいな最低限の基準は守れているので、外食業や旅行業に従事している人たちのような焦りを感じるということはありません(今のところは)。
そんなわけで、今回はコロナ禍だからこそ痛感した「副業としてブログを選択する」ということのメリットについて書いていきたいと思います。
ブログ収益は半分以上ダウン中
アドセンス収益は雀の涙ほど
コロナ禍の状況報告に関しては3月20日に書きましたが、それから1ヶ月ちょっとが経過して、やはり影響が出てきたかという感じです。その中でもアドセンス収益に関しては、非常に厳しいと感じています。
3月は決済期ということもあって「コロナの影響を受けつつも、まだアドセンス単価が最低基準ではなかった」という部分が大きかったんでしょう。
ハッキリ言って私の4月のアドセンス収益に関しては、本当に酷かったです。1クリック10円を超えたサイトの方が少なかったほど。特に驚いたのが「アドセンス枠の空欄」すら見受けられる状況だったという点です。
かつて僕がブログを始めた頃は、1ページにアドセンスは3枚までというルールがあったので、10000文字を書いてもアドセンスは3枚しか貼れませんでした。
それが今は事実上の上限撤廃となっており、僕の場合は10000文字もあれば大体5箇所くらいにはアドセンス広告枠を設けてるんですが、それが空白スペースになっていたのを確認しています。つまり「ここに出稿したいという広告主がいない」ということになるわけです。
最近は明らかにYouTubeに進出する芸能人が増えてきて、Googleからの広告収入のパイを奪い合っている感が強くなってきました。特に芸能人レベルだと集客力が桁違いなので、サンプル数も集まりやすいし、マネタイズはしやすいんじゃないかと思います。
そういう部分を考えると、今は私のような弱小ブロガーが「このエロ漫画の広告は気持ち悪いから無し!」とか言っていられるものの、そのうち「このメディア媒体には広告を出してもいいけど、こっちの弱小ブログには出したくない」というのが当たり前になってくるかも。
ギャンブル系ジャンルは撃沈
そして遂にギャンブル系サイト(パチンコ、パチスロ)の案件は成果ゼロでした。まぁコロナ禍で叩かれるものの代表として「パチンコ、パチスロ」が狙われてしまった以上、これは仕方ないのかもしれません。
一応、現時点での見立てとしては「しばらくギャンブルから遠ざかって目が覚める人<久々のギャンブルに血がたぎる人」だと思っているので、自粛ムードが終わった時の反動には期待しているのですが、果たしていつになったら終息するのでしょうか…。
ただ、ギャンブル系のYouTubeは好調のようで、もちろんリアルタイムで撮影するのは難しいからライバルが減ってるっていうのもあるんでしょうが、ホール店長が無人ホールで実戦する的な動画のPVは悪くありません。過去動画も見られているようです。
あとは同じギャンブルでも競馬なんかは「家に居ながらレースが楽しめる」ということで、むしろ普段よりも儲かってるくらいの話も聞きました。競馬が趣味だって人であれば、競馬の予想サイトとか熱いと思います。もちろんお金が賭かる分野なので、失敗した時の罵詈雑言は凄そうですが…。
その他のジャンルについて簡単な所見
やや好調だったVODがパンク気味、来店系案件の成約率の低さ、コンプレックス系商品の需要低下などなど。私が扱っている範囲の案件でも、明らかに「ブログ読者がお金を落さなくなってきた」ような気がしてきました。
2月~3月くらいの頃は、まだ自分磨きにお金を使う人も少なくなかったように思えるものの、さすがに自粛期間が徐々に長引いてきて「いつ終わるの?」っていう不安感から、お金を使わなくなってきた感があります。
一方で、暇つぶしの為のコンテンツはめちゃくちゃ好調です。漫画は普段の2倍以上売れていますし、ゲーム攻略系サイトのPVも普段の3倍くらい(最新のゲーム攻略はしておらず、古い記事であるにもかかわらずPVが大幅アップ)。
稼ぎ頭のアフィリエイト案件が大幅にダウンしつつも、Amazonアソシエイトや楽天アフィリエイトが普段よりも売り上げアップしていて、なんとか最低限の収支は確保できているという感じです。
もちろん何か特別なことをしたのではなく、今まで書いた記事から勝手に売れているだけなので、ブロガーとしては本当にありがたい限りで、こういう部分のジャンルも書いておくことの重要性を痛感しました。
ブログ収入は不労所得に近い存在
弱小とは言えどブログ収益で生計を立てている私としては、ブログは不労所得と言えるほど手間の掛からない財産ではないと思っていますが、それに近いほどの魅力があると思います。
例えば、現政権が打ち立てている政策の1つに「国民全員に一律10万円」というものがあります。仕事も低迷気味の現在、10万円あればなんとかなりそうだという人は少なくありません。
ぶっちゃけ外食産業に従事している人にとっては、売り上げが急にゼロになってしまったという人もいると思うんです。
私が住んでいる田舎では、ラーメン屋さんなんかでもまだ普通に営業しているところが多いですが、私のように「今は自粛している」という人も少なくないでしょうから、経営状況が厳しくなったというところが多いと思われます。
そんなお店の店長さんが、もし普段から「家でも美味しく作れる簡単ラーメンのレシピ」みたいなものをブログで公開していれば、多少なりとも収益化できていたはず。
料理レシピ系は注目度も高いので、上手くやればYouTubeとブログの二本仕立てでマネタイズできますし、お店の宣伝にもなるうえに「お店の味を再現した商品の通販」とかもいけそうです。
こういうのを駆使してブログを運営していれば、月に10万くらいは普通に狙えます。
もちろんすぐに稼げるようになる人ばかりではありませんが、私のように「数年前からブログをやっていたおかげで、今なんとか普通に生活できている」というケースは少なくないので、今からでもブログに挑戦してみることを強くおすすめしたいです。
今からのブログ参入は少し厳しいかも(2020/10/22追記分)
2020年もあと3ヶ月を切ったというタイミングですが、5月にあったGoogleコアアップデートの影響が大きすぎて、明らかに企業優遇の風が強まっています。正直言ってこのままだと、個人ブログの多くは遅かれ早かれ消滅していく運命にあるのかもしれません。
本記事のタイトルが「副業にブログは最適!コロナ禍で改めて気付いたブログで稼ぐメリット」なので、まぁブログで稼げいているうちはそれがメリットにも繋がるんでしょうけど、今から副業としてブログを選択するっていうのはどうかなぁという気がします。
私がブログを始めた頃はまだ自分なりに丁寧に記事を書いて、書いた記事は一週間ごとに加筆・修正を行うだけでもある程度は上位にいけたんですが、最近はクエリによってはもう勝負できません。
初心者が副業でブログを始めるうえで「お金が稼げる手応えを感じる」というのは重要だと思うんですが、それがなかなか厳しいんじゃないかなという印象です。
よく槍玉に挙がるのが「YouTubeだと最初の1000人の登録者っていうハードルがきついから、ブログの方が簡単にアドセンスの審査に通る」という部分です。確かに審査の通りやすさは断然ブログなんだけど、ブログの場合はアドセンスをクリックされなきゃいけないので、ここのハードルが高いんですよね。
11月にもコアアップデートがあるようなので、そこでダメなら私も身の振り方を考えなければなりません。そういう意味でもブログはおすすめしないですし、ゼロからのスタートならYouTubeの方がいいのかなぁと思ってます(YouTubeもきついけどね)。
最後に
私はswitchの「どうぶつの森」をプレイしたくて、それに合わせてswitchを購入してプレイしようと思っていたのですが、残念ながら正規の金額で買うことができず、今になって後悔しています。
どうぶつの森をプレイして動画にしたり、攻略日記みたいなものをブログで公開するだけでも、それなりの収益は生んでくれたはずです(もちろんライバルは多いですが)。
そういう挑戦をすることで、誰かに何かを紹介する文章力や動画編集のノウハウを学べたら、それはもう立派な財産と言えるでしょう。もしコロナ禍で暇をしているという人は、これを機会にブログかYouTubeを初めてみてはいかがですか?