【実際のデータ有り】アドセンスのクリック単価やクリック率はブログジャンルに大きく左右される!?

 

グーグルアドセンスは非常にマネタイズしやすい方法です。

私もこれまでに色々なアドセンスブログやアフィリエイトサイトを作ってきて、アドセンスと物販アフィリエイトの双方のメリット・デメリットを身を持って体感してきましたが、アドセンスにおける「Googleに対してマネタイズを丸投げできる」という部分は非常に気に入っています。

 

そこでブログ初心者さんの中には「自分もアドセンスで月に〇万円稼ぎたい!」という人も出てくるでしょう。そして、ネット上に溢れているアドセンス攻略法などを探し回るという人も出てくるはず。

そんな人に向けて、今回は「アドセンスのクリック単価やクリック率はブログジャンルに大きく左右される!?」というテーマで話を進めていきたいと思います。

 

アドセンスのクリック単価が30円!?

 

私がまだブログ初心者だった頃「アドセンスのクリック単価は30円、クリック率は1%が平均値」と言われていました。

今でもそのような指標を提示しているブログは多いですが、そのブログは古い記事かもしれないので注意してください。

グーグルアドセンスの情報を調べる際は常に最新情報をチェックしよう

 

アドセンスである程度稼げるようになった時、私のアドセンスのクリック単価は30円を大きく下回っていましたし、クリック率に至っては0.2%くらいだったと記憶しています。

そして「アドセンスのクリック単価は30円だなんて誰が言い出したの?」と強く思い始めることになりました。

アドセンスには「スクリーンショット等を用いて細かいデータを公開してはいけない」というようなニュアンスの規約もあるので、ただでさえ怪しい情報が溢れているブログアフィリエイト界の中でも、かなり信憑性の低い情報が溢れかえっています。

 

それにしたって、初心者のうちに「平均のクリック単価が30円」なんて聞かされて、それを真に受けてしまうと時間的にも精神的にもロスしてしまう人が結構いるんじゃないでしょうか?

個人的には、平均30円って言われると「随分と羽振りの良い人が声を挙げているせいで、平均値が上がっているんじゃないの?」とか、「ちゃんと信頼に足るだけのデータ集めた?」と疑問に思うのですが、あなたはどう思いますか?

 

私のアドセンス報酬データを一部公開

ここで私のアドセンス報酬データを一部公開します。

個人的には全部公開しても全然いいのですが、Googleアドセンスの規約を色々調べた結果、かなり細かい情報を公開するとBANされるという内容を書いている人もいて、さすがにBANはちょっと怖いので一部にさせていただきました。

 

そして肝心のデータがこちらです!データを公開するのは規約違反かもしれないというご指摘をいただきましたので、スクショは削除しました。

 

  • ブログA:50.44444円
  • ブログB:22.625円
  • ブログC:23.71428円
  • ブログD:19.375円
  • ブログE:16.85714円

 

このデータを見ていただければ分かるように、クリック単価がブログによって全然違うというのがお分かりになるのではないでしょうか?

例えば1番上のブログはクリック単価が50円くらいであるのに対し、1番下のブログはクリック単価が17円程度です。

 

ちなみに比較的アクセス数の多い2つのブログでは、日によってはクリック単価が10円程度になることも珍しくありません

逆に1番上のブログは割と安定したレベルで高いクリック単価が維持できているのですが、1日のPV数が2000もないので、稼げる額としてはそこまで大きいわけでもないです。

 

クリック単価はブログジャンルによって大きく異なる

私のデータで1番クリック単価が高いジャンルは不動産系

 

私が公開した今回のデータで言えば、1番高いクリック単価を叩き出しているブログジャンルは不動産系です。

そして1番低いクリック単価を叩き出しているブログジャンルはギャンブル系となっています。ギャンブル系は本当にクリックされませんし、クリックされても単価が安いですね。

 

真ん中はゲームの攻略情報に関する記事を扱っているブログということで、エンタメ系はアクセスを集めやすい代わりにクリック単価が低いということが分かるのでは?

特に子供メインのゲームなんかだと、広告をクリックされたところで成約には繋がらないでしょうし、ゲームの攻略法だと「既にそのゲームを持っている人が見る」という背景もあり、クリック単価はかなり低いという印象があります。

 

下から2つめの.jpブログは雑記系のごちゃ混ぜブログですが、これは日によってクリック単価が大きく変わる印象です。

高い日だと1日30円くらい、安い日だと1日15円くらいですね。言うまでもないと思いますが、安い日の方が断然多いです。

 

個人的には「やはり特化ブログの方がアドセンス単価は高くなるのでは?」と思ったので、このごちゃ混ぜブログからある程度のボリュームのあるジャンルを別サイトに引っ越しして、そちらでアドセンスを運営しています(おかげさまでアドセンスのサイト追加審査に通らずに苦戦中です)。

アドセンスのサイト追加審査に落ちたケース|価値の低い広告枠(コンテンツの量が不十分なサイト)って?

 

手数を打つか、大きい一発を狙うか

 

私の経験上、毎日アクセスを稼ぎやすいジャンルほどクリック単価は低い傾向にあるような気がするのですが、どちらが稼ぎやすいかということを考えたら人によって考え方は変わるのではないかと思います。

例えば私の不動産ジャンルでクリック単価が50円ということを考えると、クレジットカードに特化しているブログなんかではもっと高いクリック単価になることが予想できます。

 

まぁクレジットカードの特化ブログなら、アドセンスじゃなくてASP案件に流した方が断然儲かるんじゃないかとは思いますが…。

 

とは言いながらも、そういう稼げるジャンルで莫大なアクセスを稼ぐのは非常に難しいです。

誰でもPV数だけを増やすのであれば、芸能情報などのトレンドを追いかけていれば1日に1万PVくらいは割と簡単に狙えるような気がします。ただし、それでクリック単価が30円というのは難しいのではないかと。

 

だったら「いたずらにPVを追いかけるのではなく、少ないPVでもコンスタントに毎日稼いでくれるアドセンスブログを作る」というのも立派な戦略の1つです。

手数を打つか、大きい一発を狙うか。どっちも戦術としては有効だと思うので、自分にとってやりやすそうだと思う方法を取ってみてはいかがでしょうか?

 

グーグルアドセンスのクリック率に対する考え

広告をクリックしやすい層が存在する

 

基本的に広告は、クリックしやすい層とクリックしにくい層がいると言われています。例えば私は、昔から「広告をクリックする人の意味が分からない」という考えでした。

そして「ブログ広告なんてものは誤クリックを誘い出して、それを誤クリックだと認識させないことが重要」だと思っていたのですが…。

意外と世の中には広告をクリックする人がいるということで、ブログ歴が3年超になった今でも驚いています。

 

そしてクリックしやすい層を集めることに特化しているブログサイトは、それだけクリック率も高くなる傾向にあると言えるでしょう。

いくらクリック率が高いブログであっても、私のような読者を何千・何万と集めたところでクリック数は0ですからね。

 

あとはクリックしやすい層にも「お金を落としやすい層、落としにくい層」が存在します。前者なら広告主も自社広告を見てもらいたいと考えるはずなので、結果的にクリック単価も上がる傾向が強いです。

クリック率を語るなら、まずはメインの読者層が何なのかという部分も含めて、ブログで扱っているジャンルなどが非常に重要な意味を持ちます

まずはここをしっかりと明かしてくれているブログでもない限り、これらの情報を鵜呑みにするのは危険と言えるかもしれません。

 

人にいかに広告を踏ませるかを考える読者層は、いわゆる広告を踏みにくい層じゃないかと思うので、グーグルアドセンスに関する記事は収益化が難しいということで古い記事が多いのではないかと思います(もしくは「稼ぐ方法を教えます」という内容の情報商材やnote販売に移行するケースが多い)。

 

「これがベストな配置!」という考えは危険

 

アドセンスに関する記事を探していると「クリック率を上げられるテクニック」のようなものも散見されます。「アドセンスのベストな配置はこれだ!」みたいな記事ですね。

個人的には、これを鵜呑みにしたって何もいいことは無いんじゃないかと思うのですが、割とこういう情報に踊らされてしまう初心者の方も多いのではないでしょうか?

 

私の考えでは「ブログに掲載しているアドセンス広告のクリック率なんて、ジャンルによって変わる部分が大きいから、配置どうこうでそんな数%も変わることってあるんだろうか」という疑問があります。

もちろん実際に「〇〇%に上がった!」という記事タイトルならそれは本当なんでしょうが、私としては「その人がそうであっただけ」という冷めた感じになることが多いです。

 

例えば「目次後のアドセンス広告が1番クリックされる」というデータが出ているんだとすれば、それは単にその人のリード文に揺さぶられなかった読者が多いとか、目次を見て「あ、この記事は読まなくていいや」と判断されて、広告から離脱されているだけという可能性も残りませんか?

 

クリック率を上げたいなら、長いスパンで自分自身で検証するべき

 

人によって文章のスキルは大きく変わるので、最後まで読まれる記事を書ける人もいれば、途中で離脱されてしまうことが多いという人もいるでしょう。

最後まで読まれるのであれば記事下の広告も見られるでしょうが、途中で離脱されてしまうのであれば記事下の広告は意味を成しません。単純な話ですよね?

 

そんな中、Aさんの検証データがそうだったからと言って、あなたにそれが当てはまるというケースは非常に少ないのではないかと言えます。

それに人によっては、1ヶ月にも満たない検証データを自信満々に公開している人もいるので、その情報が信頼に足るデータなのかどうかという部分も重要です。

 

アドセンス広告には収益が上がりやすい時期なども存在するので、個人的には「半年くらいは様子を見たい」と思うのですが、人によっては数日間であたかも「これで収益が上がる!」と大々的にアピールしている人もいるので注意しましょう。

 

最後に

アドセンスの記事に関しては「ジャンルによる/人による」という結論を言ってしまうと、身も蓋もないという部分もあって、ある程度の答えを用意して書かれているケースが多いです。

 

しかし多くの人が取り上げているクリック単価、クリック率は、鵜呑みにすると痛い目に遭うケースも少なくありません。

こういう時こそ「周りは周り、自分は自分」という考えを持って、自分だけのブログ運営を心掛けてみてください。