2017年以前にアフィリエイト界で大ブームとなったぺラサイトブーム。最近ではぺラサイトを見る機会がめっきり少なくなったように思います。
ぺラサイトというのは「ペラッペラなサイト」の略語だと思うのですが、いわゆるライバルが弱い部分を、最低限の労力を使ってピンポイントで攻めるという戦略です。
2019年現在、今でもちらほらシリウスとの抱き合わせでぺラサイトをおすすめしている自称インフルエンサーがいますが、私の中ではこれはおすすめしていません。
というわけで今回は、2019年以降のアフィリエイトでぺラサイトをおすすめしない理由についてご紹介します。
私がぺラサイトをおすすめしない理由
私が2019年現時点でのアフィリエイトでペラサイト戦略をおすすめしない理由は「ペラサイトで稼ぎました系アフィリエイター」がかなり増えてきたように思うからです。
どんな世界にも共通して言えることですが、最先端の位置に居る人ならまだしも、末端まで美味しい話が転がってくるということは普通は考えられません。
私はワードプレスでトップページだけのサイトを作って、そのトップページ内にコンテンツを突っ込むというカタチのペラサイトは3桁以上作ったことがあります。
残念ながらシリウスと呼ばれるソフトは使用したことがないのですが、最近になってYouTubeで「ペラサイトはまだまだ稼げるよ!」という情報が増えてきたような気がしました。
基本的に「〇〇は儲かる」という話が、そのジャンルに精通していない一般人までに降りてくるようになった頃は、もう既に市場がしゃぶり尽くされている状態であると認識した方が間違いないです。
仮想通貨の時もそうでしたが儲かる時は黙って儲けまくり、もう仮想通貨で稼ぐのは難しいと考えて撤退した人の中の一部が「私は仮想通貨でこれだけの実績を挙げました」というエサで初心者を釣るという光景は、アフィリエイト界でもよく見られる光景と言えるでしょう。
なんで「ペラサイトで儲かる」という情報を流す人がいるのか。それは「自分がペラサイトを作るよりも、ペラサイトを作って儲けたい人を集めた方が儲かるから」です。
人によっては「じゃあまだペラサイトは儲かるんじゃん!」と思うかもしれませんが、100人くらいの初心者アフィリエイターにアホみたいな作業料を押し付ければ、その中の1人か2人は成功すると思います。
▶情報商材・有料ノウハウ詐欺が蔓延!?騙されない為のワンポイントアドバイス
ぺラサイトで上位表示できているキーワードある?
少し前までは商標名(商品名)でサイトを作るにしても、みんなが攻めないようなキーワードでサイトを作って勝負するという方法が通用しました。
例えば「すっぽん小町」を例に挙げると「すっぽん小町+最安値」とか「すっぽん小町+効果」とか「すっぽん小町+クチコミ」なんかは割と強いサイトが取っていますが、ネガティブキーワードなら競合サイトにも勝ちやすいんですよね。
ここで言うネガティブキーワードというのは「すっぽん小町+副作用」とか「すっぽん小町+効果なし」とか。
人によっては「効果なしって入れて検索してくるような人に訴求して売れるの?」と思うかもしれませんが、意外と売れます。
このネガティブキーワードをサイトタイトルに組み込んで、1ページに5000文字以上突っ込むことで、競合サイトがあまり重視していない2語キーワードなら、ペラサイトでも割と簡単に取れたという時期がありました。
さて、今はどうでしょうか?シリウスのサイトはまだ見ますが、それでも何ページかを内部リンクで構成している小型サイトはあっても、完全なペラサイトって見ないような気がしませんか?
「いや、まだペラサイトあるよ!」という人へ
私が参入しているジャンルで、上位表示に成功しているぺラサイトはほとんどありません。
がっつり探せばまだあるのかもしれませんが、割と成約に近い位置での2語キーワードなんかだと、ペラサイトではやや厳しいんじゃないかと思っています。
もし皆さんが、攻めようとしているキーワードで上位表示しているサイト群の中にペラサイトがあるのであれば、それはお宝キーワードの可能性があるので、絶対に攻めましょう。
私ならペラサイトではなく数記事入れたワードプレスで勝負しますが、表示速度にこだわったワードプレスで小型~中型のサイトを作れば、割と簡単に抜けるんじゃないかと思います。
少なくとも同じペラサイトでクオリティ勝負になるよりは、5ページ~10ページくらい書いて内部リンクを使った方が上位表示しやすいはずです。
ペラサイトじゃなくて小型サイトじゃダメなの?
ペラサイトで勝負したいと考えている人は、なぜペラサイトにこだわるのでしょうか。私が考えるに「1ページのサイトなら作りやすい」と考えているからだと思います。
特に商標サイトなんかだと、自分に興味のあまり無い商標について10記事も20記事も書くなんて結構しんどいですよね。
だから「ペラサイトでも収益が挙がるなら、そっちの方が楽そう」という考えがあるのでは?
アフィリエイトは日々移り変わりゆくものなので、昨日まで通用していた戦法が明日も通用するとは限らないわけですが、それでも今日まで「被リンク」は間違いない要素だと言われています。
自演リンクやブラックなSEOに対してGoogleがペナルティを課すのも、見方を変えれば「それが意味のある反則だから」というのが分かるでしょう。
ページ数が増えて大規模サイトになると、流入のないコンテンツは削除した方が効果的だというケースもありますが、これはあくまで数百記事以上(特に1000記事以上入っているサイトの場合に多い気がする)の話です。
10記事以内のサイトでちゃんと観点をずらして書いて、それぞれを補足的な意味合いで内部リンクで繋げば、より上位表示しやすくなると思いますよ。
ペライチというペラサイト作成サービスについて
実は先日、ペラサイトに特化したサービス「ペライチ」にて初めてサイト作成をしてみました。
直感的な操作で、誰でも簡単に商品LPのようなサイトが作れるので、割とありなんじゃないかと思っています。
しかもペライチの場合は、ドメインパワーが強いと言われているので、自分でワードプレスを使ってドメインパワーを育てるよりも、やり方次第では最低限の労力で上位表示が狙えるんじゃないかと思いました。
これについては現在進行形で検証中です。1サイトなら無料で利用できるので、興味のある方はぜひ利用してみてください。
▶上位表示できる「ペライチ」の特徴|誰でも簡単オシャレに作れるペラサイト
最後に
ペラサイトを含む小規模サイトの良い部分は「H1タグ(サイトタイトル)で狙ったキーワードが攻めれる」という部分だと思います。
さすがに大規模サイトで「すっぽん小町+効果なし」を攻めるわけにはいかないですから。
「効果なし」というキーワードで攻めるにしても、最終的には「効果が無いって言われているけど、こういう嬉しい効果が期待できますよ」という方向に持って行くことが大多数だと思うので、あとはその根拠や最安値情報などで数記事書いて内部リンクで繋げればOK。
個人的には今からペラサイトに取り組むよりは、5記事でも10記事でも入れたワードプレスのサイト作りの方が十分に戦えると思います。
有料テーマを買う必要はありませんが、サイトの表示スピードは速ければ速いほど望ましいので、そのあたりと記事のクオリティにだけは気を遣ってみてください。